渡辺明棋王が久保利明王将に先勝、王将戦七番勝負第1局。羽生善治九段が竜王戦1組で勝利、竜王復冠に向け好スタート。【今週の注目対局結果】

更新:2019年01月19日 10:00

1月12日(土)~1月18日(金)に行われた注目対局の結果をご紹介します。

第68期王将戦七番勝負第1局が行われ、渡辺明棋王が久保利明王将を破り開幕局を制しました。

第32期竜王戦1組ランキング戦では、羽生善治九段が阿部健治郎七段に勝利、竜王復冠に向け好スタートを切っています。

※段位・成績は対局当時のもの

第32期竜王戦

【1組ランキング戦】羽生善治九段が阿部健治郎七段に勝利

○羽生善治九段-●阿部健治郎七段

第32期竜王戦1組ランキング戦、羽生善治九段VS阿部健治郎七段の対局が1月16日に行われ、羽生九段が119手で阿部七段を破り、勝ち進みました。

羽生九段は第1期より参加、本棋戦の通算成績は155勝89敗(0.635)です。

次戦は、丸山忠久九段VS屋敷伸之九段 戦の勝者と対局します。

【2組ランキング戦】佐藤天彦名人が佐藤和俊六段に勝利

○佐藤天彦名人-●佐藤和俊六段

第32期竜王戦2組ランキング戦、佐藤天彦名人VS佐藤和俊六段の対局が1月15日に行われ、佐藤名人が124手で佐藤六段を破り、勝ち進みました。

佐藤名人は第20期より参加、本棋戦の通算成績は36勝20敗(0.643)です。

次戦は、藤井猛九段VS村山慈明七段 戦の勝者と対局します。

【2組ランキング戦】橋本崇載八段が斎藤慎太郎王座に勝利

●斎藤慎太郎王座-○橋本崇載八段

第32期竜王戦2組ランキング戦、斎藤慎太郎王座VS橋本崇載八段の対局が1月16日に行われ、橋本八段が169手で斎藤王座を破り、勝ち進みました。

この対局に勝ち、橋本八段は3連勝です。

橋本八段は第15期より参加、本棋戦の通算成績は47勝28敗(0.627)です。

次戦は、高橋道雄九段VS佐々木勇気七段 戦の勝者と対局します。

第77期順位戦

【C級2組】大橋貴洸四段が神谷広志八段に勝ち5勝3敗に

○大橋貴洸四段-●神谷広志八段

第77期C級2組順位戦で、大橋貴洸四段VS神谷広志八段の対局が1月17日に行われ、大橋四段が35手で神谷八段に勝ち、5勝3敗としました。

本局に勝ち、大橋四段は8連勝です。

大橋四段は第76期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は13勝5敗(0.722)です。

次戦は、大橋四段は南芳一九段と、神谷八段は中村亮介六段と対局します。

上位のリーグ成績は以下のとおりです。
[C級2組成績]( )内は順位
【8勝0敗】及川拓馬六段(25)
【7勝1敗】石井健太郎五段(2)、佐藤和俊六段(14)
【7勝2敗】西田拓也四段(12)
【6勝2敗】佐々木大地四段(6)、黒沢怜生五段(8)、村中秀史六段(9)、阿部光瑠六段(11)、高見泰地叡王(13)、三枚堂達也六段(20)、高野智史四段(22)

これまでのC級2組順位戦の結果は、以下よりご覧ください。
第77期名人戦・順位戦 C級2組対戦表

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写真左:大橋貴洸四段/写真右:神谷広志八段[名人戦棋譜速報より]

【C級2組】池永天志四段が石田直裕五段に勝ち5勝3敗に

●石田直裕五段-○池永天志四段

第77期C級2組順位戦で、石田直裕五段VS池永天志四段の対局が1月17日に行われ、池永四段が119手で石田五段に勝ち、5勝3敗としました。

本局に勝ち、池永四段は3連勝です。

池永四段は今期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は5勝3敗(0.625)です。

次戦は、池永四段は伊藤真吾五段と、石田五段は西川和宏六段と対局します。

上位のリーグ成績は以下のとおりです。
[C級2組成績]( )内は順位
【8勝0敗】及川拓馬六段(25)
【7勝1敗】石井健太郎五段(2)、佐藤和俊六段(14)
【7勝2敗】西田拓也四段(12)
【6勝2敗】佐々木大地四段(6)、黒沢怜生五段(8)、村中秀史六段(9)、阿部光瑠六段(11)、高見泰地叡王(13)、三枚堂達也六段(20)、高野智史四段(22)

これまでのC級2組順位戦の結果は、以下よりご覧ください。
第77期名人戦・順位戦 C級2組対戦表

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写真左:石田直裕五段/写真右:池永天志四段[名人戦棋譜速報より]

