本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(以下「JT杯」)」準決勝第二局(東海大会)は、二回戦で石田直裕六段に勝利した永瀬拓矢九段と同じく二回戦で藤井聡太JT杯覇者に勝利した八代弥八段との対局。会場は愛知県常滑市のAichi Sky Expo (愛知県国際展示場)。事前申込抽選にて当選した観戦者や同日同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局として熱戦が繰り広げられる。また、その模様は15時55分からABEMAでも生中継される。
■対局の見どころ
両者の対戦成績は2勝2敗で五分。戦型の内訳は相掛かり2局、矢倉1局、横歩取り1局。昨年に2回対戦があり、いずれも永瀬九段が八代八段の相掛かりを破っている。ともにテーブルマークこども大会のOBで、準優勝の経験がある。永瀬九段が先手の場合は角換わり腰掛け銀、八代八段が先手のときは相掛かりと、両者得意の戦型になることが予想される。八代八段は今年のJT杯二回戦のように、序盤で工夫した指し方をすることが多い。そのため、本局でもどちらが先手になっても八代八段が序盤で注文をつける展開になりそうだ。永瀬九段は春に成績を落としていたが、短期間で復調して夏場から高い勝率を挙げている。JT杯での準決勝進出は6回目。前回は惜しくも準優勝で、3度目の決勝進出で初優勝を目指す。八代八段は初出場ながら準決勝に進出。二回戦の対藤井JT杯覇者戦では会心の勝利を挙げた。勢いに乗って本局に臨む。八代八段も6月以降の対局では高い勝率を残しており、好調だ。本局に勝てば、2020年の永瀬九段以来の初出場での決勝進出となる。ともに夏場から好調を維持している棋士同士の一戦。両対局者や一足先に決勝進出を果たした佐々木勇気八段は、30代前半で指し盛りの年代だ。準決勝第一局と同様に二転三転するような熱戦が期待される。
■注目の対局を盛り上げる解説陣
大盤解説は井上慶太九段。2025年に通算800勝を達成した。兵庫県加古川市で「加古川将棋倶楽部」を主宰しており、11人もの棋士、女流棋士を輩出している名伯楽である。また、2017年から25年にかけて将棋連盟常務理事を務めて、運営面でも活躍した。居飛車党で軽快な指し回しを得意とする。関西弁のユーモアあふれる語り口の軽妙な解説が楽しみだ。
■準決勝第二局の情報
| 対局日 | 2026年10月31日(土) |
|---|---|
| 会場 | Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)(愛知県常滑市) |
| 対局者 | 永瀬 拓矢 九段 対 八代 弥 八段 |
| 生中継 | ABEMA(15時55分〜予定) |
| 解説 | 井上 慶太 九段 |
| 聞き手 | 室田 伊緒 女流三段 |
| 読み上げ | 山口 稀良莉 女流初段 |
■ABEMAでの生中継スケジュール
| 開催日 | 大会 | 対局カード | 生中継開始(予定) |
|---|---|---|---|
| 10/31(土) | 東海大会 準決勝第二局 | 永瀬九段 vs 八代八段 | 15時55分 |
| 11/29(日) | 関東大会 決勝 | 佐々木八段 vs 準決勝第二局勝者 | 16時50分 |
※放送開始時間は変更になる可能性があります。
■「JTプロ公式戦」トーナメント表
■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。
みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる、
特別な「とき」がここにはあります。
将棋日本シリーズが始まって約半世紀。
将棋を愛するすべての人へ、「好き」を楽しむすべての人へ。
JTグループは、心の豊かさへつながる「とき」をこれからも。
■大会名義
主 催/ 公益社団法人日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後 援/ 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協 賛/ JT、テーブルマーク
■大会情報
大会の詳細は将棋日本シリーズ公式サイト、及び「JT杯」公式Xをご覧ください。