【PR:ローソン×青嶋未来六段】強豪チェスプレイヤーであり、カラオケ名人。ときどき日向で癒されて――青嶋未来六段の素顔

【PR:ローソン×青嶋未来六段】強豪チェスプレイヤーであり、カラオケ名人。ときどき日向で癒されて――青嶋未来六段の素顔

ライター: 藤田華子  更新: 2022年03月03日

スイーツを口にする時間は、ホッと一息つき、素の自分に戻るとき。今回はローソンの「生ガトーショコラ」を食べながら、青嶋未来六段の素顔に迫ります。

棋士としては、各棋戦で活躍をみせ、どんな戦型でもハイレベルで指しこなすオールラウンダー。盤上を離れると、全日本選手権で優勝経験を持つ"強豪チェスプレイヤー"であり、100点を叩き出す"カラオケ名人"であり、そしてアイドルグループ「日向坂46」のファン・通称"おひさま"であり...。今回は、そんなさまざまな顔を持つ青嶋六段の多面性に迫るべく、お写真でもふだんとは違うお姿を撮影させていただきました。
照れ笑いをしながら語ってくださったのは、趣味のお話だけでなく、進学校に通いながら棋士を目指す決心をした高校時代について、ご家族について。将棋もプライベートも、新しい興味に素直に。何事も高みを目指す、青嶋六段のインタビューです!

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あんな顔も、こんな顔も。多面性を見つめて

――あ、青嶋六段...?

はい。

――今回は青嶋六段の多面性に迫りたく、ビジュアルも合わせてチェンジいただきましたが、まるで、別人のようで...!

ははっ、我ながら見たことのない自分で驚きました。眼鏡を外した姿も久しぶりで、新鮮でしたね。自分で言うのも恥ずかしいですが、普段着なのに格好いい感じになったので、ときどきこの路線にしたいくらいです(笑)。

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――では、まずはチェスプレイヤーとしての顔に迫ります。2014年に始められ、半年後には全日本快速選手権で初参加、初優勝。そして5年後に全日本選手権で優勝、全日本チャンピオンになられたそうで!

将棋をやっている人であれば、ある程度までは強くなれるんじゃないかと思います。そこからは、研究や勉強が重要で、自分でしっかり力をつけないと。

――羽生善治九段とは、将棋よりも先にチェスで対戦されたと伺いました。

羽生先生も、始めてすぐに教えてくれた人に勝たれたと聞いています。憧れていた将棋の先生とまさかチェスで対戦することになるとは思ってもいませんでした。

――チェスが将棋に活きていること、その逆はありますか?

盤上の技術においてはほとんどないと思いますが、チェスと将棋の文化の違いや、競技性の違いは面白く興味深いなと思っています。

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――次は、カラオケ名人の一面です。「精密採点DX-G」という採点システムで、これまで300曲以上で100点を取られてきたそうですね!ハマったきっかけは?

奨励会の友人に誘われたのがきっかけです。探求するという意味においては、カラオケは、割と将棋と相性がいいんじゃないでしょうか。

――持ち曲は何曲あるんですか?

600曲ぐらいですかね。基本的には好みで、音程が取りやすい曲かどうかを基準に曲を選びます。高得点を狙うとなると、音程をぴったり合わせるのが重要なんですよ。 あと、100点を狙うとなると、何回も同じ曲を連打する(繰り返し歌う)ので集中力が求められるんですね。歌っている時は画面上に表示される音程バーを追っているので、歌詞は一瞬見るだけ。そうやってかなり集中しないといけないので、やっぱり100点を取った時は嬉しいです。

――人前ではあまり感情を出されない印象ですが、100点を取った時は...?

「やった!」「よっしゃ!」のように、いきなり叫び出したりもしちゃいます。相当やりがいのあるものだと思いますよ。

――ちょっと変な質問ですが、カラオケが将棋に活きたと思うことはありますか?

そうですね...カラオケはなるべく完璧に近い状態を目指すので、最後どうやって詰めていくのかは、何かしらに活きているのかもしれません。

――カラオケにおける詰めの作業って、ビブラートやこぶしの入れ方などですか?

