棋譜利用のガイドライン
竜王戦・棋譜等利用ガイドライン
2022年9月28日
日本将棋連盟
読売新聞社
- 本ガイドライン制定の目的
・竜王戦は、日本の伝統文化である将棋の普及発展を推進し、これに寄与するため、対局する棋士らが所属する日本将棋連盟(以下、「連盟」といいます)と、対局料・賞金および運営経費等を負担する主催社(読売新聞社を指します。以下、「主催社」といいます)とが共同で主催し、運営してきました。
・また、連盟および主催社は、竜王戦の対局記録である「棋譜」、および竜王戦の対局に関する映像(静止画・動画を問いません。以下同じです)を自ら独占的に利用するとともに、放送事業者やインターネット配信事業者、印刷媒体等の第三者が「棋譜」を利用し、または竜王戦の対局に関する映像を撮影・録画し、その映像を利用することを希望する場合には、連盟および主催社による有償の利用許諾等を求め、これにより適正な権利・利益の保護を図るとともに、竜王戦の維持・発展に努めてきました。
・他方で、近時、ソーシャルメディアの普及により、ブログやSNS、動画投稿・共有サービス等において、連盟および主催社等に無断で、「棋譜」や竜王戦の対局に関する映像を利用したコンテンツを掲載し、配信しているケースが散見されます。
・こうした行為が無制限に行われれば、連盟および主催社のみならず、協賛金を拠出して竜王戦を支えている協賛社(特別協賛社を含みます。以下同じです)が有する権利・利益が害され、竜王戦の存続が危ぶまれます。さらに、竜王戦の対局に関する映像に係る著作権や、棋士に関する肖像権等も保護されず、公正な状態とはいえません。
・そこで、連盟、主催社および協賛社が有する権利および利益を適正に保護しながら、竜王戦を維持・発展させるとともに、「棋譜」や竜王戦の対局に関する映像を適切に利用いただくための遵守事項や手続に関する基本的なルールを、本ガイドラインに定めるものとします。 - 連盟および主催社等が有する権利および利益
・連盟および主催社は共同して竜王戦の主催・興行について独占的な権利および利益を有しています。「棋譜」および竜王戦の対局に関する映像は、まさに竜王戦における対局の経緯およびその結果を記録するものであり、また、棋譜が情報価値として極めて高い鮮度を有すること、棋譜自体の蓄積は保護されるべき財産にあたることなどからして、連盟および主催社は、主催権・興行権等に基づき、これらを独占的に利用し、また第三者に利用を許諾する権利および利益を有しており、これを侵害する行為は不法行為に該当します。
・また、竜王戦の対局に関する映像に係る棋士の肖像権は、本ガイドラインを通じて保護すべき権利です。竜王戦の対局に関する映像に係る著作権等も同様に本ガイドラインを通じて保護すべき権利です。よって、権利者の許諾を得ることなく、棋士の肖像権や映像著作権を不当に害することは、不法行為や著作権侵害に該当します。 - 棋譜等とは
・竜王戦対局の指し手進行を再現した「盤面図」(静止画・動画を問いません)、および符合・記号による「指し手の文字情報」を、「棋譜」といいます。
・棋譜と、連盟および主催社が著作権を有する竜王戦の対局に関する映像とを合わせて、「棋譜等」といいます。 - 対象対局
本ガイドラインの対象は、連盟が主催社とともに主催する竜王戦の七番勝負、決勝トーナメント、ランキング戦(出場者決定戦、昇級者決定戦、残留決定戦を含む)のすべての対局です。 - 本ガイドラインに基づく利用許諾の対象
- 対象になるもの-棋譜等
・目的および有償・無償を問わず、棋譜等を利用して、文字情報、図面(静止画・動画を問いません)、音声、盤面、ディスプレイ、集団演技等によって、刊行物、頒布物、放送、公衆送信、上映、上演等の媒体上に竜王戦対局の指し手順を再現する場合その他の目的で利用する場合には、本ガイドラインに定める連盟および主催社の利用許諾が必要です。
・ただし、以下の範囲で棋譜等を利用する場合には、例外的に、連盟および主催社による利用許諾があるものとみなします(利用許諾の申請は不要です)。
