「将棋と勉強、どっちが好き?」山口恵梨子女流二段が悩んだ時に思い出すある棋士の言葉【女流棋士とデザート】

「将棋と勉強、どっちが好き?」山口恵梨子女流二段が悩んだ時に思い出すある棋士の言葉【女流棋士とデザート】

ライター: マツオカミキ  更新: 2018年08月11日

女流棋士とデザート

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女流棋士の「勝負師の顔」とは違う一面に迫るべく、デザートを食べながら和やかな雰囲気でお話を伺うこのシリーズ。今回は山口恵梨子女流二段に、8月のおすすめローソンデザートを食べていただきながらのインタビューです。挫折しそうになった時に憧れの棋士からもらった言葉や、大好きな女流棋士の先輩宅のキッチンに出入り禁止(!)になった話などを語っていただきました!

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中村桃子女流宅のキッチン出入り禁止に!? 料理のほろ苦い思い出

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――今日は、ローソンのおすすめデザート「もち食感ロール」を召し上がっていただきながらお話できればと思います。

ありがとうございます。早速、いただきます! クリームたっぷりだし、もっちりしていて美味しい~。私、大学生の頃に料理教室に通っていて、そこでロールケーキを作ったことがあるんですよ。

――ご自分でも作られるんですね!

作るのは好きなんですけど、下手なんですよね‥‥。その時も、他の生徒さんはきれいな円形のロールケーキになっているのに、私だけつぶれた楕円形になっちゃって。「あれ、なんか思っていたのと違う」みたいな(笑)。

――つぶれた楕円形(笑)。通おうと思ったきっかけは、何だったんですか?

周りの人に「料理できなさそう」って言われたので(笑)。おおざっぱな性格なので、どうしても指定の量よりも多めに材料を入れちゃうんですよね‥‥。昔、クッキーを作った時にも、バターを入れ過ぎてクッキーが砂利みたいな食感になってしまって。

――(笑)。料理教室に行ってからは、上達しましたか?

1年ぐらい通ったので自分的には成長したと思うのですが‥‥、でも、つい最近、中村桃子女流初段の家のキッチンは出入り禁止になってしまいました(笑)。

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――えっ、何があったんですか?

中村女流初段の家でたこ焼きパーティーをしようという話になったんですね。何か手伝おうと思ってキッチンに入って、「じゃあ、薄力粉をボールに出しておいてね」と言われたんですけど‥‥、粉をこぼしてしまって。

――袋から出すだけなのに(笑)。

「えりりん、手伝わなくて、大丈夫よ」と言われてしまいました‥‥(笑)。またチャンスがあれば、大好きな先輩のキッチンに入れてもらえるように頑張りたいと思います!

悩んだ時は、好きな方を選ぶ。尊敬する棋士にもらったアドバイス

――オフの日は、将棋以外だと何をしていますか?

昔からポケモンが好きで、ポケモンのゲームをしていることが多いです。先日も、ポケモンカードの大会に参加してきました。

――仕事ではなくプライベートで?

そうです。ポケモンカードって将棋と結構似ているんですよ。先攻後攻が決まっていて、攻めと守りの読み合いがおもしろいんです。

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――テレビゲームだけでなく、カードゲームもされるんですね。

今これほどゲームにハマっているのは、幼少期の反動なんだと思います。子どもの頃は、ゲームはもちろんテレビも禁止だったので、その頃を取り戻すかのごとく思いっきり弾けてますね(笑)。

――テレビも禁止だったんですか。

はい。ニュースすら見られなかったので、ラジオで聴いていた記憶があります。父が将棋を教えてくれたのですが、かなりスパルタで、将棋に集中するためにテレビも禁止したんですね。でも、私自身も6歳で将棋を始めてすぐに「女流棋士になる」と決めていたので、テレビやゲーム禁止は辛かったですけど、おかげで将棋に打ち込むことができたと思います。

――6歳で将来を考えるって、すごいです。

自分に才能がなかったとしても、今から将棋だけに集中すれば女流棋士になれるのではないかと考えたんです。当時は偉人の伝記をたくさん読んでいて、すごい事を成し遂げている人はひとつの事に圧倒的な時間をかけているなと思って。それで、将棋だけはブレずに続けていこうと決意しました。

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――挫折した経験や「やめたい」と思うことはありませんでしたか?