そういう感じです。例えば、難しいメロディーがあった時には、他の人はどうやって音程を取っているのか、見て学んだりします。棋譜を見て勉強するような感じです。

――もはや"競技"ですね。

完全に競技として考えていますね。カラオケに向かう際は、挑みに行く気持ちが8割、リフレッシュに行く気持ちが2割です。難しい曲はいくらでもあるんですよ、有名どころで自分が苦手なのがYOASOBIの『怪物』。最近喉の調子が悪くて、治ったら歌ってみます。 自分の趣味は、満足いく結果が出れば嬉しくスッキリした気持ちになりますが、癒しの要素が薄くて。

初めて、誰かを推した。パワーをくれる癒しの存在

――ここで、癒しの存在になるのがアイドルグループ「日向坂46」でしょうか。第三の顔、"おひさま(「日向坂46」のファンの呼称)"としての青嶋六段に迫りたいと思います。

おっしゃる通り、自分の中の癒しを日向坂46と出会うことで見つけられたと思います。今日はグッズも持参しました。

――サイリウムも!ライブで振るんですか?

実はまだ現場には行ったことがなくて。配信ライブを観る時は画面の前で振っています。ライブ会場だと一体感や作法のようなものを求められるのかなと思いますが、配信なので好きなように手を振っています。叫んだりはしていません(笑)。

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――お好きになったきっかけは?

1年半ぐらい前、カラオケで歌う曲を探している時にたまたま聴いたんです。好きな曲は、『やさしさが邪魔をする』『ってか』ですね。まだ自分の感性では歌詞にグッとくることはないんですが、純粋にメロディーがいいなと。

――"おひさま"仲間はいらっしゃるんですか?

残念ながら、まだいないんです。将棋界にもこれから広めていきたいと思っているところです。

――ファンの鑑ですね(笑)。推しの加藤史帆さん、小坂菜緒さんの魅力を教えてください。

小坂菜緒さんはずっとセンターをやってきて、日向坂46のエースでした。今は休業していますが、センターのプレッシャーと闘いながらすごく頑張っている姿が好きですね。加藤史帆さんはオールラウンダーで、バラエティーやスポーツ、モデルなど、色々な活動を器用にこなしていてすごいです。あとはキャラクターも面白くて。

――アイドルを応援する方は、彼女たちが頑張っている姿にパワーをもらうと仰る方が多いと思います。青嶋六段もその感覚はありますか?

まったくもってそうですね。今までアイドルを応援したことがなかったので、そういうファン心理がわかりませんでした。でも実際に自分が日向坂46を好きになって、全力で取り組んでいる姿に感動するんだなとわかりました。棋士はどちらかといえば応援される側なので、誰かを応援する側の気持ちはこういうものなのかと。

進学校に通い、棋士を目指した高校時代

――麻布中学校・高等学校卒業と進学校の出身で、東大模試でも常に成績上位者だったとの情報を見つけました。

実は、常に成績上位者というのはデマなんです。いいデマなので、否定していないんですけど(笑)。そもそも大学に行かないと決めていたので、模試を受けていないんですよね。

――棋士になる道を選ばれたのはいつのタイミングでしたか?

高校に入学したあたりです。最初は親にも反対されていました。でも当時の自分は奨励会で二段や三段にはなれていなくて、明らかにプロになるレベルには達していなかったので、大学に行ったら中途半端になる可能性が高いと思ったんですね。両立するといえば聞こえはいいですけど、大学に入って忙しくなったら、将棋も中途半端になる可能性はかなり高いと思っていて。ハッキリとは覚えていませんが、親と担任の先生と話し、徐々に折り合いが付いていったんだと思います。

――ご友人たちからは何か声をかけられましたか?

進学校で、友人たちが受験勉強をしているなか、大学に行かないのは自分しかいなかったのでかなり浮いていたとは思います。みんな受験勉強が忙しく、私に「頑張れ」とか声をかけてくれる余裕もなかったんじゃないですかね。

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意識的に癒しを求め、たどり着いたウチカフェスイーツ

――では、お話も進んだところでおやつタイムに入ります。今日はローソンの「生ガトーショコラ」をお召し上がりいただきました。

ふだんからローソンさんのウチカフェスイーツを食べていて、「生ガトーショコラ」はかなり好きなんです。「台湾カステラ」や「もちぷよ」も好きですね。共通するのは生クリーム。特別生クリーム好きというわけではなかったんですけど、この、ローソンの生クリームが美味しいんですよね。

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――どんな時にローソンにスイーツを?

常に冷蔵庫にストックしています。対局後にお腹が空いた時にも食べますが、何も予定がない日に、優雅にコーヒーを飲みながら食べる時間が一番好きです。最近、癒しを求めないとダメだなと意識していて、リフレッシュする時間としてスイーツをいただいているんですよ。

――意識的に、癒しを求める?

