本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(以下「JT杯」)」ニ回戦第四局(熊本大会)は、一回戦シードで今大会初登場の藤井聡太JT杯覇者と一回戦第四局で増田康宏八段との初出場対決に勝利した八代弥八段の対局。会場は熊本県熊本市の熊本城ホール。この対局は「令和8年熊本地震復興応援対局」として行われる。事前申込抽選にて当選した観戦者や同日開催される予定であったが中止となった「テーブルマークこども大会」応募者を招待しての公開対局として熱戦が繰り広げられる。その模様は15時25分からABEMAでも生中継される。
また会場では対局に先立ち、スペシャルゲストに佐藤康光九段(日本将棋連盟元会長)を迎え、「熊本応援特別コンテンツ 棋士トークショー」を実施する。

藤井聡太JT杯覇者 対 八代弥八段

■対局の見どころ

両者の対戦は4回あり藤井JT杯覇者の4勝。戦型の内訳は、角換わりと矢倉が2局ずつ。直近の対戦は2023年に行われ、先手の藤井JT杯覇者が得意の角換わり腰掛け銀の定跡形から勝っている。本局も後手の棋士が相手の得意戦法を受けて立つ展開が予想され、定跡になるような最先端の内容が見られそうだ。藤井JT杯覇者は昨年の「JT杯」優勝以降、6つ持つタイトルを堅持している。今大会前のインタビューで「初出場の方が多くて私も新鮮」と語っている。その一人である八代八段との対戦になった。熊本大会は2023年以来2回目で、そのときは二連覇に向けて好スタートを切った。八代八段は取材時のインタビューで「JT杯」について、「今回の出場者とは全員対戦があるが、勝ったことのない棋士が数人いる。その中でも藤井JT杯覇者と指したい」と話しており、一回戦を制して藤井JT杯覇者との3年ぶりの対戦を実現させた。対藤井JT杯覇者戦の初勝利を目指して、練りに練った作戦をぶつけることだろう。熊本県は7月に令和8年熊本地震により、大きな被害を受けた。両対局者には被災された方々を励ます熱戦を期待したい。さらに本大会では、将棋を通じて熊本にエールを届ける取り組みとして、「熊本復興応援対局」の終局時の総手数に応じ、1手につき1万円を将棋日本シリーズから熊本県へ寄付する。

■対局を盛り上げる九州出身の解説陣

左から 解説/佐藤天彦 九段 聞き手/武富礼衣 女流二段 読み上げ/松下舞琳 女流初段
(写真)左から 解説/佐藤天彦 九段 聞き手/武富礼衣 女流二段 読み上げ/松下舞琳 女流初段

大盤解説は福岡県出身、名人3期獲得の佐藤天彦九段(写真左)。「JT杯」には通算7回出場して、2016年には準優勝を果たした。昨年出場した際は、二回戦の熊本大会で勝ち星を挙げてベスト4に進んだ。西洋文化に造詣が深く「貴族」の愛称で親しまれている。その優美な語り口は人気が高く、本局の解説でもファンを魅了するだろう。聞き手は佐賀県出身の武富礼衣女流二段(写真中)、読み上げは熊本県出身の松下舞琳女流初段(写真右)が務める。

■二回戦第四局の情報

対局日 2026年9月12日(土)
会場 熊本城ホール(熊本県熊本市)
対局者 藤井 聡太 JT杯覇者 対 八代 弥 八段
生中継 ABEMA(15時25分〜予定)
解説 佐藤 天彦 九段
聞き手 武富 礼衣 女流二段
読み上げ 松下 舞琳 女流初段

■ABEMAでの生中継スケジュール

開催日大会対局カード生中継開始(予定)
9/12(土)熊本大会 二回戦第四局藤井JT杯覇者 vs 八代八段15時25分
9/26(土)大阪大会 準決勝第一局佐々木八段 vs 斎藤八段15時55分
10/31(土)東海大会 準決勝第二局永瀬九段 vs 二回戦第四局勝者15時55分
11/29(日)関東大会 決勝準決勝第一局勝者 vs 準決勝第二局勝者16時50分

※放送開始時間は変更になる可能性があります。

■「JTプロ公式戦」トーナメント表

JTプロ公式戦トーナメント表
「JTプロ公式戦」トーナメント表 ※タイトル・段位は2026年9月11日現在のものです。

■大会協賛趣旨(JTグループ)

こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。
みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる、
特別な「とき」がここにはあります。
将棋日本シリーズが始まって約半世紀。
将棋を愛するすべての人へ、「好き」を楽しむすべての人へ。
JTグループは、心の豊かさへつながる「とき」をこれからも。

■大会名義

主  催/ 公益社団法人日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後  援/ 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協  賛/ JT、テーブルマーク

■大会情報

大会の詳細は将棋日本シリーズ公式サイト、及び「JT杯」公式Xをご覧ください。