第4回ABEMAトーナメント~5月8日放送、予選Bリーグ第二試合・チーム康光VSチーム糸谷 事前特集~

第4回ABEMAトーナメント~5月8日放送、予選Bリーグ第二試合・チーム康光VSチーム糸谷 事前特集~

ライター: 紋蛇  更新: 2021年05月07日

 5月8日(土)は第4回ABEMAトーナメントの予選B組2回戦、チーム康光「シン・レジェンド」(佐藤康光九段、森内俊之九段、谷川浩司九段)とチーム糸谷「FREESTYLE」(糸谷哲郎八段、山崎隆之八段、服部慎一郎四段)の戦いが放映される。
チーム康光は今期初登場。チーム糸谷はチーム菅井「一刀流」(菅井竜也八段、郷田真隆九段、深浦康市九段)を破り、1勝0敗で得失点はプラス3点。チーム糸谷がチーム康光に勝てば、予選突破が決まる。

 第3、4回ABEMAトーナメントの個人成績とそれぞれの対戦成績は以下の通り。
※成績はコラム掲載日時点

佐藤康光九段 4勝7敗
(第3回で藤井聡太王位・棋聖に0勝2敗、永瀬拓矢王座に1勝0敗、久保利明九段に0勝1敗、野月浩貴八段に1勝2敗、糸谷八段に2勝1敗、菅井八段に0勝1敗)

森内俊之九段 9勝2敗
(第3回で、藤井王位・棋聖に1勝0敗、永瀬王座に1勝0敗、行方尚史九段に2勝0敗、久保九段に1勝0敗、菅井八段に1勝0敗、高見泰地七段に2勝1敗、増田康宏六段に0勝1敗、今泉健司五段に1勝0敗)

谷川浩司九段 3勝7敗
(第3回で永瀬王座に0勝1敗、木村一基九段に0勝2敗、久保九段に0勝1敗、菅井八段に1勝0敗、都成竜馬七段に1勝2敗、増田六段に0勝1敗、今泉五段に1勝0敗)

糸谷哲郎八段 5勝3敗
(第3回で佐藤康九段に1勝2敗、行方九段に2勝0敗、近藤七段に0勝1敗。第4回で郷田九段に1勝0敗、菅井八段に1勝0敗)

山崎隆之八段 4勝3敗
(第3回で斎藤慎太郎八段に0勝2敗、近藤七段に2勝0敗。第4回で郷田九段に1勝0敗、深浦九段に1勝0敗、菅井八段に0勝1敗)

服部慎一郎四段 1勝1敗
(第4回で深浦九段に1勝0敗、菅井八段に0勝1敗)

佐藤―糸谷 糸谷の7勝3敗(糸谷が3連勝中)
佐藤―山崎 佐藤の11勝4敗(山崎が3連勝中)
佐藤―服部 過去に対戦なし

森内―糸谷 糸谷の8勝3敗(5連勝)
森内―山崎 森内7勝、山崎7勝(山崎が4連勝中)
森内―服部 過去に対戦なし

谷川―糸谷 糸谷の4勝3敗
谷川―山崎 山崎の18勝11敗(山崎が3連勝中)
谷川―服部 過去に対戦なし

 第3回の予選でもチーム康光とチーム糸谷はぶつかっている。第3回のチーム康光は第4回とメンバーが同じ、チーム糸谷は「フォーカス+1」として糸谷と高見泰地七段、都成竜馬七段が出場した。当時は現在と予選形式も異なるものの、チーム康光が勝利している。
(その際の記事はこちら

 チーム康光は前回唯一、平均年齢が50代でベスト4に入る活躍を見せた。何より森内が驚異の勝率8割越えと頼もしい。
チーム糸谷はチーム菅井に勝利し、自信を持ってチーム康光戦に臨むと思われる。自由奔放な指し回しにより磨きがかかりそうだ。
勢いに乗った「FREESTYLE」の早指しを、百戦錬磨の「シン・レジェンド」が止められるかに注目したい。

ABEMAトーナメント

紋蛇

ライター紋蛇

2012年より、ネット中継に携わる。担当局で一番長い中継が2013年3月の第71期順位戦C級1組の森けい二九段-近藤正和六段戦で、持将棋の末指し直しとなり、終局時刻は翌日の朝5時40分。「中継は体力だ」と痛感している。

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