本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(以下「JT杯」)」準決勝第一局(大阪大会)は、二回戦で近藤誠也八段に勝利した佐々木勇気八段と同じく二回戦で伊藤匠叡王・王座に勝利した斎藤慎太郎八段との対局。会場は大阪府大阪市のインテックス大阪。事前申込抽選にて当選した観戦者や同日同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局として熱戦が繰り広げられる。また、その模様は15時55分からABEMAでも生中継される。
■対局の見どころ
両者の対戦成績は佐々木八段4勝、斎藤八段5勝と伯仲している。今年だけで3局目の対戦となる。戦型の内訳は相掛かり3局、角換わり3局、矢倉2局、雁木1局と、全局相居飛車戦で戦っている。特徴的なのは、後手が7勝2敗と大きく勝ち越していることだ。直近の対局である6月の王将戦でも後手の佐々木八段が中盤からペースをつかんで勝っている。本局でも後手が一方的に主導権を握られないように対抗する相居飛車戦が見られそうだ。佐々木八段にとっては初めて、斎藤八段にとっては3回目の準決勝進出となる。本局は初優勝に向けて大きな一歩を踏み出すための一戦だ。二回戦後に佐々木八段は「斎藤八段と大きな舞台で対戦できるのはうれしい」、斎藤八段は「地元大阪で『JT杯』の舞台に立てる喜びを、いい内容につなげられたら」と意気込んでいた。斎藤八段は2022年の大阪大会を制して決勝戦に進出している。ホームとあって相性がいい。両者は斎藤八段が1学年歳上で年代が近く、2004年に奨励会に同期入会した間柄である。所属は東西で分かれているが、奨励会時代の三段リーグから対戦があり、互いに手の内はわかっていることだろう。これまでの対戦は華々しい攻め合いに進むことも多かった。本局でも観戦しているファンをあっと驚かせる応酬が見られることを期待したい。
■注目の対局を盛り上げる解説陣
大盤解説は稲葉陽八段。関西将棋界を代表する棋士として、上位で活躍し続けている。タイトル挑戦は1回。「JT杯」には4回出場して、ベスト4進出が2回ある。その他にも、銀河戦とNHK杯で優勝、朝日杯将棋オープン戦では準優勝の実績がある。早指し棋戦での活躍が多数あるように、手の見え方が早い棋士だ。その経験を踏まえた解説に注目したい。
■「JTプロ公式戦」トーナメント表
■ABEMAでの生中継スケジュール
| 開催日 | 大会 | 対局カード | 生中継開始(予定) |
|---|---|---|---|
| 9/26(土) | 大阪大会 準決勝第一局 | 佐々木八段 vs 斎藤八段 | 15時55分 |
| 10/31(土) | 東海大会 準決勝第二局 | 永瀬九段 vs 八代八段 | 15時55分 |
| 11/29(日) | 関東大会 決勝 | 準決勝第一局勝者 vs 準決勝第二局勝者 | 16時50分 |
※放送開始時間は変更になる可能性があります。
■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。
みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる、
特別な「とき」がここにはあります。
将棋日本シリーズが始まって約半世紀。
将棋を愛するすべての人へ、「好き」を楽しむすべての人へ。
JTグループは、心の豊かさへつながる「とき」をこれからも。
■大会名義
主 催/ 公益社団法人日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後 援/ 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協 賛/ JT、テーブルマーク
■大会情報
大会の詳細は将棋日本シリーズ公式サイト、及び「JT杯」公式Xをご覧ください。