将棋の基礎知識

将棋とは?

将棋とは、二人で行うゲームです

二人で行い、勝敗を競うゲームです。将棋を行うことを「将棋を指す(さす)」といいます。
囲碁は「打つ(うつ)」ですが、「将棋を打つ」とはいいません。また、将棋を指していることを「対局(たいきょく)」といいます。将棋を一回指す事を「一局(いっきょく)」といいます。

 二人が「盤」の上で交互に「駒」を動かします。そして相手の「玉将(ぎょくしょう)」という駒を先に捕獲したほうが勝ちとなります。

棋風

将棋界の最高棋戦である竜王戦の風景。左が木村一基七段、右は渡辺明竜王。
2005年10月25・26日に福島県会津若松市「今昔亭」で行われた第18期竜王戦第1局より

将棋は、盤駒を使って行います

将棋を指すのに必要なのは盤と駒です。スポーツにたとえますと、盤は競技場、駒は選手の役割をします。 盤には9×9の升目が書かれており、升目の中に駒を置きます。駒は計40枚で、開始時は各々20枚ずつ持っています。


高級な盤駒は木で作られます。盤は日向(宮崎県)産の榧(かや)が、駒は御蔵島(伊豆諸島)産の黄楊(つげ)が最高の材質です。前ページの写真で使われているのも日向榧の盤に御蔵黄楊の駒です。 安価なものでは、プラスチックの駒と合成樹脂や布の盤もあります。これでしたら、1セット2,000円弱で入手できます。また、携帯用のものでしたら、盤駒セットで800円というものもございます。ただ、駒が小さいので、最初のうちは扱いにくいかもしれません。 また、駒台というものも必要ですが、プラスチック駒などを使う場合は、駒を入れる箱で代用できます。 なお、インターネット将棋道場などの通信対局や将棋ゲームで対局する場合は、パソコン・ゲーム機・モニタが盤駒の役割をはたします

盤と駒

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将棋は、二人の対局者が交互に指します

駒を一回動かすことを「一手指す」といいます。二人の対局者が交互に一手ずつ指しながら進行します。一番最初に指すほうを「先手(せんて)」、次に指すほうを「後手(ごて)」と呼びます。
たとえ、指したい手がなくても、パスすることはできません。また、二つ指したい手があっても、二手連続して指すことはできません。

一般的に、駒は人差し指と中指で持ちます(下の写真参照)。最初のうちはなかなか難しいですが、じきに慣れるでしょう。次項より、将棋の指し方を説明します。本将棋(正式な将棋)の前に、簡単なルールの「はさみ将棋」を説明します。

一手指す

一般的に人差し指と中指ではさみます。一差し指が下、中指が上です。