○個人が家庭内で私的に棋譜等を楽しむこと
○個人がご自身のブログ、ウェブサイト、SNS、動画投稿・共有サービス等において、盤面図を利用せず、かつ、1対局につき合計10手以内の範囲において当該対局の指し手に言及すること(ただし、単独または複数の方が複数のウェブサイト・アカウント等を用いて実質的に同一の利用をしていると連盟または主催社が判断した場合、当該利用に際して、盤面図の利用または1対局につき合計10手を超えて指し手に言及するには連盟および主催社の許諾が必要です) - 対象外のもの-放送事業者等の第三者が著作権を有する竜王戦の対局に関する映像
・本ガイドラインは、連盟および主催社以外の第三者(放送事業者および新聞社、通信社等)が著作権を有する竜王戦の対局に関する映像の利用について、その利用許諾の手続を定めるものではありませんので、この利用を希望される場合には、連盟または主催社まで別途お問い合わせください。
- 対象になるもの-棋譜等
- 本ガイドラインに基づく利用許諾の方法
・棋譜を利用する場合の許諾の範囲と方法は以下のとおりとします(ただし、単独または複数の方が複数のウェブサイト・アカウント等を用いて実質的に同一の利用をしていると連盟または主催社が判断した場合には、当該利用の範囲を基に連盟および主催社の許諾が必要です)。ただし、以下で原則として許諾することとしている利用申請があった場合でも、申請者の過去の本ガイドラインの遵守状況、棋譜等の利用目的および方法その他の利用に関する状況を考慮して許諾の可否が判断されるため、許諾を保証するものではありません。なお、利用料等の詳細については別途、運用細則で定めるものとします。
○連盟および主催社は、次に掲げる棋譜の利用について、本ガイドラインに定める利用許諾の申請がある場合でも、原則として、利用を許諾しません。
対局当日の棋譜の利用
対局終了翌日から2か月以内において、以下いずれかに該当する場合
3局面を超える盤面図の利用(通局利用を含みます)
合計30手を超える指し手の文字情報の利用(通局利用を含みます)
○連盟および主催社は、次に掲げる棋譜の利用について、本ガイドラインに定める利用許諾の申請がある場合には、原則として、無償で許諾します。
対象対局の終局図および2日制対局の1日目終了時点の指しかけ図の利用
対局終了翌日から2か月以内において、以下いずれの条件も満たす場合
1局面以内の盤面図の利用
合計10手以内の指し手の文字情報の利用
対局終了日から2か月経過後において、以下いずれの条件も満たす場合
3局面以内の盤面図の利用
合計30手以内の指し手の文字情報の利用
○連盟および主催社は、次に掲げる棋譜の利用について、本ガイドラインに定める利用許諾の申請がある場合には、原則として、有償で許諾します。
対局終了翌日から2か月以内において、以下いずれの条件も満たす場合
3局面以内の盤面図の利用
合計30手以内の指し手の文字情報の利用
対局終了日から2か月経過後において、以下いずれかに該当する場合
3局面を超える盤面図の利用(通局利用を含みます)
合計30手を超える指し手の文字情報の利用(通局利用を含みます)
・連盟および主催社が著作権を有する竜王戦の対局に関する映像を利用する場合には、連盟および主催社の許諾が必要となります。 - クレジットの表示
・前記6に基づく棋譜等の利用に当たっては、必ず利用媒体中に、連盟および主催社が指定するクレジットを表示してください。 - 主催者・協賛社に不利益となる利用方法の禁止
・前記6に従い棋譜等を利用する場合、連盟、主催社または協賛社の不利益となる行為は禁止します。(不利益となる行為には、連盟、主催社または協賛社の信用を損なうおそれのある行為、利用に伴って主催社または協賛社の競合事業者の広告〔運用型広告を含みます〕を掲載し、主催社または協賛社の権利・利益を侵害する行為を含みます〔ただし、放送機関、新聞社、通信社その他の報道機関が報道目的で、目的上正当な範囲内で使用する場合を除きます〕) - 教育・普及目的の利用
