中村王座がシリーズ初勝利で1勝2敗に 王座戦第3局。豊島二冠らタイトルホルダーが勢ぞろい、王将戦挑決リーグが開幕。【9月29日~10月5日の注目対局結果】

更新:2018年10月06日 11:30

9月29日(土)~10月5日(金)に行われた注目対局の結果をご紹介します。

第66期王座戦五番勝負は、斎藤慎太郎七段の2連勝で迎えた第3局が行われ、中村太地王座がシリーズ初勝利を挙げ1勝2敗としました。

タイトルホルダーが勢ぞろいし熱戦が繰り広げられている第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦では、中村太地王座、糸谷哲郎八段、渡辺明棋王らが白星を挙げています。

※段位・成績は対局当時のもの

第77期順位戦

【A級】広瀬章人八段が三浦弘行九段に勝ち3勝1敗に 第77期A級順位戦

○広瀬章人八段-●三浦弘行九段

第77期A級順位戦で、広瀬章人八段VS三浦弘行九段の対局が10月5日に行われ、広瀬八段が132手で三浦九段に勝ち、3勝1敗としました。

これで、広瀬八段は11連勝となりました。

次戦は、広瀬八段は稲葉陽八段と、三浦九段は佐藤康光九段と対局します。

広瀬八段は第64期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は95勝42敗(0.693)、A級在籍5期目です。

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写真左:広瀬章人八段/写真右:三浦弘行九段[名人戦棋譜速報より]

第4期叡王戦

【予選六段戦】及川拓馬六段が本戦トーナメント進出を決める

●高野秀行六段-○及川拓馬六段
●佐藤和俊六段-○三枚堂達也六段
○及川拓馬六段-●三枚堂達也六段

第4期叡王戦予選六段戦で、高野秀行六段VS及川拓馬六段の対局が9月30日に行われ、及川六段が131手で高野六段に勝ちました。

及川六段は同日に三枚堂達也六段と対局し、95手で三枚堂六段に勝ち、2回目の本戦トーナメント進出を決めました。

及川六段は第1期より参加しており、本棋戦の対戦成績は10勝3敗(0.769)です。

第60期王位戦

【予選】八代弥六段が佐藤和俊六段を破り勝ち進む

●佐藤和俊六段-○八代弥六段

第60期王位戦で、佐藤和俊六段VS八代弥六段の対局が10月3日に行われ、八代六段が152手で佐藤六段を破り、勝ち進みました。

次戦は、石田直裕五段と対局します。

八代六段は第54期より本棋戦に参加しており、本棋戦の対戦成績は12勝8敗(0.600)です。

【予選】南芳一九段が宮本広志五段を破り勝ち進む

○南芳一九段-●宮本広志五段

第60期王位戦で、南芳一九段VS宮本広志五段の対局が10月3日に行われ、南九段が92手で宮本五段を破り、勝ち進みました。

次戦は、平藤眞吾七段と対局します。

南九段は第23期より本棋戦に参加しており、本棋戦の対戦成績は57勝46敗(0.553)です。

【予選】久保利明王将が古森悠太四段を破り勝ち進む

○久保利明王将-●古森悠太四段

第60期王位戦で、久保利明王将VS古森悠太四段の対局が10月5日に行われ、久保王将が106手で古森四段を破り、勝ち進みました。

次戦は、山崎隆之八段と対局します。

久保王将は第35期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は48勝28敗(0.632)です。

【予選】片上大輔七段が金沢孝史五段を破り勝ち進む

○片上大輔七段-●金沢孝史五段

第60期王位戦で、片上大輔七段VS金沢孝史五段の対局が10月5日に行われ、片上七段が110手で金沢五段を破り、勝ち進みました。

片上七段は第46期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は11勝14敗(0.440)です。

第66期王座戦

【五番勝負第3局】中村太地王座が斎藤慎太郎七段に勝ち1勝2敗に

○中村太地王座-●斎藤慎太郎七段

中村太地王座に斎藤慎太郎七段が挑戦する、第66期王座戦五番勝負の第3局が10月2日(火)に宮城県仙台市「仙台ロイヤルパークホテル」で行われ、中村王座が斎藤七段を108手で破り、1勝2敗としました。

