将棋文化検定 ~良問振り返り~

vol.01

「実力制」名人戦の最初の名人はだれですか。
(1)塚田正夫 (2)木村義雄 (3)阪田三吉 

(2)
昭和10年に始まった実力による第1期名人戦の勝者は、木村義雄八段(のちの十四世名人)でした。戦前は"常勝将軍"とうたわれました

江戸時代後期に天野宗歩という民間の強豪がいました。
あまりにも強いことから何と呼ばれましたか。
(1)王将 (2)棋聖 (3)十段

(2)
"実力十三段"ともいわれました。

序盤早々に桂を五段目に跳ねて攻める奇襲戦法を何といいますか。
(1)早石田 (2)鬼殺し (3)スズメ刺し

(2)
飛角桂の攻めですが、十分に注意すれば防げます。

実戦で同じ縦の筋に双方の駒が一直線に連なることがまれにあります。
そうした形を何といいますか。
(1)駒ツリー (2)駒一筋 (3)駒柱

(3)
昔は駒柱ができると不吉なことが起きると、いわれたこともありました。

盤面の中央の5五に歩を伸ばして取った「位」の別名を何といいますか。
(1)富士山 (2)天王山 (3)大山

(2)
「天下分け目の天王山」とよく用いられるほど、戦前は5五の位は大切といわれましたが、戦後はスピード重視になり、5五の位を取る棋士は少なくなりました。