藤井聡太七段、最年少で新人王戦優勝。王座戦は最終局へ【10月13日~10月19日の注目対局結果】
更新:2018年10月20日 13:00
10月13日(土)~10月19日(金)に行われた注目対局の結果をご紹介します。
第66期王座戦五番勝負第4局は中村太地王座が斎藤慎太郎七段を破り、2勝2敗のタイに戻し決着は最終局へ持ち越されました。
第49期新人王戦決勝三番勝負は、最後の新人王戦出場となる藤井聡太七段が2連勝で史上最年少での新人王戦優勝を決めました。
第40期霧島酒造杯女流王将戦は、里見香奈女流王将が2連勝で防衛を決めました。
※段位・成績は対局当時のもの
第77期順位戦
【A級】羽生善治竜王が稲葉陽八段に勝ち3勝1敗に
○羽生善治竜王-●稲葉陽八段
第77期A級順位戦で、羽生善治竜王VS稲葉陽八段の対局が10月17日に行われ、羽生竜王が95手で稲葉八段に勝ち、3勝1敗としました。
この対局に勝ち、羽生竜王は継続中の連勝を4としました。
次戦は、羽生竜王は阿久津主税八段と、稲葉八段は広瀬章人八段と対局します。
羽生竜王は第45期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は176勝51敗(0.775)です。
写真左:羽生善治竜王/写真右:稲葉陽八段[名人戦棋譜速報より]
【A級】佐藤康光九段が久保利明王将に勝ち2勝2敗に
○佐藤康光九段-●久保利明王将
第77期A級順位戦で、佐藤康光九段VS久保利明王将の対局が10月18日に行われ、佐藤九段が143手で久保王将に勝ち、2勝2敗としました。
次戦は、佐藤九段は三浦弘行九段と、久保王将は糸谷哲郎八段と対局します。
佐藤九段は第46期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は177勝106敗(0.625)です。
写真左:佐藤康光九段/写真右:久保利明王将[名人戦棋譜速報より]
【B級】渡辺明棋王が木村一基九段に勝ち6勝0敗に
○渡辺明棋王-●木村一基九段
第77期B級1組順位戦で、渡辺明棋王VS木村一基九段の対局が10月18日に行われ、渡辺棋王が100手で木村九段に勝ち、負けなしの6連勝としました。
次戦は、渡辺棋王は谷川浩司九段と、木村九段は野月浩貴八段と対局します。
渡辺棋王は第59期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は129勝57敗(0.694)です。
写真左:渡辺明棋王/写真右:木村一基九段[名人戦棋譜速報より]
第60期王位戦
【予選】行方尚史八段が泉正樹八段を破り勝ち進む
○行方尚史八段-●泉正樹八段
第60期王位戦で、行方尚史八段VS泉正樹八段の対局が10月15日に行われ、行方八段が67手で泉八段を破り、勝ち進みました。
行方八段は第36期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績を63勝34敗(0.649)としました。
次戦は、村中秀史六段VS佐々木大地四段 戦の勝者と対局します。
【予選】都成竜馬五段が糸谷哲郎八段を破り勝ち進む
●糸谷哲郎八段-○都成竜馬五段
第60期王位戦で、糸谷哲郎八段VS都成竜馬五段の対局が10月16日に行われ、都成五段が126手で糸谷八段を破り、勝ち進みました。
これで、都成五段は5連勝です。
次戦は、中村亮介六段VS竹内雄悟四段 戦の勝者と対局します。
都成五段は第58期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は9勝2敗(0.818)です。
【予選】佐藤天彦名人が佐藤慎一五段を破り勝ち進む
○佐藤天彦名人-●佐藤慎一五段
第60期王位戦で、佐藤天彦名人VS佐藤慎一五段の対局が10月16日に行われ、佐藤名人が92手で佐藤五段を破り、勝ち進みました。
佐藤名人は第49期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は21勝12敗(0.636)です。
次戦は、中村修九段と対局します。
【予選】佐々木勇気六段が藤森哲也五段を破り勝ち進む
○佐々木勇気六段-●藤森哲也五段
第60期王位戦で、佐々木勇気六段VS藤森哲也五段の対局が10月17日に行われ、佐々木六段が132手で藤森五段を破り、勝ち進みました。
この対局に勝ち、佐々木六段は3連勝となりました。
次戦は、西尾明六段と対局します。
佐々木六段は第53期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は24勝9敗(0.727)です。
第66期王座戦
【五番勝負第4局】中村太地王座が斎藤慎太郎七段に勝ち2勝2敗に
○中村太地王座-●斎藤慎太郎七段
中村太地王座に斎藤慎太郎七段が挑戦する第66期王座戦五番勝負の第4局が10月16日(火)に新潟県南魚沼市「龍言」で行われ、中村王座が斎藤七段を137手で破り、2勝2敗のタイに戻し、タイトル戦の決着は最終局へと持ち越されました。
中村王座は、この王座戦を制すると、初のタイトル防衛となります。
第5局は10月30日(火)に山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われます。
王座戦五番勝負の模様は、ニコニコ生放送とAbemaTVと王座戦中継ブログと日本将棋連盟ライブ中継で中継をいたします。ぜひご覧下さい。