・教育・普及・指導目的の棋譜等利用については、利用目的や利用方法を確認の上、利用料を減免することがあります。 - 許諾の取り消し
・連盟および主催社が、棋譜等の利用を許諾した場合であっても、連盟または主催社が以下に該当すると判断した場合には許諾を取り消すことがあります。連盟または主催社から許諾の取り消しを通知された場合は、ただちに棋譜等を削除しなければなりません。なお、支払い済みの利用料は一切返金されません。
○本ガイドラインに違反した場合
○連盟、主催社、協賛社または棋士らを誹謗中傷するなど、棋譜等が不適切に利用され、またはそのおそれがある場合(掲載されたコンテンツに対するコメント等の内容が不適切であると判断される場合を含みます) - 本ガイドラインの性格
・本ガイドラインは、2022年10月に始まる第35期竜王戦七番勝負から適用します。
・竜王戦の対局に適用される本ガイドラインは、他の棋戦とは異なる規定を設けておりますので、本ガイドラインの各項目を十分に確認の上、ご利用ください。
- 利用申請
・本ガイドラインで主催者の利用許諾が必要とされる棋譜等の利用を希望される場合は、下記URL記載のフォーム(日本将棋連盟の申請窓口)から、利用日の1週間前までに必ず利用申請を行ってください。主催者の事前の許諾を得た場合に限り、棋譜等を利用することができます。
・申請先:https://www.shogi.or.jp/form/inquiry/post_9.html
以上
お~いお茶杯王位戦における棋譜利用ガイドライン
新聞三社連合、日本将棋連盟
- 棋譜利用について
お~いお茶杯王位戦の主催者(新聞三社連合、日本将棋連盟)は、日本の伝統文化である将棋の普及発展に向けて同棋戦を共同で運営しています。公式戦の対局記録である棋譜については、主催者が独占的に利用する権利および利用を許諾する権利を有しています。こうした主催者の権利を適正に保護しつつ、第三者が棋譜を公正・公平に利用するために守っていただくべき事項や手続き等を本ガイドラインに定めました。棋譜の利用を希望される場合は、本ガイドラインの規定にそって、所定の手続きを行ってください。 - 対象対局
お~いお茶杯王位戦に関わるすべての対局(予選、挑戦者決定リーグ、挑戦者決定戦、七番勝負)が対象です。 - 「棋譜」とは
本ガイドラインでは、公式記録に基づいて公式戦対局の指し手進行を再現した「盤面図」(静止画・動画を問わず)、および符号・記号による「指し手順の文字情報」を含めて「棋譜」といいます。公式戦対局の指し手情報をもとに第三者が自ら作成したものも「棋譜」に当たります。 - 「棋譜の利用」とは
商用・非商用を問わず、棋譜を使って、公式戦対局の指し手順を、文字情報、図面(静止画または動画)、音声、盤面、ディスプレイ、集団演技等によって、刊行物、頒布物、放送、公衆送信、上映、上演等の媒体上に再現することをいいます。 - 「棋譜」の利用方法
- 対局終了後、1年が経過した棋譜は主催者への申し込みなしで利用できます。ただし、日本将棋連盟が有償公開している棋譜は、8に定める私的利用を除き、11に記したURLの申し込みフォームからの申し込みが必要です。
- 対局終了後、1年が経過していない棋譜を利用する際は、8に定める私的利用を除き、形態、期間、商用・非商用にかかわらず、11に記したURLの申し込みフォームからの申し込みが必要です。申し込み内容を確認のうえ、主催者から利用の可否と利用条件(利用料を含む)をお知らせします。
- 利用料は商用・非商用、法人・個人で異なります。
- TwitterやYouTubeなどインターネット上での棋譜の利用は、閲覧が有償であるか否かにかかわらず、また、配信者が広告料収入を得るか否かにかかわらず、8に定める私的利用を除き、「商用」とみなします。
- クレジット、棋戦名について
