将棋コラム

【今日は何の日?】11月3日はあの初代実力制名人が将棋界初の紫綬褒章を受章。

【今日は何の日?】11月3日はあの初代実力制名人が将棋界初の紫綬褒章を受章。

更新: 2016年11月03日

  • Facebookでシェア
  • はてなブックマーク
  • Pocketに保存
  • Google+でシェア

今日は何の日?

11月3日は文化の日。この日は秋の褒章が発令される(春は4月29日)。

そのうち、「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた人」に授与される紫綬褒章は、スポーツ選手や芸能人も対象になるため、ニュースでよく報じられる。将棋界ではこれまでに9人が受章した。棋界初の受章者は1960年11月3日の木村義雄十四世名人だ。ここで木村十四世名人の経歴を紹介しよう。

whatsday_01.jpg

1905年(明治38年)2月生まれ。関根金次郎十三世名人門下。26年3月に八段。38年、第1期名人を決める特別リーグ戦を制して実力制の初代名人に就位した。将棋界の第一人者として「常勝将軍」と呼ばれ、大相撲の横綱・双葉山と並び称された。阪田三吉翁との「南禅寺の決戦」など名勝負を繰り広げた。52年、名人を失冠し、引退。十四世名人を襲位した。タイトル獲得は名人8期。86年11月17日に81歳で死去。「将棋の日」に盤寿の81歳で亡くなったことが話題になった。

将棋の戦術では、角換わり腰掛け銀の「木村定跡」や香落ち上手で愛用した「木村美濃」に名を残す。不朽の定跡書『将棋大観』を著す。将棋大成会(日本将棋連盟の前身組織)や日本将棋連盟の会長を歴任。戦後間もないころに順位戦を提案。順位戦は現在も続いて、熱戦が繰り広げられている。このように、盤上盤外で木村十四世名人が与えた影響は計り知れない。

なお、紫綬褒章は木村十四世名人のほかにこれまで、升田幸三実力制第四代名人(故人)、塚田正夫名誉十段(故人)、大山康晴十五世名人(故人)、二上達也九段、加藤一二三九段、米長邦雄永世棋聖(故人)、中原誠十六世名人、谷川浩司九段が受章している(受章順)。

また、「公衆の利益、公共の事業で事績著明な人」に授与される藍綬褒章は丸田祐三九段、原田泰夫九段、広津久雄九段(いずれも故人)が受章している。

今日は何の日?

君島俊介

ライター君島俊介

2006年6月からネット中継のスタッフとして携わる。2016年現在は順位戦・棋王戦・棋聖戦などで観戦記を執筆。将棋連盟ライブ中継で棋譜中継を楽しむ日々。

このライターの記事一覧

  • Facebookでシェア
  • はてなブックマーク
  • Pocketに保存
  • Google+でシェア

こちらから将棋コラムの更新情報を受け取れます。

Twitterで受け取る
facebookで受け取る
RSSで受け取る
RSS

こんな記事も読まれています