新将棋会館内に「棋の音」が10月1日にグランドオープン
将棋道場とショップに加え、カフェを併設した店舗「棋の音(きのね)」を2024年10月1日(火)にグランドオープンいたします。
今までの将棋会館で長きにわたりご愛顧いただいてまいりました道場・ショップの他、カフェの新設により、将棋をあまり知らない方にも、将棋ファンの方には今まで以上に、将棋の魅力に触れていただける店舗を目指します。
施設概要書はこちら
<施設情報>
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目18番5
ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル
営業時間 ショップ/道場 10:00〜21:00(最終手合は20:30)
カフェ 10:00〜21:00(L.O. 20:30)
定休日 なし(年末年始を除く)
アクセス JR総武線千駄ケ谷駅/都営大江戸線国立競技場駅A4出口より徒歩2分
<棋の音コンセプト>
心地いい棋の音が響く。
対局に込めた氣の音が響く。
この場を、未来へ豊かに育っていく将棋文化の木の根にしたい。
<店舗名称「棋の音」に込めた想い>
前将棋連盟会長・佐藤康光九段より
将棋界の伝統と革新、次の100年に向け、新たな歴史を紡いでいく「将棋の聖地・総本山」の舞台となる将棋会館にできる、将棋道場・ショップ・カフェスペース「棋の音」。
将棋道場では、盤駒など道具は勿論のこと、内装も木を中心に誂え造り、将棋ファンのみなさんが対局する、心地よい駒の音「棋の音」が響く、明るい空間を目指します。
「棋の音」は、新将棋会館の一角に併設された施設。
だからこそ、棋士・女流棋士の真剣勝負が行われている場所に近く、
その勝負に向かう真剣勝負の熱量「氣」も伝わってくる場所だと思います。
ショップでは様々なグッズを展開するほか、対局室を模した畳の間も設置し、
多彩なイベントを実施するなど、将棋界の"今"を発信していくつもりです。
多くの人に将棋文化を知ってほしい。
将棋を楽しんでほしい。
この場所を未来につなげる将棋文化の「木の根」にしたい。
そのような将棋に対する想いを忘れないために、「棋の音」と名付けました。
みなさまのご来場をお待ちしております。
<施設概要>
正面に入ってすぐに見える六畳の和室は、「こもれびの間」です。
対局室を体感できる空間で、イベントや物販・撮影スペースとして使用していく予定ですので、ご期待ください。
こもれびの間にかかっている書は、旧将棋会館・道場に飾ってありました、大山康晴十五世名人の書です。
「棋の音」は、下記3つの構成で運営いたします。
■棋の音道場
将棋が指せる道場の他、大盤解説会や教室・イベントに多目的な活用をします。
■ショップ
定番の将棋用品や棋士関連グッズに加え、「棋の音」限定商品を取り揃えます。
■カフェ
棋士関連のドリンクやシグネチャーフードメニューなど、
気軽に利用していただけるようなメニューをご用意しております。
<棋の音道場>
今までよりも営業時間も長くし、新たに初心者向けのセミナーを設けるなど、今までのお客様にも、新しいお客様にもお越しいただける道場を目指します。
新しい営業時間、席料、各種セミナー等詳細情報は、棋の音道場ページをご覧ください
<ショップ>
定番の将棋用品や棋士関連グッズに加え、「棋の音」限定商品を取り揃えます。
様々なコラボレーショングッズも展開していく予定ですので、今後の展開にもご期待ください。
※グッズの転売はおやめください
■ヒグチユウコ とのコラボレーショングッズ
新将棋会館建設クラウドファンディングで協力いただいたご縁から、棋の音でもオリジナルコラボグッズを販売することになりました。棋士になったボリスや、真剣に将棋を指すニャンコなど、ヒグチ作品お馴染みのキャラクターが描かれた商品や、棋の音のための描き下ろし作品を使用した新アイテムもご用意しました。
こちらのコラボグッズは棋の音ショップ店頭のみでの販売です。ぜひ棋の音ショップへお越しください。
※ヒグチユウコ コラボレーショングッズは、購入点数制限を設けさせていただきます。
■お一人様2点まで
タオルハンカチ(2種)、サコッシュ、靴下、Tシャツ(白黒)、扇子袋
■お一人様3点まで
ポストカードセット、クリアファイル
■ユナイテッドアローズ とのコラボレーショングッズ
100周年事業の一つとして、「ユナイテッドアローズ」さんと特別限定グッズを企画制作しました。
今回のコラボレーションは、日本の伝統文化の継承と革新を重んじるお互いの基本姿勢に共鳴したほか、今後同じオフィスビルに拠点を構えるご縁がきっかけで実現しました。
日本の伝統文化に「ユナイテッドアローズ」の視点でファッションを取り入れ、将棋ファンのみならず幅広い層の方に日常使いできるアイテムとして愛用いただくことを目指して制作されています。
9月8日に発表させていただいたグッズの他、棋の音オープン記念グッズとして、ロングTシャツ、フーディ、ソックス、トートバッグ、ウォーターボトルの発売を開始します。東京・将棋会館が長年活動の拠点としてきた東京・千駄ヶ谷のまちをイラストマップ化したデザインを各アイテムに取り入れました。
■昭和西川 とのコラボレーショングッズ