8に定める私的利用以外で、棋譜を利用する際は「主催:新聞三社連合、日本将棋連盟」のクレジットを表記してください。また、棋戦名は「お~いお茶杯第〇期王位戦」と表記してください。(第61期以前の場合は「王位戦」と表記してください) - 許諾後に利用できる棋譜の範囲
1局当たり利用できる棋譜の範囲は原則、新聞・雑誌などの紙・電子媒体は10手までと盤面図2枚まで。動画は10手までとそれに伴う盤面図です。盤面図だけの利用も10局面までです。 - 「私的利用」の範囲
個人的に、または家庭内など限られた範囲で棋譜を楽しむ「私的利用」の場合は、主催者の事前の許諾を得ることなく、無料で利用することができます。また、個人がSNSやブログで収益化せずに棋譜を利用する場合、1アカウントにつき7の規定を超えない範囲までは「私的利用」とみなします。 - 教育・普及目的での利用
学校等の教育機関や将棋教室等における将棋の普及啓発を目的とした棋譜の利用についても、11に記した申込先から申し込んでください。利用目的や利用方法を確認のうえ、利用料を減免します。 - 許諾の取り消し
主催者が棋譜の利用を許諾した場合であっても、主催者または棋士等を誹謗中傷するなど、棋譜の利用(それらに伴うコメント部分を含む)が不適切だと主催者が判断した場合、許諾は取り消されます。主催者から許諾の取り消しを通知された場合は直ちに棋譜を削除しなければなりません。なお、支払い済みの利用料は返金しません。 - 申し込み
「棋譜」の利用を希望される方は、下記URL記載のフォーム(日本将棋連盟の申請窓口)より必ず利用申し込みを行ってください。
■申込先:https://www.shogi.or.jp/form/inquiry/post_9.html - ガイドラインの更新
本ガイドラインは随時更新されます。「棋譜」を利用する際は、最新のものをご確認ください。
2022年6月27日制定
王座戦における棋譜利用ガイドライン
- ガイドライン制定の目的
主催者は、日本の伝統文化である将棋の普及振興を図るため、王座戦の運営に当たっています。公式戦の対局記録である棋譜については、主催者が優先的使用権及び利用許諾権を有しています。これら主催者が有する権利は適正に保護される必要があります。このため、第三者が棋譜を利用するに当たって、ご理解いただき、守っていただくべき事項や手続き等を本ガイドラインに定めます。 - 「棋譜」とは
本ガイドラインでは、公式記録に基づいて指し手進行を再現した盤面図(静止画・動画を問わず)、および符号・記号による「指し手順の文字情報」を含めて「棋譜」と言います。 - 「棋譜の利用」とは
目的ならびに有償・無償の別を問わず、上述の「棋譜」を使って、公式戦対局の指し手順を、文字情報、図面(静止画または動画)、音声、盤面、ディスプレー、集団演技等によって、刊行物、頒布物、放送、公衆送信、上映、上演等の媒体上に再現することを言います。 - 対象対局
本ガイドラインでは、以下の対局を対象とします。
・王座戦 - 「棋譜」の利用許諾
「棋譜の利用」に当たっては、以下の各項目を確認、順守してください。
- 3図までは商用/非商用、また期間にかかわらず申し込み不要で利用可とします。なお、1図とは対局中の盤面図1枚とします。
- 4項に掲げる対局の「棋譜の利用」について、本項(1)を除き、対局日から3か月は商用、非商用を問わずお断りします。対局日から3カ月経過後は非商用に限り無償で使用可としますが、商用の場合は第6項記載の要領でお申し込みください。内容を確認のうえ、可否等をご連絡します。
- 動画配信サイトでの「棋譜の利用」は、動画の閲覧が有償であるか否かにかかわらず、また、配信者が広告料収入を得るか否かにかかわらず「商用」とみなします。
- 盤面図前後の指し手順の文字情報の記載は計10手までに、また「指し手順の文字情報のみ」の記載の場合も計10手までとします。
- 申し込み
前項に定める通り、商用で「棋譜」の利用を希望する方は、以下URL記載のフォーム(日本将棋連盟の申請窓口)により必ず利用申し込みを行ってください。
また使用される際は、以下のクレジットを表記してください。
