よくある質問

将棋用語について

時々、耳にする指運というのは何ですか?

難しい局面で完全な確信を持てずに選んで指した手が勝利に結びついた時に「指運がよかった」などと言います。また、序盤などでで深い狙いを持たずに指した手が終盤で効果を発揮して勝った時にも使われます。

8九の桂を7七に跳ねて、8九に玉を囲う戦法の名前を教えてください。

該当の形は2種類あります。まず、相居飛車に出てくる戦型で、左図のように囲います。これは「菊水矢倉」と呼ばれています。また、対振り飛車に出てくる戦型で、右図のように囲います(右側の金銀の位置は一例です。「菊水矢倉」と全く同じ形になった実戦例もあります)。これの名称はまだ確立していませんが、「カマボコ」「カマクラ」「ミレニアム」などと呼ばれています。なお、この囲いで高勝率を挙げた三浦弘行八段は、第28回将棋大賞の升田幸三賞を受賞しています。

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「左馬」とは何でしょうか

「馬」を鏡文字にしたもので、米長邦雄永世棋聖が好んで揮毫(きごう)します。「馬は左から乗るほうが縁起がいい」などという事から、縁起ものとしてとらえられています。

「詰めろ」と「必死」はどう違いますか?

ともに、「次に相手玉を詰ませる」という意味ですが、「詰めろ(詰めよとも言います)」は、相手が受ければ詰みがなくなる場合も含みます。一方、「必死(必至とも書きます)」は、相手がいかに受けても詰みを逃れる事ができない状況を言います。必死をかけられた場合、相手玉を詰ます以外に勝つすべはありません。

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