第4回ABEMAトーナメント~4月17日放送、予選Aリーグ第二試合・チーム藤井VSチーム三浦 事前特集~

第4回ABEMAトーナメント~4月17日放送、予選Aリーグ第二試合・チーム藤井VSチーム三浦 事前特集~

ライター: 相崎修司  更新: 2021年04月15日

 第4回ABEMAトーナメント、4月17日(土)に放映されるのは予選A組2回戦。チーム藤井こと「最年少+1」(藤井聡太王位・棋聖、高見泰地七段、伊藤匠四段)対チーム三浦こと「シン・ミレニアム」(三浦弘行九段、高野智史五段、本田奎五段)のカードだ。それぞれのメンバーがこれまでの団体戦でどのような成績を上げたか、紹介する。

藤井 10勝4敗
(渡辺明名人に1勝0敗、羽生善治九段に2勝0敗、佐藤康光九段に2勝0敗、森内俊之九段に0勝1敗、広瀬章人八段に0勝2敗、斎藤慎太郎八段に1勝0敗、阿部光瑠六段に2勝0敗、石井健太郎六段に1勝0敗。以上が第3回の結果。第4回は船江恒平六段に1勝1敗)
高見 5勝7敗
(渡辺名人に1勝1敗、森内九段に1勝2敗、木村一基九段に1勝2敗、石井六段に0勝1敗。以上が第3回の結果。第4回は稲葉陽八段に1勝1敗、久保利明九段に1勝0敗)
伊藤 2勝0敗
(第4回が初参加で、久保九段に1勝、船江六段に1勝)

三浦 6勝5敗
(渡辺名人に1勝0敗、豊島将之竜王に1勝0敗、広瀬八段に1勝0敗、菅井竜也八段に0勝2敗、佐々木勇気七段に2勝1敗、石井六段に0勝1敗、黒沢怜生六段に1勝1敗。以上は全て第3回の成績)
高野 5勝7敗
(広瀬八段に0勝1敗、近藤誠也七段に0勝2敗、 石井六段に1勝0敗、 青嶋未来六段に2勝0敗、今泉健司五段に1勝2敗、斎藤明日斗四段に1勝2敗。以上は全て第3回の成績)
本田 3勝7敗
(渡辺名人に0勝1敗、豊島竜王に2勝1敗、久保九段に0勝2敗、広瀬八段に0勝1敗、近藤七段に0勝1敗、黒沢六段に0勝1敗、青嶋六段に1勝0敗。以上は全て第3回の成績)

また、それぞれのメンバー同士の公式戦戦績は以下の通りである。

藤井―三浦 藤井の2勝1敗
藤井―高野 藤井の1勝0敗
藤井―本田 過去に対戦無し

高見―三浦 過去に対戦無し
高見―高野 高見の2勝1敗
高見―本田 過去に対戦無し

伊藤―三浦 過去に対戦無し
伊藤―高野 過去に対戦無し
伊藤―本田 過去に対戦無し

 四段デビューからまだ半年の伊藤をはじめとして、両チームともに棋士としてのキャリアはまだ長くないメンバーが多い(藤井、本田、伊藤の3名が5年以下。そして10年選手はベテランの三浦だけである)ため、ほとんどが未対戦なのは仕方がない。ただ新人の伊藤は、1回戦の対チーム稲葉戦で、フィッシャールールに対して抜群の適性を見せた。高見も個人では負け越した前回の汚名を雪ぐべく、勝ち越しスタート。そして藤井のフィッシャールールにおける実績は今更いうまでもない。「チーム最年少+1」が連勝して予選通過を決めるか。
対する「シン・ミレニアム」は個人成績からみると苦しそうだが、トータル負け越しでも前回のベスト4まで進んだのはチームワークの良さだ。前回と同一のメンバーで臨む今回も、その団結力に期待したいところである。

 4月17日(土)19時から始まる放映をお楽しみください。

ABEMAトーナメント

相崎修司

ライター相崎修司

2000年から将棋専門誌・近代将棋の編集業務に従事、07年に独立しフリーライターとなる。2024年現在は竜王戦、王位戦・女流王位戦、棋王戦、女流名人戦で観戦記を執筆。将棋世界などにも寄稿。

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