・「第○期王座戦○番勝負 第○局」/「第○期王座戦本戦○回戦」/「第○期王座戦○次予選」
・「主催:日本経済新聞社、日本将棋連盟」
棋王戦の棋譜利用ガイドライン
- ガイドライン制定の目的
主催者(共同通信社と観戦記掲載の21新聞社、日本将棋連盟)は、日本の伝統文化である将棋の普及発展を推進するため、棋戦を運営しています。主催者は、棋戦の対局記録である「棋譜」について、独占的または優先的に掲載・利用する権利及び利用を許諾する権利を有しています。こうした主催者の権利を適正に保護しつつ、棋譜を利用していただくため、ご利用時の遵守事項や手続き等について、基本的なルールとなる本ガイドラインを定めます。
観戦記掲載の21新聞社は河北新報、下野新聞、千葉日報、山梨日日新聞、新潟日報、信濃毎日新聞、静岡新聞、北日本新聞、北國新聞、京都新聞、山陽新聞、中国新聞、日本海新聞、山陰中央新報、愛媛新聞、高知新聞、長崎新聞、佐賀新聞、熊本日日新聞、南日本新聞、沖縄タイムス。 - 対象対局
棋王戦のすべての対局が対象です。 - 「棋譜」とは
対局の指し手進行を再現した「盤面図」(静止画・動画を問わず)、および、符号・記号による「指し手順の文字情報」を含めて、「棋譜」といいます。 - 「棋譜の利用」とは
目的ならびに有償・無償の別を問わず、棋譜を使って、公式戦対局の指し手順を、文字情報、図面(静止画または動画)、音声、盤面、ディスプレイ、集団演技等によって、刊行物、頒布物、放送、公衆送信、上映、上演等の媒体上に再現することをいいます。 - 「棋譜」の利用許諾
営利を目的とする「棋譜の利用」については、第6項記載の要領でお申し込みください。内容を確認のうえ、利用の可否と利用条件(利用料を含む)をお知らせします。なお、盤面図2枚(計10手)を超える「棋譜の利用」は、対局日から6カ月はお断りします。 - 申し込み
棋譜利用をご希望の際は、下記の日本将棋連盟申込フォームにより、利用申し込みを行ってください。事前の許諾を得たうえで、「第○期棋王戦」「共同通信社と観戦記掲載の21新聞社、日本将棋連盟主催」のクレジットを表記してください。また「○○新聞社、△△新聞社など21新聞社と共同通信社、日本将棋連盟主催」と個別新聞社名を一つもしくは複数入れる表記も認めます。
<申し込み先>
日本将棋連盟申し込みフォームhttps://www.shogi.or.jp/form/inquiry/post_9.html - 許諾の取り消し
棋譜の利用を許諾した場合であっても、主催者または棋士らを誹謗中傷するなど、棋譜の利用(それらに伴うコメント部分を含む)が不適切だと主催者が判断した場合、許諾を取り消すことがあります。主催者から許諾の取り消しを通知された場合は直ちに棋譜を削除しなければなりません。なお、支払い済みの利用料は一切返金しません。 - 更新
「棋王戦の棋譜利用ガイドライン」は、随時更新されることがあります。棋譜のご利用にあたっては、最新のものをご確認くださいますようお願いします。
棋譜ガイドラインFAQ
Q)「営利を目的とする」とは。
A)閲覧への課金や広告掲載を行うなど、棋譜利用により直接または間接に収益化を図ることは「営利を目的とする」ものとみなされます。
王将戦における棋譜利用ガイドライン
- ガイドライン制定の目的
王将戦主催者(日本将棋連盟および毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社)は、日本の伝統文化である将棋の普及発展を推進するため、王将戦を運営しています。棋戦の対局記録である「棋譜」について、主催者は新聞、出版物、電子媒体、放送媒体で独占的に掲載・利用する権利及び利用を許諾する権利を有しています。こうした主催者の権利を適正に保護しつつ、第三者が棋譜を公正・公平に利用するために遵守していただくべき事項や手続き等について、基本的なルールとなる本ガイドラインを定めました。棋譜の利用を希望される場合は、本ガイドラインの規定に沿い、所定の手続きを取ってください。 - 「棋譜」とは