「良質な眠り」と「健康」をプロデュースする寝具メーカーの昭和西川株式会社は、2018年に日本将棋連盟と業務提携し、体圧を分散するマットレス「MuAtsu(ムアツ)」素材を使用した対局用座布団の提供をスタートしました。「対局用ムアツ座布団」は、棋士の意見やアイデアを取り入れ開発。頭脳の格闘技といわれる将棋界で、長時間の対局に臨む棋士をサポートしています。
将棋連盟100周年を機に共同開発した「対局用ムアツ座布団」として、いよいよ10月1日より販売開始となります。
真剣勝負に臨む棋士と同じ座り心地をぜひ、ご自宅でご体感ください。
■NUMBER SUGAR コラボレーショングッズ
千駄ケ谷に工房を構える「NUMBER SUGAR」の別注キャラメルを販売します。
先行販売しました12個入りも好評のうちに売り切れましたが、5個入りBOXは「棋の音」でグランドオープンの10月1日より発売します。
無添加で仕上げられたキャラメルは、安心して召しあがっていただけるためお土産にもおすすめです。棋の音オリジナルパッケージはご自宅で楽しむのもお土産としてもどちらも最適です。
※ナンバリングされた12種のキャラメルが、ランダムに5個入っています
■東京藝術大学美術学部デザイン科とのコラボレーション
東京藝術大学美術学部デザイン科の学生により、旧将棋会館・道場で長年使われていた将棋盤をリデザインし、新たな将棋グッズとして生まれ変わりました。
道場は老若男女問わず、多くの将棋ファンが日々集い、楽しんできた場所。新将棋会館への移転に伴い、使われていた桂(かつら)などの木で作られた2寸盤は廃棄されてしまう問題に直面しました。
歴史や想いの詰まった将棋盤を記憶に残し、捨てずに第二の人生を歩むことを設計できないか?と考え、東京藝術大学美術学部デザイン科の箭内道彦教授の相談。想いに共鳴いただき、4名の学生さんが参加してくださり、新たに6つの作品へと生まれ変わりました。
今後、発売することも考えておりますが、まずは棋の音にて展示するほか、様々な将棋イベントでも展示しようと考えております。是非、お手にとって、歴史を感じていただければと思います。
左:「プレゼンテーションを終えて」 右:「プレゼンテーションの様子」
・「将棋盤のマグネット台置き」 中村香乃さん
将棋盤をまず薄くし、裏に9×9マスをくり抜き、それぞれにマグネットを埋め込んでいるので、マス目以外にはマグネットを置けない仕様に。
マグネットをつけるときには、将棋を指す時の音も表現できるようにしています。
左:「将棋盤のマグネット台置き」 右:「制作過程」
・「クリップ」 佐藤綾花さん
将棋をより身近にしたい、と思い、将棋盤のマス目や、駒台の側面/表面の違いを活かしたクリップにしました。製品のサイズが小さいため、他のグッズを作る際に出る端材でも作れる利点があります。
左:「クリップ」 右:「制作過程」
・「将棋の妖精・からころさん」 坂井凜花さん
長年大切に扱われたものには、魂が宿るといいます。様々な人とのたくさんの対戦を通して、この将棋盤にもきっと魂が宿っています。
お守りの役割として、対局の際に手のひらに握って考えることができるように、触って心地いいものにすることを目指しました。
左:「からころさん」 右:「制作過程」
・「将棋盤コースター」「Shogi-Bookend」「Shogi-Vase」 林宋其さん
将棋のルールを知らない。将棋って難しそう。そう敬遠する人たちに、日常により将棋を感じてもらい、将棋を知ってもらうキッカケにしたい。
「日常に将棋を」をコンセプトに、雑貨ラインを考えました。
左から「将棋盤コースター」「Shogi-Bookend」「Shogi-Vase」「制作過程」
<カフェ>
フードの目玉は、勝負めしの定番であるカレー。
新宿中村屋監修のカレーソースを使用した本格的なカレーを中心に4種類のメニューをご用意しています。
シグネチャーメニューの一つであるブレンドコーヒーは、コーヒー好きとして知られる佐藤康光九段が監修した「康光ブレンド珈琲」。棋の音マグカップで提供されます。
また、棋の音カフェならではのメニューとして、棋士の画像がプリントされている、"ここでしか飲めない"特別なカプチーノを販売します。
初月となる10月は、羽生善治会長の写真がプリントされていますが、毎月棋士・女流棋士が変わりますので、お楽しみにしていただければと思います。
・今後の棋士カプチーノ予定
11月 谷川浩司 十七世名人
12月 永瀬拓矢 九段
1月 中村太地 八段
2月 西山朋佳 女流三冠
3月 木村一基 九段
※変更する可能性がございます。段位は2024年9月時点のものです
その他、スイーツメニューの「駒もなか」は、店内で食べるもよし、おみやげにするのもよし。
と金の旗が特徴的な「固めのクラシックプリン」、レモネードをベースにしつつ気分によってカラーを選べる炭酸飲料の「棋の音スカッシュ」など、様々な楽しさが味わえます。
18:00以降は、アルコール類のご提供も実施します。
棋の音道場の席料をお支払いいただければ、"飲みながら将棋を楽しむ"ことも可能になりました。仕事終わりの一杯を、将棋を指しながら楽しみませんか?
※手合いはつきません
さらに、「キッシサカバ(棋士+酒場)」と題し、棋士・女流棋士も来場するイベントも企画中です。
初回は11月を想定しておりますので、決まり次第、また公式Xなどで情報発信をさせていただきますので、お楽しみに。
新たに併設されるカフェは、(株)プロントコーポレーションが運営します。