ありました。小学5年生の時、女流棋士になりたいのは親のためなのか、それとも将棋が好きだからなのか、わからなくなってしまって。1年間考えながら将棋を続けて、結局は「やっぱり将棋が好きだな」と思えたんです。それで、小学6年生で女流育成会に入り、本格的に女流棋士を目指し始めました。

――そこからは、順風満帆に?

いえ、その後も悩んだ時期はありました。特に高校1年生で女流棋士になるのに苦戦していた時は、すごく悩みましたね。でもその時に、阿久津主税八段から「将棋と勉強、どっちが好き?」と聞かれたんです。「将棋です」と答えたら、「それなら、女流棋士になれるから大丈夫」と言われて、一気に肩の力が抜けました。

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この言葉のおかげで自信を持てたと思うし、悩んだ時は好きなものを選べばいいというのは、今も私の指針になっています。尊敬している阿久津八段に言われたからこそ私は安心できたと思うので、女流棋士になった今では、自分がそういう言葉を誰かに届けられたらいいなと思っています。

「昔は人と話すのが苦手だった」女流棋士になって変わったこと

――女流棋士になる前と後で、自分の中で「変わったな」と感じる部分はありますか?

もともと人前で話すのが苦手だったんですが、だいぶ話せるようになってきたなと感じています。

――えっ、苦手だったとは思えないですね!

そう思ってもらえたなら、良かったです(笑)。今は普及活動など人前で話す仕事もあって、聞いてくださる方にしっかり伝えたいから、「自分に何を求めているか」を考えつつ、頑張って話しています。

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――人前での話し方について、女流棋士の先輩から教えてもらうこともありましたか?

もちろん、あります。先輩方は本当に優しくアドバイスしてくださるので、そうやって育てていただいて今に至ります。だから、私も後輩の女流棋士たちに何か伝えられたらなと思うんですけど‥‥。

――後輩にアドバイスをしてあげたり?

いえ、それが‥‥、恥ずかしくて自分から声をかけられず‥‥(笑)。でも、後輩のことも本当に大好きなので、求められた時にアドバイスしてあげられたらいいな、と。何かサポートできることがあれば、いつでも話しかけてほしいです!

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――最後に、これからの目標を教えてください。

女流棋士になった時からずっと掲げている目標は、将棋を楽しむ女性をもっと増やすことです。もっと多くの方に将棋に興味を持ってもらうためには、自分の言葉に説得力が必要だと思います。そのためにも、強くなりたいし、勝ちたい。本当に将棋が好きなので、周りの人にも楽しんでもらえるよう努力していきたいと思います。

おわりに

インタビュー終了後、「自分で作ると楕円形になってしまうので、見た目も味も抜群な "もち食感ロール" をローソンで買って食べ続けます(笑)」と笑顔で話してくれた山口女流二段。最後まで場を盛り上げてくださり、言葉の端々から「相手に楽しんでほしい」という気持ちが伝わってきました。「もち食感ロール」を差し入れてくれたローソンクルーのあきこちゃんには、こんなメッセージをいただきましたよ。

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8月おすすめデザート

山口女流が食べていた「もち食感ロール」は、たっぷり生クリームともっちりスポンジ生地がたまらないデザートです♪

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取材協力山口恵梨子女流二段

1991年10月生まれ。鳥取県出身の女流棋士。2008年4月に女流2級。2016年5月に女流二段に昇段。2014年に白百合女子大学 国語国文学科卒業。攻める大和撫子の異名を持つ振り飛車党。

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女流棋士とデザート

マツオカミキ

ライターマツオカミキ

2014年からライターとして活動する平成元年生まれ。28歳にして初めて将棋に触れました。将棋を学びながら、初心者目線で楽しさをお伝えします!普段は観光地や企業、お店を取材して記事を執筆中。

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