公式記録に基づいて公式戦対局の指し手進行を再現した「盤面図」(静止画・動画を問わず)、および、符号・記号による「指し手順の文字情報」を含めて「棋譜」といいます。 - 「棋譜の利用」とは
商業的利用であるかどうかを問わず、棋譜を使って、公式戦対局の指し手順を、文字情報、図面(静止画または動画)、音声、盤面、ディスプレイ、集団演技等によって、刊行物、頒布物、放送、公衆送信、上映、上演等の媒体上に再現することをいいます。 主催者の許諾を得た放送配信事業者(囲碁将棋チャンネル)の中継する対局の映像をもとに自ら棋譜を作成することも「棋譜の利用」にあたります。 - 対象対局
王将戦にかかわるすべての対局(予選、挑戦者決定リーグ、挑戦手合七番勝負)が対象です。
- 「棋譜」の利用許諾
- 「棋譜の利用」に当たっては、利用の範囲、形態、期間、商用/非商用にかかわらず、8項に掲載するURLからお申し込みください。内容を確認のうえ、主催者から利用の可否と利用条件(利用料を含む)をお知らせします。
- 利用料は商用、非商用で異なります。また、当該対局から2カ月が経過した後に利用料を引き下げるか、もしくは無料とします。
- SNSやブログ、動画サイトでの「棋譜の利用」は、次項の「私的利用」にはあたりません。なお、情報発信者が広告収入を得るか否かにかかわらず、当該サイトの閲覧が無料である場合に限り、「非商用」とみなします。
- 対局中の「棋譜の利用」はお断りします。ただし、挑戦手合では、1日目の対局を対局2日目に利用することは可とします。
- 「私的利用」の範囲
個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲で棋譜を楽しむ「私的利用」の場合は、主催者の事前の許諾を得ることなく、無料で利用することができます。この場合の利用申し込みは不要です。「私的利用」の範囲に含まれるか否かが不明な場合は、8項に掲載するURLまでお問い合わせください。 - 教育・普及目的での利用
学校等の教育機関や将棋教室等における将棋の普及啓発を目的とした棋譜の利用については、利用目的や利用方法を確認の上、利用料を減免します。 - 申し込み
「私的利用」の範囲を超えた「棋譜の利用」を行う場合は、利用の範囲、形態、期間、商用/非商用にかかわらず、下記URLの申込フォームから必ず利用申し込みを行ってください。主催者の事前の許諾を得た場合に限り、棋譜を利用することができます。 また、利用の際は、「毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催」とのクレジットを表記してください。 - 許諾の取り消し
主催者が棋譜の利用を許諾した場合であっても、主催者または棋士らを誹謗中傷するなど、棋譜の利用(それらに伴うコメント部分を含む)が不適切だと主催者が判断した場合、許諾は取り消されます。主催者から許諾の取り消しを通知された場合は直ちに棋譜を削除しなければなりません。なお、支払い済みの利用料は返金しません。
ヒューリック杯棋聖戦における棋譜利用ガイドライン
- ガイドライン制定の目的
ヒューリック杯棋聖戦の主催者(日本将棋連盟および産経新聞社)は、日本の伝統文化である将棋の普及発展を推進するため、ヒューリック杯棋聖戦を運営しています。棋戦を運営する主催者は、棋譜の利用も含む営業上の利益を有しており、これは法的に保護される利益であると認識しています。こうした主催者の利益を適正に保護しつつ第三者に棋譜を利用していただくため、守っていただきたい事項や手続き等について本ガイドラインを定めました。 - 対象対局
本ガイドラインは、日本将棋連盟および産経新聞社が主催する公式戦「ヒューリック杯棋聖戦」(「ヒューリック杯棋聖戦」以前の「棋聖戦」も含みます)のすべての対局(1次予選、2次予選、決勝トーナメント戦、タイトル戦五番勝負など)が対象です。 - 「棋譜」とは
