将棋コラム

谷木世虫

谷木世虫

東東京の下町、粋な向島の出身。大昔ミュージシャン、現フリーランス・ライター。棋力は低級ながら、好きが高じて道場通いが始まる。当初、道場は敷居が高く、入りにくい所だったが、勇気を出して入ると、そこは人間味が横溢した場所だった。前回は、将棋道場で聞かれる数々の「地口」をシリーズで紹介したが、今回は「川柳」がテーマ。これも地口同様、ユーモアと機知に富み、文化として残したいものとの思いで、このコンテツの執筆になった。

将棋地口・第7笑 『大岡越前タダ捨ての守』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年06月09日

着物が袷(あわせ)から一重(ひとえ)に変わる季節を迎えています。もっとも最近は、着物を着る人が少なく、更衣(ころもがえ)といってもその趣や情緒はほとんど感...

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将棋地口・第6笑 『ヒエ~山 延暦寺』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年05月25日

『熱きなり 駒音休め 沈丁花』 そこはかとなく匂ってくる沈丁花の甘い香り。季節は自分とは関係なく、確実にその時を刻んでいきます。 私は将棋クラブの席主...

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将棋地口・第5笑 『美空しばり』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年05月10日

人の気持ちというのは、その日の天気や陽気に左右されるもののようで、雨だとなんとなく気も沈み、暖かくなるとウキウキしてくるものです。前回は雪の日の話をお届け...

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将棋地口・第4笑『風呂屋の釜』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年04月25日

 今日はいつになく寒い日で、外ではチラチラ雪が降っています。桜が咲いた卯月(うづき=四月)というのに、やはり地球温暖化の影響でしょうか。オヤ? 温暖化なの...

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将棋地口・第3笑 『アラという魚は骨ばかり』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年04月10日

 我が将棋クラブは海のそばにあるのですが、最近は大きなビルが建ったり、大型デパートが進出したりで、もうすっかり様変わりしてしまい、とても海のそばといった雰...

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将棋地口・第2笑 『宝塚過激団』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年03月20日

 今晩は、仕事帰りに一杯ひっかけて当道場(おっと、将棋"クラブ"でした)に寄ってくれた常連さんがおります。平日の夜、それも9時を回っているのですが、どうい...

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将棋地口・第1笑 『シャ~取る、シアトルはアメリカの港』

Category:エンタメ   writer:谷木世虫   update:2018年03月08日

 今年も早いもので弥生3月となり、だいぶ春めいてきました。とはいえ、まだ朝晩は冷えるのですが、重いコートを脱いで、心も軽やかにスキップし、ルンルン気分で外...

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