将棋コラム

谷木世虫

谷木世虫

東東京の下町、粋な向島の出身。大昔ミュージシャン、現フリーランス・ライター。棋力は低級ながら、好きが高じて道場通いが始まる。当初、道場は敷居が高く、入りにくい所だったが、勇気を出して入ると、そこは人間味が横溢した場所だった。前回は、将棋道場で聞かれる数々の「地口」をシリーズで紹介したが、今回は「川柳」がテーマ。これも地口同様、ユーモアと機知に富み、文化として残したいものとの思いで、このコンテツの執筆になった。

将棋地口・第17笑 『両取りヘップバーン』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年12月27日

定休日の月曜、久しぶりに映画を観てきました。将棋クラブのトーナメント戦で提供する賞品を探そうと繁華街に行ったとき、そういえばしばらく映画を観ていないナと思...

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将棋地口・第16笑 『辛い権八、小紫』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年12月23日

今年もあと数えられるところとなり、どことなく気忙(きぜわ)しい気分になってきました。いつの日も1時間は1時間で変わりないのですが、それが殊の外、早く過ぎて...

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将棋地口・第15笑 『くれないお仙』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年12月10日

師走に入り、街では早晩、クリスマスソングが流れる季節で、恋人達に楽しい時期です。若いということは、ただそれだけで素晴らしいこと。できればそんな時代に戻りた...

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将棋地口・第14笑 『なんにもならない裏の柿木』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年10月31日

昔、将棋道場という所に通い始めたころ、どうして平日の真っ昼間に将棋を指している人がいるんだろう、と思ったものでした。今、なぜか将棋クラブの席主をしている自...

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将棋地口・第13笑 『こうやると親が泣く』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年10月18日

10月に入り、やっと凌ぎやすくなってきました。朝晩の涼しさが違います。10月は、「神無月」(かんなづき、かみなしづき)とも言われ、旧暦10月の異称ですが、...

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将棋地口・第12笑 『あっ! と言ったがこの世の別れ』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年08月25日

今年も猛暑が生まれ故郷の南の島に帰り始めました。それにしても、一年が文字どおり飛んでいくように過ぎていきます。そう感じるのは歳を取ったからでしょうか? 秋...

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将棋地口・第11笑 『金桂香は唐の鶏!!』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年08月15日

「まったく暑いね~。毎年、暑くなる気がするね~」 「ほんとほんと、でも俺の将棋はサ、寒さを感じるのよネ~。まるで北極だよ」 まだお盆を過ぎたばかりですから...

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将棋地口・第10笑 『3手・ド・ウ~』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年07月26日

将棋クラブというのは、そこに初めて行く人にとってはかなり入りにくい所ではないでしょうか? 私は今でこそ、棋力は低いながらも将棋クラブの席主をしていますが、...

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将棋地口・第9笑 『辛抱する木に花が咲く』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年07月10日

今しがた、仕事帰りの常連さんが立ち寄ってくれました。得意先と一杯、飲んでの帰りだそうです。 当クラブは禁煙・禁酒・禁賭ですから、お酒を飲んでの入場は"固く...

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将棋地口・第8笑『嫁に行った晩』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年06月25日

ちょっと買い物へと駅の方へ行くと、今日は礼服に白いネクタイをした人を多く見掛けました。ジューンブライド。6月の花嫁は幸せになると言われていますので、今月は...

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