本ガイドラインでは、公式記録に基づいて公式戦対局の指し手進行を再現した「盤面図」(静止画・動画を問わず)および符号・記号による「指し手順の文字情報」を含めて、「棋譜」といいます。公式戦対局の指し手情報をもとに第三者が自ら作成したものも「棋譜」にあたります。 - 「棋譜の利用」とは
商用・非商用の別を問わず、棋譜を使って、公式戦対局の指し手順を、文字情報、図面(静止画または動画)、音声、盤面、ディスプレイ、集団演技等によって、刊行物、頒布物、放送、公衆送信、上映、上演等の媒体上に再現することをいいます。
- 棋譜の利用方法
「棋譜の利用」にあたっては、以下の各項目をご確認ください。
- 商用利用の場合
・対局中の利用はご遠慮ください。
・対局終了後に利用する場合は、第6項の手続きにより主催者の承諾を得てください(ただし、3図までの利用の場合は、主催者の承諾は不要です)。
・利用される際は、以下のクレジットを表記してください。
「第○期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負 第○局」「第○期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント」「第○期ヒューリック杯棋聖戦○次予選」(「ヒューリック杯棋聖戦」以前の「棋聖戦」の場合は、「ヒューリック杯棋聖戦」を「棋聖戦」と表記してください) 「主催:産経新聞社、日本将棋連盟」 - 非商用利用の場合
・対局中の過度な利用はご遠慮ください。
・対局終了後はご利用いただけます(主催者の承諾は不要です)。
・利用される際は、前号に定めるクレジットを表記してください。 - 個人的に、または家庭内で利用する場合
・対局中・対局終了後を問わず、ご利用いただけます(主催者の承諾は不要です)。
・クレジット表記も不要です。
なお、本ガイドラインで「商用利用」とは、ブログやSNSに、閲覧への課金収入や広告収入を得て投稿する場合や、動画配信サイトで広告収入を得て配信する場合など、「棋譜の利用」により直接または間接に収益化を図る利用形態をいい、「非商用利用」とは、ブログやSNSに、閲覧への課金収入や広告収入を得ずに投稿する場合や、動画配信サイトで広告収入を得ずに配信する場合など、「棋譜の利用」により収益化を図らない利用形態をいいます。
- 商用利用の場合
- 申し込み
第5項(1)に基づき、対局終了後に商用で「棋譜の利用」をご希望の際は、下記URL記載の申込フォーム(日本将棋連盟の申請窓口)により、利用申し込みを行ってください。主催者が内容を確認のうえ、利用の可否と利用条件をご連絡いたします。
<申し込み先>日本将棋連盟申し込みフォーム: https://www.shogi.or.jp/form/inquiry/post_9.html - 承諾の取り消し
主催者が「棋譜の利用」を承諾した場合であっても、主催者または棋士らを誹謗中傷するなど、「棋譜の利用」(それらに伴うコメント部分を含む)が不適切だと主催者が判断した場合、承諾を取り消すことがあります。主催者から取り消しを通知された場合は、直ちに棋譜を削除してください。 - 更新
本ガイドライン(「よくあるご質問」を含みます)は随時更新されます。「棋譜の利用」にあたっては、最新のものをご確認くださいますようお願いします
【よくある質問】
Q)ブログやSNSで指し手をつぶやく場合も「棋譜の利用」にあたりますか。
A)Twitterなどで「4三銀は良い手だね」とつぶやくようなケースも「棋譜の利用」にあたります。第5項「棋譜の利用方法」に従ってご利用ください。
2022年6月1日制定
2022年6月2日改定
朝日杯将棋オープン戦における棋譜利用ガイドライン
2023年1月6日
- ガイドライン制定の目的
日本将棋連盟および朝日新聞社は、日本の伝統文化である将棋の普及発展を推進するため、朝日杯将棋オープン戦を主催しています。主催者は、棋戦の対局記録である「棋譜」について、独占的または優先的に掲載・利用する権利及び利用を許諾する権利を有しています。こうした主催者の権利を適正に保護しつつ、棋譜を利用していただくため、利用時の遵守事項や手続き等について、基本的なルールとなる本ガイドラインを定めました。 - 対象対局
