ライター直江雨続
2007年ごろよりカメラを片手に将棋イベントに参加してきた『撮る将棋ファン』。
この10年間で撮った棋士の写真は20万枚以上。
将棋を楽しみ、棋士を応援し、将棋ファンの輪を広げることが何よりの喜び。
『将棋対局 ~女流棋士の知と美~』や女子アマ団体戦『ショウギナデシコ』で公式カメラマンを務める。
ライター: 直江雨続 更新: 2016年10月02日
みなさん、将棋や棋士に興味がありますか?プロ棋士の対局を観戦して楽しみませんか?
ここでは将棋を見て楽しむさまざまな方法を紹介させていただきたいと思います。映像で楽しみたい方、棋譜中継を見たい方、棋士が頼む食事やおやつが気になる方。
十人十色の好みに合わせて、それぞれの目的にぴったりのページをご紹介しますね!さぁ、将棋観戦の世界を旅してみましょう。
棋士が真剣に対局している姿を間近で見ることができる棋戦があります。朝日杯将棋オープン戦です。例年この棋戦では準決勝と決勝を公開対局の形で実施しており、実際の対局を間近で見ることが可能になっています。至近距離で繰り広げられる真剣勝負。息をすることすら憚られるような空気の重さと緊張感は、将棋ファンなら一度は体験してみたいですね。
通称「JT杯」と呼ばれているこの棋戦。全国各地で大規模な「こども大会」とプロ棋士による席上での公開対局を行うことで有名です。ステージの上で繰り広げられる和服姿の棋士たちの対局姿は、一度見たら忘れられないのではないでしょうか。
こちらは女流棋士の棋戦です。マイナビ女子オープンでは一斉予選が公開対局で行われることが毎年恒例となっています。美しい女流棋士たちが対局する姿を間近に見ることができるのです。また対局スポンサーになれば、さまざまな特典もつき、さらに対局をもっと近くで見ることも可能!女流棋士のファンなら、一度は足を運んでみたいイベントですね!
トーナメント皆さんは日曜日の10時30分から12時までEテレで将棋の番組をやっていることをご存知ですか?NHK杯テレビ将棋トーナメントという将棋の公式戦なんです。
観戦方法はとっても簡単。日曜10時30分にTVをつけるだけ、以上。これだけ簡単なのですから、ぜひ一度テレビで将棋を観てみてください。公式HPもあり、トーナメント表や過去の対局の棋譜を見ることもできますよ。
囲碁・将棋チャンネルという有料の放送で楽しめる棋戦になります。
こちらも銀河戦と同じく囲碁・将棋チャンネルで見ることができる女流棋士の棋戦です。
将棋特集ニコニコ動画では、タイトル戦(王位戦を除く)や叡王戦の対局を生放送しています。視聴にはニコニコ動画のアカウントが必要です。
スマホや携帯で棋譜中継を楽しむならこれ!主なタイトル戦の番勝負や各棋戦の予選など、注目の対局をリアルタイムで棋譜中継。将棋を見て楽しむためのすべての要素が詰まっています。。
将棋界で最も伝統のあるタイトル「名人戦」。そして名人挑戦者を決めるための1年にわたる長期のリーグ戦である「順位戦」。年間約600局をほぼリアルタイムの棋譜中継と、その様子を伝える「応援掲示板」ですべて伝えるサイトです。ただし、有料のサービスとなっていますので会員申し込みと利用料金の支払いが必要です。
七大タイトルをはじめとするさまざまな棋戦ごとに中継サイトが存在しています。棋戦によっては無料で棋譜中継を楽しむことができるものも。ぜひチェックしてみてください。
・竜王戦 竜王戦中継サイト
・王位戦 王位戦中継サイト
・王座戦 王座戦中継サイト
・棋王戦 棋王戦中継サイト
・王将戦 毎日新聞ニュースサイト
・棋聖戦 棋聖戦中継サイト
・叡王戦 叡王戦中継サイト
・朝日杯将棋オープン戦 朝日杯将棋オープン戦中継サイト
・将棋日本シリーズ JTプロ公式戦棋譜中継
・新人王戦 新人王戦中継サイト
・加古川青流戦 加古川青流戦中継サイト
・電王戦 電王戦中継サイト
・マイナビ女子オープン マイナビ女子オープン in 将棋情報局
・リコー杯女流王座戦 リコー杯女流王座戦中継サイト
・岡田美術館杯女流名人戦 女流名人戦中継サイト
・女流王位戦 女流王位戦中継サイト
・大山名人杯倉敷藤花戦 大山名人杯倉敷藤花戦中継
えっ? こんなにたくさんあるの? と思った方もいるかもしれません。将棋の公式戦は実はたくさんあって、一年を通してほぼ毎日のようにどこかで対局が行われています。ぜひあなたのお気に入りの中継サイトを見つけてくださいね。
将棋ファンが毎月楽しみに読んでいる月刊誌です。グラビアページや特集記事にタイトル戦をはじめとするプロ棋戦の詳しい情報や観戦記、アマチュア棋界の情報も掲載しています。将棋世界を毎月読めば、あなたも立派な将棋通に!電子版もありますよ。
毎週日曜日の午前10時から10時15分まで放送している『将棋フォーカス』内の将棋講座の内容を説明したテキストや、NHK杯の観戦記が掲載されている月刊誌です。電子版もあります。
将棋の棋戦を主催している新聞の紙面でそれぞれの棋戦の観戦記を読むことも可能です!一局の将棋をだいたい4日から7日くらいで連載します。翌日の新聞が待ち遠しくなりますよ!
いかがでしょうか。将棋の公式戦の対局を観戦する方法は今や多岐にわたります。選択肢が多すぎて困る、という方もいるかもしれません。はじめは無料でも楽しめるサイトで棋譜中継を楽しんでみてください。そして将棋観戦の面白さに興味をもてば、次は魅惑の有料サイトがあなたを待っています。毎月500円程度からでも楽しめるなんて、将棋観戦って実はとってもコストパフォーマンスがいい趣味なんじゃないでしょうか。
ライター直江雨続