将棋の基礎知識

本将棋

2.駒の動かし方

将棋の駒は8種類あり、それぞれ異なる動き方をします。それぞれの駒に共通する原則は以下の通りです。

  1. 自分の駒のある所には進めません。
  2. 相手の駒のある所に進むと、その駒を取る事ができます。取った駒は「持ち駒(もちごま)」と言います。下の図は先手の2五の歩で後手の2四の歩を取り、持ち駒にしたところです。なお、それぞれの駒の動きについては次ページ以降で説明いたします。

    駒を取る

    駒を取る

  3. 持ち駒は、原則として好きな所に置くことができます。これを「駒を打つ」といいます。
  4. ただし、自分の駒および相手の駒のあるところ、行き所のないところには打てません。
  5. 相手の陣地(下図参照)に進むと、駒を裏返して、動き方を変える事ができます。これを「成る」といいます。また、相手の陣地から出るときも、成ることができます。ただし、「玉」と「金」は除きます。

    陣地

    陣地

    水色の部分が後手の陣地、黄色の部分が先手の陣地

  6. 成る事ができる場合でも、成らないことも可能です。そのことを「不成(ならず)」といいます。なお、一度成った駒を元に戻すことはできません。