中村王座はこの王座戦を制すると、初のタイトル防衛となります。

第4局は10月16日(火)に新潟県南魚沼市「龍言」で行われます。

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写真左:中村太地王座/写真右:斎藤慎太郎七段

第67期王座戦

【一次予選】里見香奈女流四冠が島本亮五段を破り勝ち進む

●島本亮五段-○里見香奈女流四冠

第67期王座戦で、島本亮五段VS里見香奈女流四冠の対局が10月3日に行われ、里見女流四冠が94手で島本五段を破り、勝ち進みました。

次戦は、長沼洋七段と対局します。

里見女流四冠は今期が3回目の王座戦参加、本棋戦の対戦成績は2勝2敗(0.500)です。

【一次予選】渡部愛女流王位が泉正樹八段を破り勝ち進む

●泉正樹八段-○渡部愛女流二段

第67期王座戦で、泉正樹八段VS渡部愛女流王位(LPSA所属)の対局が10月4日に行われ、渡部女流王位が90手で泉八段を破り、勝ち進みました。

次戦は、村中秀史六段VS門倉啓太五段 戦の勝者と対局します。

渡部女流王位は今期が初の棋戦参加、本棋戦の通算成績は2勝0敗(1.000)です。

第44期棋王戦

【挑戦者決定トーナメント】佐藤康光九段が菅井竜也七段を破り勝ち進む

○佐藤康光九段-●菅井竜也七段

第44期棋王戦挑戦者決定トーナメントで、佐藤康光九段VS菅井竜也七段の対局が10月2日に行われ、佐藤九段が151手で菅井七段を破り、勝ち進みました。

次戦は、三浦弘行九段 と対局します。

佐藤九段は第14期より本棋戦に参加しており、五番勝負登場6回、タイトル獲得2期、本棋戦の通算成績は86勝50敗(0.632)です。

第68期王将戦

【挑戦者決定リーグ戦】中村太地王座が渡辺明棋王に勝ち1勝0敗に

○中村太地王座-●渡辺明棋王

第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦1回戦、中村太地王座VS渡辺明棋王の対局が9月29日に行われ、中村王座が77手で渡辺棋王に勝ち、1勝0敗としました。

次戦は、中村王座は豊島将之二冠と対局します。渡辺棋王は抜け番です。

中村王座は第57期より本棋戦に参加しており、今回が初の挑戦者決定リーグ進出で、本棋戦の対戦成績は18勝11敗(0.621)です。

【挑戦者決定リーグ戦】糸谷哲郎八段が豊島将之二冠に勝ち1勝0敗に

●豊島将之二冠-○糸谷哲郎八段

第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦1回戦、豊島将之二冠VS糸谷哲郎八段の対局が10月2日に行われ、糸谷八段が167手で豊島二冠に勝ち、1勝0敗としました。

この対局に勝ち、糸谷八段は3連勝です。

次戦は、糸谷八段は広瀬章人八段と、豊島二冠は中村太地王座と対局します。

糸谷八段は第57期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は28勝15敗(0.651)です。

【挑戦者決定リーグ戦】渡辺明棋王が佐藤天彦名人に勝ち1勝1敗に

●佐藤天彦名人-○渡辺明棋王

第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦、佐藤天彦名人VS渡辺明棋王の対局が10月4日に行われ、渡辺棋王が113手で佐藤名人に勝ち、1勝1敗としました。

次戦は、渡辺棋王は広瀬章人八段と、佐藤名人は郷田真隆九段と対局します。

渡辺棋王は第51期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は50勝36敗(0.576)です。

第12回朝日杯将棋オープン戦

【一次予選】郷田真隆九段が二次予選進出を決める

○郷田真隆九段-●伊藤沙恵女流二段
○飯島栄治七段-●黒沢怜生五段
○郷田真隆九段-●飯島栄治七段

第12回朝日杯将棋オープン戦 一次予選で、郷田真隆九段VS伊藤沙恵女流二段の対局が10月4日に行われ、郷田九段が90手で伊藤女流二段に勝ちました。

郷田九段は同日に飯島栄治七段と対局し、71手で飯島七段に勝ち、二次予選進出を決めました。

郷田九段は第1期より参加しており、本棋戦の通算成績は17勝11敗(0.607)、本戦トーナメント進出は8回、第4回と第5回で準決勝まで勝ち進んでいます。

第39回将棋日本シリーズ

【二回戦】丸山忠久九段が準決勝進出

●佐藤天彦名人-○丸山忠久九段

第39回将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の二回戦で、佐藤天彦名人VS丸山忠久九段の対局が9月29日に行われ、丸山九段が94手で佐藤名人を破り、勝ち進みました。

次戦、準決勝では菅井竜也七段VS中村太地王座 戦の勝者と対局します。

丸山九段の本棋戦の対戦成績は21勝17敗(0.553)、第20回と第22回で優勝、第23回で準優勝しています。

第12期マイナビ女子オープン

【本戦】伊藤沙恵女流二段が加藤結李愛女流2級に勝ちベスト8進出

○伊藤沙恵女流二段-●加藤結李愛女流2級

第12期マイナビ女子オープン本戦で、伊藤沙恵女流二段VS加藤結李愛女流2級の対局が10月1日に行われ、伊藤女流二段が91手で加藤女流2級に勝ちました。

次戦、香川愛生女流三段VS鈴木環那女流二段 戦の勝者と対局します。

伊藤女流二段は第5期より参加しており、本棋戦の通算成績は16勝7敗(0.696)です。

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写真左:伊藤沙恵女流二段/写真右:加藤結李愛女流2級

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