写真左:中村太地王座/写真右:斎藤慎太郎七段
第67期王座戦
【一次予選】青野照市九段が高田尚平七段を破り勝ち進む
○青野照市九段-●高田尚平七段
第67期王座戦一次予選で、青野照市九段VS高田尚平七段の対局が10月15日に行われ、青野九段が102手で高田七段を破り、勝ち進みました。
青野九段は第23期より本棋戦に参加、本棋戦の通算成績を49勝46敗(0.516)としました。
次戦は、渡辺大夢五段VS近藤誠也五段 戦の勝者と対局します。
第44期棋王戦
【挑戦者決定トーナメント】広瀬章人八段が片上大輔七段を破り勝ち進む
○広瀬章人八段-●片上大輔七段
第44期棋王戦挑戦者決定トーナメントで、広瀬章人八段VS片上大輔七段の対局が10月16日に行われ、広瀬八段が114手で片上七段を破り、勝ち進みました。
次戦は、佐藤康光九段VS三浦弘行九段 戦の勝者と対局します。
広瀬八段は第32期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は32勝16敗(0.667)です。
第68期王将戦
【挑戦者決定リーグ戦】佐藤天彦名人が中村太地王座に勝ち2勝1敗に
○佐藤天彦名人-●中村太地王座
第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦、佐藤天彦名人VS中村太地王座の対局が10月19日に行われ、佐藤名人が100手で中村王座に勝ち、2勝1敗としました。
次戦は、佐藤名人は広瀬章人八段と、中村王座は糸谷哲郎八段と対局します。
佐藤名人は第57期より本棋戦に参加、本棋戦の通算成績は16勝16敗(0.500)です。
【挑戦者決定リーグ戦】広瀬章人八段が豊島将之二冠に勝ち2勝1敗に
●豊島将之二冠-○広瀬章人八段
第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦、豊島将之二冠VS広瀬章人八段の対局が10月19日に行われ、広瀬八段が133手で豊島二冠に勝ち、2勝1敗としました。
次戦は、広瀬八段は渡辺明棋王と、豊島二冠は郷田真隆九段と対局します。
広瀬八段は第56期より本棋戦に参加、本棋戦の通算成績は27勝15敗(0.643)です。
第39回将棋日本シリーズ
【二回戦】菅井竜也七段が勝ち進む 将棋日本シリーズ JTプロ公式戦
●中村太地王座-○菅井竜也七段
第39回将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の二回戦で、中村太地王座VS菅井竜也七段の対局が10月13日に行われ、菅井七段が113手で中村王座を破り、勝ち進みました。
菅井七段の本棋戦の対戦成績は1勝0敗(1.000)となりました。
次戦、準決勝では丸山忠久九段 と対局します。
第49回新人王戦
【決勝三番勝負】藤井聡太七段が新人王戦優勝
○藤井聡太七段-●出口若武奨励会三段
第49期新人王戦決勝三番勝負の第2局、藤井聡太七段VS出口若武奨励会三段の対局が10月17日に行われ、藤井七段が105手で出口奨励会三段に勝ち、2連勝となり新人王戦優勝を決めました。
藤井七段の本棋戦の対戦成績は8勝1敗(0.889)となりました。
なお、この対局に勝ち、藤井七段は5連勝となりました。
第8期加古川青流戦
【三番勝負第1局】大橋貴洸四段が梶浦宏孝四段に勝ち1勝目
●梶浦宏孝四段-○大橋貴洸四段
第8期加古川青流戦三番勝負 第1局、梶浦宏孝四段VS大橋貴洸四段の対局が10月19日に行われ、大橋四段が112手で梶浦四段に勝ち、1勝目を挙げました。
大橋四段は第3期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は10勝5敗(0.667)です。
【三番勝負第2局】大橋貴洸四段が梶浦宏孝四段に勝ち、加古川青流戦優勝
●梶浦宏孝四段-○大橋貴洸四段
第8期加古川青流戦三番勝負 第2局、梶浦宏孝四段VS大橋貴洸四段の対局が10月20日に行われ、大橋四段が141手で梶浦四段に勝ち、2勝目を挙げ、優勝を決めました。
大橋四段は第3期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は11勝5敗(0.667)です。
第40期霧島酒造杯女流王将戦
【三番勝負第1局】里見香奈女流王将が加藤桃子奨励会初段に勝ち1勝目
○里見香奈女流王将-●加藤桃子奨励会初段
里見香奈女流王将に加藤桃子奨励会初段が挑戦する第40期霧島酒造杯女流王将戦三番勝負の第1局が10月13日(土)に宮崎県都城市霧島創業記念館「吉助」で行われ、里見女流王将が加藤奨励会初段を96手で破り、1勝目を挙げました。
里見女流王将は、あと1勝で女流王将防衛となり、7期目の女流王将獲得となります。
里見女流王将の女流王将戦は、三番勝負登場8回目、タイトル獲得6期、通算成績は31勝9敗(0.769)です。
【三番勝負第2局】里見香奈女流王将が2連勝で防衛を決める
○里見香奈女流王将-●加藤桃子奨励会初段
里見香奈女流王将に加藤桃子奨励会初段が挑戦する第40期霧島酒造杯女流王将戦三番勝負の第2局が10月19日(金)に東京・将棋会館で行われ、里見女流王将が加藤奨励会初段を149手で破り、2連勝となりタイトル防衛を決めました。7期目の女流王将獲得となります。
里見女流王将の女流王将戦は、三番勝負登場8回目、タイトル獲得7期、通算成績は32勝9敗(0.780)です。