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ゴキゲン中飛車に手を焼いている居飛車党必見!青嶋未来五段による「ミライの穴熊でゴキゲン退治」【将棋世界2018年6月号のご紹介】

ゴキゲン中飛車に手を焼いている居飛車党必見!青嶋未来五段による「ミライの穴熊でゴキゲン退治」【将棋世界2018年6月号のご紹介】

ライター: 将棋情報局(マイナビ出版)  更新: 2018年05月02日

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将棋世界のご紹介

将棋世界2018年6月号(5/5発売)の戦術特集は、「対ゴキゲン中飛車一直線穴熊 ゴキゲン対策は堅さにあり!」。

(1)青嶋未来五段による講座「ミライの穴熊でゴキゲン退治」

(2)斎藤明日斗四段による次の一手「実戦に役立つ序盤必須手筋」

により、

ゴキゲン中飛車に手を焼いている居飛車党にの方はぜひお読みください。もちろん、穴熊に悩まされている中飛車党にも役に立つ特集です。

青嶋未来五段による講座「ミライの穴熊でゴキゲン退治」

 居飛車党にとって、プロアマ問わず人気があるゴキゲン中飛車への対策は、悩ましいかと思います。いろんな対抗策がありますが、その中でも一直線穴熊は駒組みが難しくなく、堅く囲ってひたすら攻めるという、わかりやすい目標があるのでおススメの作戦です。 本講座では基本的な駒組みから、戦い方のコツなどを解説していきます。

 初手からの指し手

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛 ▲4八銀 △5五歩

▲6八玉 △3三角 ▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右△4二銀 ▲7七角 △7二玉

▲8八玉 △8二玉 ▲9八香(第1図)

【第1図は▲9八香まで】

一目散に穴熊へ

 一直線穴熊はその名の通り、一目散に穴熊に組む作戦です。第1図で△5六歩と角交換を挑む手には、▲6六歩と角筋を止めておけば問題ありません。5筋の歩は切られても、後手は4手も掛けて5七の歩と交換するので、先手にとっては得な取り引きになるからです。

第1図以下の指し手①

△5三銀 ▲9九玉 △6四銀 ▲6六歩 △7四歩 ▲6七金 △7二飛(第2図)

【第2図は△7二飛まで】

対袖飛車

 基本的に居飛車側は穴熊を目指すので、後手の作戦に対応する指し方となります。まずは袖飛車から見ていきましょう。△6四銀は次に△6五銀を狙っており、▲6六歩~▲6七金と備えておきます。

 第2図以下の指し手

▲7八金 △7五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲5九銀 △9二香 ▲6八銀右 △9一玉 ▲3六歩 △8二銀 (第3図)

【第3図は△8二銀まで】

▲8八銀は上がらない

 7六の地点を受けずに駒組みを続けますが、△7五同銀に形とばかり▲8八銀は、△7六歩に▲6八角と引くことになります。これは先手の右銀が使いにくいうえに、後手から△5六歩▲同歩△6六銀の攻め筋を与えてしまい不満です。角を8八に引ける形にするためには、▲8八銀と上がらないことがポイントです。

決定版の仕掛け

 第3図からいよいよ▲2四歩~▲3五歩と仕掛けます。後手の角を引かせて▲6五歩と突くのが狙いで、すでに先手よしといえるでしょう。第4図から△5二飛と受けても▲5六歩と突けば、次の▲5五角が受かりません。第4図は▲豊島―△戸辺戦(※本誌に参考棋譜を掲載しています)で現れた手順で、袖飛車に対する決定版という認識です。

 第3図以下の指し手

▲2四歩 △同 歩 ▲3五歩 △7六歩 ▲8八角 △3五歩 ▲3四歩 △5一角 ▲6五歩(第4図)

【第4図は▲6五歩まで】

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第1図以下の指し手②

△9二香 ▲9九玉 △9一玉 ▲6六歩 △8二銀 ▲6七金 △7一金 ▲7八金 △5三銀 ▲5九銀 (第5図)

【第5図は▲5九銀まで】

相穴熊へ

 後手が△9二香と穴熊を明示すれば、しばらくはお互い駒組みとなります。袖飛車に備えて▲8八銀を保留して、▲5九銀~▲6八銀右を優先します。

第5図以下の指し手①

△6二銀 ▲6八銀右△3五歩 ▲8八銀 △5四飛 ▲2六飛 △4四飛 ▲4六歩 △3四飛(第6図)

【第6図は△3四飛まで】

対△6二銀型

 第5図から△6二銀と引く手は有力です。▲6八銀右には△3五歩と突いて、石田流を目指すのが狙いです。途中の△4四飛は手筋で、▲4六歩を突かせて飛車の横利きを消しています。

 第6図は居飛車も十分指せますが、正確に指しこなすのは難しいので、読者の皆さまにはおススメしません。後手は次に△3六歩が狙いで、▲同歩は△4四角▲2八飛△3六飛ですし、▲同飛は△同飛▲同歩△3九飛で先手不利です。後手陣には隙がなく先手陣は偏っているので、うまく手を作らないと堅さを生かせず、一方的に桂香を取られてしまうのが難点なのです。

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第5図以下の指し手②

△6二銀▲3六歩 △6四歩▲6八銀右 △7四歩 ▲8八銀 △5四飛 ▲4六歩(第7図)

【第7図は▲4六歩まで】

慎重な駒組み

 第5図から△3五歩を防いで、▲3六歩と突く手を見ていきます。対して△5四飛ならそこで▲8八銀として、△5一金には▲6五歩と位を取る手があります。狙いは▲8六角の覗きで、角のラインが受けづらいのです。

 そして先手のポイントは、△5四飛には▲4六歩と突いておくことです。ここで▲7九銀右を急ぐと、△4四飛▲2七飛△4五飛(参考1図)と進み、4五の飛車が狭い割りに追いにくく、また△3五歩のような仕掛けも残るので、先手にとっては嫌な変化です。このあたりはお互いに慎重な指し回しが求められます。

【参考1図は△4五飛まで】

本記事の全文は将棋世界2018年6月号でお読みいただけます。

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