東京・将棋会館道場

子供将棋スクール

授業の様子

総勢300名を超える子供将棋スクール。
いったい、どのような授業がなされるのでしょうか?
とある日の午後(高学年)クラスを訪れてみました。

PM3:00~

授業の始まりは嬉しい知らせから・・・

今日はなんと、初段認定の生徒さんがいらっしゃいました! まずは皆の前で、免状授与&記念撮影。 子供将棋スクールの最終目標は初段をとること。 初段認定で子供将棋スクールは卒業になります。 でも、これがなかなか難しい!

PM3:05~

個性を大事に・・・

講義がスタート。 レベル別に4つのグループに別れます。 それぞれプリントの問題を元に、大盤を使った講義が行われます。 この日の近藤先生のグループは「美濃囲いの詰め方」。

「自分の王将が絶体絶命のピンチ!今ここで相手を詰めないと勝てない。 じゃあ、皆はどうする?」 そんな問いに、挙手をして「1四桂」「1五桂」など自分の考えを言います。 中には「投了!」なんて答えも。 本当に様々な答えが出てきます。 その子その子の個性が出る面白い瞬間です。

PM3:35~

10分間の休憩

ここで10分間のトイレ休憩。 休憩後は指導対局から始まることを知っているからか、 いち早く先生の元にやってくる子も。 それだけ対局が楽しみなんですね。

PM3:45~

対局開始

午後のクラス(低学年・高学年)は基本的に10~1級までの子で構成されています。 対局は同級or近い級の子同士で行い、実践をつみます。月に最低1回は先生と必ず指導対局を行います。

それにしても、子供将棋スクールの対局はとにかく皆楽しそう! もちろん、じっくり考え、集中している場面もありますが、 それ以上に、皆の顔には笑顔・笑顔・笑顔!見ている側まで嬉しくなります。
先生も楽しそうに子供に将棋を教えているのが印象的。 子供の目線に立った分かりやすい解説の佐藤先生、 対局のマナーや将棋を指す姿勢を優しく諭す村中先生。 また、ご自身も子供将棋スクールの卒業生という伊藤先生は、 きっと生徒さんにとっては身近な目標になるのではないでしょうか。

PM4:05~

勝ち負けの報告

ポツポツと1局目の対局を終える子が出てきました。 先生に「勝ちました」「負けました」と報告し、 手合いカードの記入してもらいます。
この対局結果を元に、昇級基準と照らしあわせて級位が決まります。 昇級に応じて賞品も用意してあるんですよ。(お楽しみに!)

PM4:45までは時間が許す限り、対局を重ねます。 子供将棋スクールは人数が多いのでいろんな子と対局できるのもポイントです。

PM5:00~

終了!

16:45以降は対局が終わり次第、終了・解散になります。 「さようならぁ!」「ありがとうございました!」 と元気な挨拶。また次回に会いましょうね!

生徒さんからのひとこと

クリスマスの日に・・・・・(小学5年生男の子)

クリスマスの日に将棋の本をもらったら、興味が出てきた。 家ではおじいちゃんと将棋を指したりするよ。
目標は昇級!まず4級になりたいな。

なんていうか、燃えるかなー。(小学4年生男の子)

小学校2年生くらいから通ってる。 対局するのが一番楽しい。なんていうか、燃えるかなー。 目標は6年生で初段!行くかわからないけどね(笑)

同じ局面とか終局とかになったことがないから、将棋は面白い(小学校6年生男の子)

千葉で探してみたけど、将棋スクールがなかったから子供将棋スクールに来た。 もう100局以上指してると思うけど、同じ局面とか終局とかになったことがないから、 将棋は面白いって思う。 目標はやっぱり初段になることかなー。

負けてもまた頑張ろうって思えるし。(小学校4年生女の子)

最初お父さんに教えてもらって、将棋を始めたの。 子供将棋スクールは先生に教えてもらえるのが楽しい。負けてもまた頑張ろうって思えるし。 もうちょっと級をあげたいなーって思ってる。