将棋コラム

【2016年の棋戦振り返り】新名人誕生、里見香奈の女流五冠復帰など

【2016年の棋戦振り返り】新名人誕生、里見香奈の女流五冠復帰など

更新: 2017年01月09日

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今回のコラムでは日本将棋連盟モバイルにおける、非公式戦を除く2016年の中継結果を振り返ります(肩書、段位はいずれも当時)。

タイトル戦(公式戦)

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タイトルの移動は名人のみで、羽生善治名人に挑戦した佐藤天彦八段が4勝1敗で奪取。棋界に大きな衝撃が走りました。

失冠した羽生三冠は郷田真隆王将に挑戦した王将戦に続く敗退(郷田王将の4勝2敗)で心配されましたが、続いて棋聖戦五番勝負、王位戦七番勝負をそれぞれフルセットの末に永瀬拓矢六段、木村一基八段を退けると、王座戦五番勝負では糸谷哲郎八段を相手にストレート防衛を果たしています。

渡辺明竜王(棋王)は棋王戦で佐藤天八段を相手に3勝1敗、竜王戦で丸山忠久九段を相手に4勝3敗のフルセットで、いずれも防衛しました。新年1月からの王将戦、2月からの棋王戦はそれぞれ久保利明九段、千田翔太六段が挑戦者に決まっており、うち棋王戦は渡辺明棋王の永世棋王の資格獲得が懸かるシリーズになっています。

タイトル戦(女流棋戦)

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タイトルの移動は女流王座のみで、加藤桃子女流王座に挑戦した里見香奈女流四冠が3勝0敗のストレートで3期ぶりにタイトルを奪回、女流五冠に復帰しました。里見香女流四冠は岡田美術館杯女流名人戦五番勝負で清水市代女流六段を相手に、大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負で室谷由紀女流二段を相手にそれぞれフルセットまで戦い、また女流王位戦五番勝負では岩根忍女流三段を相手にストレートで、いずれもタイトルを防衛しています。

マイナビ女子オープンは加藤女王が室谷女流二段の挑戦を3勝1敗で退けました(非中継局では、霧島酒造杯女流王将戦三番勝負で里見香女流王将が香川愛生女流三段の挑戦をストレートで退け、クイーン王将に)。新年1月からの岡田美術館杯女流名人戦は、上田初美女流三段が挑戦を決めています。

全棋士(エントリー制を含む)、選抜棋士参加棋戦

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叡王戦は佐藤天彦九段(名人)が八段戦予選から勝ち上がり、決勝三番勝負では千田翔太五段をストレートで下して初優勝しました。今春に行われる第2回電王戦に出場し、第4回将棋電王トーナメントで優勝したソフト、PONANZAと二番勝負を戦います。朝日杯将棋オープン戦は羽生善治四冠が決勝で森内俊之九段に勝ち、3連覇を達成しました。将棋日本シリーズは豊島将之七段が決勝で佐藤天名人を破り、念願の棋戦初優勝を果たしています。

若手棋戦(年齢や段位等、参加制限あり)

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新人王戦は増田康宏四段が、石田直裕四段との決勝三番勝負をストレートで制し、18歳のうちに棋戦初優勝を達成しました。新設された上州YAMADAチャレンジ杯は、船江恒平五段が決勝で千田翔太五段を破り、2011年の加古川青流戦に続いて自身2度目となる棋戦優勝。いずれも新設での優勝という快挙を果たし、それぞれ1回の出場で卒業しています(年末に六段に昇段したため、次回の参加資格を喪失)。

加古川青流戦は井出隼平四段が、石川優太三段との決勝三番勝負を2勝1敗で制し、4月の四段昇段からプロデビュー後7ヵ月弱での棋戦初優勝を果たしました。第2回を迎えた女子将棋YAMADAチャレンジ杯は、渡部愛女流初段(LPSA所属)が決勝で貞升南女流初段を破り、同棋戦負け知らずの2連覇を達成しています。(飛龍)

*写真は名人戦棋譜速報女流王座戦中継ブログ叡王戦中継ブログより引用。

日本将棋連盟モバイル編集局

ライター日本将棋連盟モバイル編集局

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