将棋の基礎知識
はさみ将棋
1.はさみ将棋の並べ方
はさみ将棋とは、自分の駒を動かして、相手の駒をはさんで取るゲームです。ルールがわかりやすいので、とりあえず駒を動かして勝敗を争う、というのを楽しめます。
はさみ将棋はお互い、9枚の駒を使います。駒の動き方は一通りしかないので、どのような並べ方をしてもかまいませんが、一般的には先手が「歩兵」を、後手が「と金(歩兵の裏)」を使います。
はさみ将棋の並べ方
2.はさみ将棋のルール
はさみ将棋の駒は、すべてタテとヨコに好きなだけ動けます。ただし、味方や敵の駒を飛び越えることはできません。下の図のうち、中央の「歩」は色の塗っているところに動くことができます。
動ける場所
交互に駒を動かし、味方の駒2枚で相手の駒をタテかヨコにはさむと、その駒を取ることができます。
下の図の左側の「○」ついているのは、「と」を取った状態です。一方、右の「×」のところはナナメにはさんでいる状態ですので、「と」を取ることはできません。
取った駒は「持ち駒」となります。はさみ将棋では、一度取られた駒を再び使うことはできません。
駒を取る
また、端にいる駒の場合は、相手の動きを封じて取ることができます。下の図の左側の「○」ついているのは、「と」を取った状態です。一方、右の「×」のところは隙間があるため、「と」を取ることはできません。次に「と」の左にある隙間に「歩」を動かすと、「と」を取ることができます。
端の駒を取る
こうして、互いに駒を取り合い、どちらかが先に5枚を取るか、取った駒の数に3枚差がつくと勝負は決まります。ただし、3枚差の場合、取ってすぐ勝負がつくのではなく、相手が直後に駒を取り返せば負けにはなりません。
3.はさみ将棋の進行例
それでは、はさみ将棋の一局がどのように進むか見てみましょう。
下のボタンをクリックしていただくと、別ウインドウが開いて進行事例を表示します。