第4回ABEMAトーナメント ~本戦トーナメント決勝・チーム藤井VSチーム木村 事前特集~ 9月18日放送

第4回ABEMAトーナメント ~本戦トーナメント決勝・チーム藤井VSチーム木村 事前特集~ 9月18日放送

ライター: 紋蛇  更新: 2021年09月17日

いよいよ決勝戦を迎えた。お〜いお茶presents第4回ABEMA本戦トーナメントを制するのはチーム藤井「最年少+1」(藤井聡太王位・叡王・棋聖、高見泰地七段、伊藤匠四段)か、それともチーム木村「エンジェル」(木村一基九段、佐々木勇気七段、池永天志五段)か。その模様は9月18日(土)17時からABEMAで放映される。

これまでの個人成績は以下の通り。

ABEMAトーナメントにおける個人成績

   
棋士名勝敗相手
藤井聡太王位・叡王・棋聖 15勝5敗 第3回で渡辺明名人に1勝0敗、羽生善治九段に2勝0敗、佐藤康光九段に2勝0敗、森内俊之九段に0勝1敗、広瀬章人八段に0勝2敗、斎藤慎太郎八段に1勝0敗、阿部光瑠六段に2勝0敗、石井健太郎六段に1勝0敗。
第4回では郷田真隆九段に1勝0敗、深浦康市九段に1勝1敗、三浦弘行九段に2勝0敗、広瀬八段に1勝0敗、船江恒平六段に1勝1敗。
高見泰地七段 11勝8敗 第3回で渡辺名人に1勝1敗、森内九段に1勝2敗、木村九段に1勝2敗、石井六段に0勝1敗。
第4回で丸山忠久九段に1勝0敗、郷田九段に1勝0敗、久保利明九段に1勝0敗、北浜健介八段に1勝0敗、広瀬八段に0勝1敗、稲葉陽八段に1勝1敗、菅井竜也八段に1勝0敗、本田奎五段に2勝0敗。
伊藤匠四段 6勝2敗 第4回が初参加で、丸山九段に1勝0敗、久保九段に1勝0敗、北浜八段に1勝0敗、菅井八段に1勝1敗、船江六段に1勝0敗、高野智史五段に1勝1敗。
木村一基九段 12勝4敗 第3回で谷川九段に2勝0敗、高見七段に2勝1敗。
第4回で豊島将之竜王に1勝0敗、永瀬拓矢王座に0勝1敗、羽生九段に1勝0敗、久保九段に1勝0敗、佐藤紳哉七段に1勝0敗、中村太地七段に0勝1敗、増田康宏六段に1勝1敗、大橋貴洸六段に1勝0敗、佐々木大地五段に2勝0敗。
佐々木勇気七段 10勝7敗 第3回で三浦九段に1勝2敗、菅井八段に1勝2敗。
第4回で豊島竜王に0勝1敗、羽生九段に1勝1敗、屋敷伸之九段に2勝0敗、稲葉八段に2勝0敗、中村七段に0勝1敗、船江六段に1勝0敗、増田六段に1勝0敗、大橋六段に1勝0敗。
池永天志五段 3勝5敗 第4回が初参加で、豊島竜王に1勝0敗、永瀬王座に1勝1敗、羽生九段に0勝1敗、久保九段に1勝0敗、稲葉八段に0勝1敗、中村七段に0勝1敗、佐々木大五段に0勝1敗。

藤井は史上最年少の三冠を達成した。ABEMAトーナメントは個人団体で4連覇がかかっている。高見は今回の成績が8勝2敗で勝率8割!と気合十分。伊藤も7割5分と高勝率で、公式戦では新人王戦決勝三番勝負進出を決めた。

チーム木村は、木村のベテランらしい余裕のあるふるまいがメンバーをリラックスさせている。佐々木は本戦トーナメント6戦全勝と波に乗っている。池永はタイトルホルダーを撃破するポイントゲッターで、チーム永瀬戦では初戦でリーダーをくだして弾みをつけた。

オーダーも見どころのひとつだ。チーム藤井は先発を恒例のじゃんけんで決めるだろう。ここまでの戦いぶりを振り返ると、チーム勝利をすべて2敗以下で決めて余裕があった。追い詰められたときは、和やかなチームの雰囲気が一変するかもしれない。

チーム木村はどう対抗するか。1局目は事前に先後が決まっていないため、後手番を苦にしない木村が自ら引き受けるかもしれない。優勝するには、藤井を1回は倒さないと厳しいだろう。大物食いの池永か、30連勝を阻止した佐々木か、リーダーの木村か。先輩チームの意地を見せたい。

9月18日(土)17時から始まる生放送をどうぞお楽しみに。

ABEMAトーナメント

紋蛇

ライター紋蛇

2012年より、ネット中継に携わる。担当局で一番長い中継が2013年3月の第71期順位戦C級1組の森けい二九段-近藤正和六段戦で、持将棋の末指し直しとなり、終局時刻は翌日の朝5時40分。「中継は体力だ」と痛感している。

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