私の近況――山口仁子梨女流2級

私の近況――山口仁子梨女流2級

ライター: 山口仁子梨  更新: 2021年01月19日

 将棋ファンの皆さま、初めまして。女流棋士の山口仁子梨です。
この度、初めてコラムを書かせていただきます。

 私の近況とは言っても、平日は、学校に行き、帰ってきたらやらなければならない課題と将棋をやる、休日は今は外出もしにくいため、将棋などをやって家で過ごす、という何の変哲もない、紹介するにはつまらない生活をしています。しかし、このような当たり前の日常にこそ感謝して生活したいものです。

 私は、今高校3年生なのですが、今年は、コロナの影響で学校の行事という行事が全てなくなってしまいました。行事がなく、友達もみんな悲しんでいましたが、最近バレーボール大会が開かれました。マスク着用、消毒など、コロナ対策をしっかりした上で、1時間という短い時間ではありましたが、とても楽しかったです。私は運動は苦手なので、みんなに見られながらバレーボールをするというのは、正直苦痛でしたが(笑)、他のチームがやっているのを応援しながらお喋りするのはとても楽しかったです。
 そのバレーボール大会の中ではありませんでしたが、練習中に私は、珍プレーをしてしまいました。その日は調子が良かったのか、サーブが何本か決まっていました。そんなことも珍しいので、意気揚々と4本目のサーブを打ちました。ボールが腕から離れる瞬間、嫌な予感がしました。その時、なんとボールがネットの上を転がったのです。一瞬の沈黙の後、大爆笑が起こりました。こんな漫画のようなプレーが自分でもできるのかと、私自身とても驚きました。しかし、そのボールは自分のコートの方に落ちてしまいました。せっかくなら相手チームのコートに落ちてほしかったです。そこだけは残念でした。
 高校卒業前に、練習を含め、たくさん思い出を作ることができたのでよかったです。

私とにっこりマーク

 さて、話は変わりますが、にっこりマークの話を少ししようと思います。

 私は小さな頃から、にっこりマークと言っていたので、今でもそう言っています。しかし、にっこりマークというのは、正式名称ではないそうです。恥ずかしながら、私は最近知りましたが、アメリカのスマイリーというキャラクターがもとで、日本では、ニコちゃんマーク、ニコニコマーク、スマイルマークなどと呼ぶのが一般的だそうです。

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 まだ私が名前を読めない頃は、母が私の持ち物全てに、にっこりマークの印をつけてくれていました。その影響もあってか、いつの間にか、にっこりマークがついているものがあると、つい手にとってしまうようになりました。にっこりマークはかわいいので、私にとっての癒しになっています。

 最近増えたグッズは、にっこりマーク付きのマスクです。祖母がくれたもので、結構大きなにっこりマークがついています。ちなみに、祖母もお揃いです。

最近の私と妹の関係

 最後に、最近の私と妹について。

 せっかく家に将棋が指せる人がいるのですが、感想戦をすると、必ず喧嘩になるので、今まであまり指すことがありませんでした。コロナ禍で、外出自粛をするようになり、実戦を指す機会が減ってきたため、せっかくなら指そうか、という話になりました。そこで、棋戦名を借りて、番勝負をすることにしました。
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 第1期はジャンケンで決めました。ジャンケンは私の6勝2敗でしたが、名人を取られてしまったのが無念です(笑)。この棋戦制度をはじめてから、以前よりも姉妹で将棋を指す機会は増えたと思います。やはり、対面で指す方が良い面もたくさんあるので、できるだけ続けていきたいと思います。皆さまも、是非おうちで将棋を指してみてください。

 寒くなってきて、まだまだ大変な状況が続いておりますが、皆さま、お体に気をつけてお過ごし下さい。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

私のシリーズ

山口仁子梨

ライター山口仁子梨

2002年9月17日生まれ。岐阜県岐阜市出身。中田章道七段門下。2019年10月1日女流2級。 趣味は音楽鑑賞。

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