本ガイドラインは、日本将棋連盟および朝日新聞社が主催する公式戦「朝日杯将棋オープン戦」のすべての対局が対象です。 - 「棋譜」とは
本ガイドラインでは、公式記録に基づいて公式戦対局の指し手進行を再現した「盤面図」(静止画・動画を問わず)、および、符号・記号による「指し手順の文字情報」を含めて、「棋譜」といいます。 - 「棋譜の利用」とは
目的ならびに有償・無償の別を問わず、棋譜を使って、公式戦対局の指し手順を、文字情報・図面(静止画・動画を問わず)・音声・盤面・ディスプレイ・集団演技等によって、刊行物・頒布物・放送・公衆送信・上映・上演等の媒体上に再現することをいいます。 - 「棋譜」の利用許諾
- 朝日杯将棋オープン戦の棋譜は、以下の範囲について申し込み不要でご利用いただけます。
・個人や家庭内で私的に棋譜を楽しむこと
・個人が営利を目的とすることなく、ご自身のブログ・ウェブサイトやTwitter・YouTube等のSNSアカウントにおいて、1局につき盤面図を1図まで、指し手を計10手まで利用すること。なお、当該利用においては、広告を掲載している場合でも申し込み不要とします。 - (1)の範囲を超えて棋譜を利用する場合は、利用申し込みが必要です。放送やインターネットテレビ、有料の出版物・記事・メールマガジン・ネットサービスなどで利用する場合は、営利目的として料金がかかります。また営利を目的としない利用であっても、(1)の範囲を超えた場合には料金がかかることがあります。料金を含む許諾条件は、具体的な利用方法、目的などによって異なります。
- 盤面図の利用にあたっては、棋戦名、主催者名を表示してください。
例)第16回朝日杯将棋オープン戦 主催:朝日新聞社・日本将棋連盟 - 申し込み不要のケースを除き、対局中の棋譜の利用は、お断りしております。
- 朝日杯将棋オープン戦の棋譜は、以下の範囲について申し込み不要でご利用いただけます。
- 申し込み
棋譜利用をご希望の際は、所定の申込書式または申込フォームにより、利用申し込みを行ってください。主催者の許諾を得た場合、本ガイドライン、その他主催者が別途定める条件に従って棋譜を利用することができます。また、利用する際は、主催者の指定するクレジットを表記してください。
<申し込み先>
日本将棋連盟申し込みフォーム:https://www.shogi.or.jp/form/inquiry/post_9.html - 許諾の取り消し
主催者が棋譜の利用を許諾した場合(利用申し込みの有無を問わず)であっても、主催者または棋士らを誹謗中傷するなど、棋譜の利用(それらに伴うコメント部分を含む)が不適切だと主催者が判断した場合、許諾を取り消すことがあります。主催者から許諾の取り消しを通知された場合は直ちに棋譜を削除しなければなりません。なお、支払い済みの利用料金は一切返金しません。 - 更新
本ガイドラインやFAQは、随時更新されることがあります。棋譜の利用にあたっては、最新のものをご確認くださいますようお願いします。
棋譜ガイドラインFAQ
Q)ブログやSNSで指し手や封じ手をつぶやく場合も申し込みが必要ですか。
A)Twitterなどで「▲4一銀は思い浮かばなかった」「▲7三歩成~▲4四桂の手順は絶妙だったね」とつぶやくようなケースは申し込み不要の範囲に含まれます。1局あたり10手以内をめどとします。
Q)いつ利用するかによって料金は異なりますか。
A)棋戦ごと、対局日からの経過日数によって料金は異なる場合があります。
Q)「営利を目的とする」とはどのような場合ですか。
A)閲覧への課金や広告掲載を行うなど、棋譜利用により直接または間接に収益化を図ることは「営利を目的とする」ものとみなされます。放送やインターネットテレビ、有料の出版物・記事・メールマガジンなどで利用する場合なども営利目的となります。