将棋コラム

鈴木九段も絶賛「終盤のスピード感、安定感が素晴らしい」藤井四段VS中村六段、AbemaTV七番勝負第4局ふり返り(藤井四段コメントあり)

鈴木九段も絶賛「終盤のスピード感、安定感が素晴らしい」藤井四段VS中村六段、AbemaTV七番勝負第4局ふり返り(藤井四段コメントあり)

更新: 2017年04月20日

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藤井聡太四段 炎の七番勝負

藤井聡太「炎の七番勝負」第4局の対戦相手は中村太地六段である。

中村は2006年に17歳でプロデビュー。毎年高勝率をあげる安定感抜群の成績で、2011年度には勝率8割5分1厘という驚異の高勝率をたたき出して勝率1位も獲得している。タイトル戦登場は2回。いずれも羽生善治に敗れてタイトル獲得はならなかったが、次世代を担う若手棋士の1人であることは間違いない。

「中村六段は鋭い攻めの棋風という印象です」と藤井は言う。

振り駒は「と金」が3枚出て藤井の先手に決まった。炎の七番勝負はここまで4局すべてが藤井の先手。「運も実力のうち」という言葉があるが、藤井は運も兼ね備えた天才棋士なのかもしれないという想いもよぎる。

第2局、第3局とゴキゲン中飛車の戦型が続いたが本局は角換わり腰掛け銀の最新流行形となった。中盤の主導権を握ったのは中村で、藤井は受けに回る展開となり「あまり自信が持てなかった」という気持ちで迎えた80手目が図の局面。

【図は80手目△7五桂まで】

中村が△7五桂と厳しく攻めてきた図から、▲7九桂と受けた手がしぶとい受けだった。「この一手で先手陣は耐久力のある形になり、苦しいながらも結果的に勝着になったように思います」と藤井は振り返る。以下△6七桂成▲同銀△6五金▲2四歩△同歩▲2二歩△7七歩成と進んで攻め合いとなったが、以下の攻め合いを制して藤井が3勝目を挙げた。

「▲2二歩と反撃に転じてからの終盤のスピード感、安定感は本当に素晴らしい。久々にすごい切れ味を見た気がします」と解説の鈴木大介九段も絶賛の指し回しだった。

炎の七番勝負はこれで藤井の3勝1敗。名立たる若手棋士を相手に見事な結果を残して折り返した。

第5局からはいよいよA級棋士の登場だ。深浦康市九段、佐藤康光九段、そして羽生善治三冠という将棋界のスーパースターとのドリームマッチが組まれている。14歳の藤井がどんな戦いを見せるのか待ち遠しい。

【第4局の全棋譜はこちら】

AbemaTV将棋チャンネルの視聴はこちら

藤井聡太四段 炎の七番勝負

AbemaTV将棋チャンネル編集局

ライターAbemaTV将棋チャンネル編集局

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