何かあったわけではありませんが、勝負事ばかりなので、どうしても心が休まらなくて。ストレスを抱えている気がするので、バランスを取りたいなと。

――そんな時に、日向坂46と、ウチカフェスイーツにたどり着いたんですね。

まさしく、そのとおりです(笑)。

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10問アンケート

インタビューで聞ききれなかった10の質問を、青嶋未来六段に伺いました。

Q1
お名前の由来は?
青嶋
両親が「海」や、「空」にしようとしたみたいですけど、新幹線に乗っていたときに前に突き進む感じがいいと思って、「未来」になったようです。覚えてもらいやすいのは間違いないです。
Q2
好きなお店の好きな一品を教えてください。
青嶋
東京・将棋会館の近くの『EMILIA』というイタリア料理のお店が好きです。最初は行方(尚史九段)先生に連れて行っていただきました。パスタが美味しくて、いつも日替わりランチを注文します。行方先生とは荻窪の将棋サロンでご一緒して、研究会もしていただいています。グルメ通なので、おすすめしてもらえるお店はどこも美味しいんですよね。
Q3
港区にお住まいだと話題になっていましたが、今も?
青嶋
今は渋谷区に住んでいます。
Q4
お好きな映画は?
青嶋
そんなに観ないですが、日向坂46のドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』を観ました。あとは、『泣き虫しょったんの奇跡』。これは自分も出演しているんですけど、すごく好きな作品で、観るたびに感動しますね。
Q5
棋士になっていなかったら、何になっていたと思いますか?
青嶋
昔は鉄道が好きだったので、鉄道の運転手になるのが夢でした。最近、自分のことを棋士だと知らない人から、SE(システム・エンジニア)っぽいと言われるんです。自分にできるのか分かりませんが、たしかに何かを探求するという点で向いている気がします。
Q6
身に付けたいスキルはありますか?
青嶋
料理と英語のスキルが欲しいです。特に英語は、チェスの海外大会に行った時もプレイヤーと仲良くなれますし、どこかのタイミングでは頑張らなくちゃいけないと思っています。
Q7
何事にも探究心をお持ちですが、今の興味の対象は?
青嶋
最近は「テキサス・ホールデム」というポーカーゲームに興味があります。自分ではあまり向いていないのかなと思います。将棋とかチェスのように運の良さが関係ない方が得意なんですよね。
Q8
いつか会ってみたい人はいますか?
青嶋
大谷翔平選手ですかね(笑)。スター選手特有のオーラを感じてみたいです。
Q9
10年後、どんな棋士になっていたいですか?
青嶋
10年先も棋士として大切にしたいものは、負けて悔しいと思う気持ちです。負けることが何も怖くなくなったら、リミッターが外れて転げ落ちるように思います。表に出すほど悔しがる必要はないですが、心の中ではそういう気持ちが必要なんじゃないかなと。 そして、ひとつぐらい実績を残したいです。ファンの方に忘れられないように成績も上位になっていたいですし、少しでも将棋界に影響のある人物になれればいいなと。
Q10
ファンの方へメッセージをお願いします。
青嶋
将棋でもそれ以外でも新しいことに挑戦し、常に新しい発見をすることが、自分のテーマのひとつです。最近は将棋も戦法を変えてみて、居飛車中心から振り飛車にしたり、変化をつけています。新しく変わっていく自分を見ていただけたら、うれしいです。

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写真:阿部吉泰

六段 青嶋未来

青嶋未来六段

1995年2月27日生まれ。静岡県三島市出身。安恵照剛八段門下。
2015年、三段リーグで16勝をあげて四段に昇段。順位戦C級2組を1期で昇級するなど、1年目から活躍。2016年度には竜王戦で決勝トーナメント進出。2017年の第65期王座戦では挑戦者決定戦まで登りつめた。趣味のチェスでも日本屈指の強豪。趣味はカラオケの精密採点で100点を出すこと。日向坂46のファン。

ローソン×日本将棋連盟 コラム

藤田華子

ライター藤田華子

音楽雑誌の編集者を経て、現在は企業のコンテンツ制作を手掛けています。SDGsやライフスタイルについての連載も執筆。趣味は将棋(将棋ペンクラブのお手伝い)、お風呂(温泉ソムリエです)、読書。観る将・読む将として、将棋の魅力をお伝えしていきます!

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