【C級2組】牧野光則五段が竹内雄悟五段に勝ち4勝4敗に

○牧野光則五段-●竹内雄悟五段

第77期C級2組順位戦で、牧野光則五段VS竹内雄悟五段の対局が1月17日に行われ、牧野五段が93手で竹内五段に勝ち、4勝4敗としました。

本局に勝ち、牧野五段は3連勝です。

牧野五段は第69期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は47勝41敗(0.534)です。

次戦は、牧野五段は島本亮五段と、竹内五段は村中秀史六段と対局します。

上位のリーグ成績は以下のとおりです。
[C級2組成績]( )内は順位
【8勝0敗】及川拓馬六段(25)
【7勝1敗】石井健太郎五段(2)、佐藤和俊六段(14)
【7勝2敗】西田拓也四段(12)
【6勝2敗】佐々木大地四段(6)、黒沢怜生五段(8)、村中秀史六段(9)、阿部光瑠六段(11)、高見泰地叡王(13)、三枚堂達也六段(20)、高野智史四段(22)

これまでのC級2組順位戦の結果は、以下よりご覧ください。
第77期名人戦・順位戦 C級2組対戦表

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写真左:牧野光則五段/写真右:竹内雄悟五段[名人戦棋譜速報より]

第4期叡王戦

【本戦トーナメント】菅井竜也七段が渡辺大夢五段を破りベスト4進出

○菅井竜也七段-●渡辺大夢五段

現在進行中の第4期叡王戦本戦トーナメント、菅井竜也七段VS渡辺大夢五段の対局が1月15日に行われ、菅井七段が92手で渡辺五段を破り、勝ち進みました。

この対局に勝ち、菅井七段は5連勝です。

菅井七段は第1期より参加しており、本棋戦の通算成績は7勝3敗(0.700)、今回が初の本戦トーナメント出場です。

次戦は、渡辺明棋王と対局します。

第4期叡王戦 本戦トーナメント対戦表 ベスト8

【本戦トーナメント】郷田真隆九段が深浦康市九段を破りベスト4進出

○郷田真隆九段-●深浦康市九段

現在進行中の第4期叡王戦本戦トーナメント、郷田真隆九段VS深浦康市九段の対局が1月18日に行われ、郷田九段が109手で深浦九段を破り、ベスト4に勝ち進みました。

本局に勝ち、郷田九段は3連勝です。

郷田九段は第1期より参加しており、本棋戦の通算成績は12勝4敗(0.750)、今回2回目の本戦出場です。

次戦は、永瀬拓矢七段VS及川拓馬六段 戦の勝者と対局します。

第4期叡王戦 本戦トーナメント対戦表 ベスト8
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第60期王位戦

【予選】佐々木大地四段が広瀬章人竜王を破り挑戦者決定リーグ入りを決める

●広瀬章人竜王-○佐々木大地四段

第60期王位戦で、広瀬章人竜王VS佐々木大地四段の対局が1月18日に行われ、佐々木四段が98手で広瀬竜王を破り、前期に続き2回目の挑戦者決定リーグ入りを決めました。

また、本局に勝ち佐々木四段は7連勝となりました。

佐々木四段は第58期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は10勝5敗(0.667)です。

第67期王座戦

【二次予選】野月浩貴八段が三浦弘行九段を破り勝ち進む

●三浦弘行九段-○野月浩貴八段

第67期王座戦二次予選で、三浦弘行九段VS野月浩貴八段の対局が1月18日に行われ、野月八段が116手で三浦九段を破り、勝ち進みました。

野月八段は第46期より本棋戦に参加、挑戦者決定トーナメント進出1回、本棋戦の通算成績は17勝21敗(0.447)です。

第68期大阪王将杯王将戦

【七番勝負第1局】渡辺明棋王が久保利明王将を破り1勝目

●久保利明王将-○渡辺明棋王

久保利明王将に渡辺明棋王が挑戦する第68期王将戦七番勝負の第1局が1月13・14日(日・月祝)に静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」で行われ、渡辺棋王が久保王将を115手で破り1勝目をあげました。

渡辺棋王は、この王将戦を制すると、通算3期目の王将獲得となります。

第1局の結果は、毎日新聞とスポーツニッポンの紙面で詳しくとり上げますので、ぜひご覧ください。

第2局は1月26・27日(土・日)に大阪府高槻市「山水館」で行われます。

王将戦七番勝負の模様は、毎日新聞ニュースサイト日本将棋連盟ライブ中継で中継をいたします。また、将棋プレミアム(※要会員登録・有料)で動画中継をご覧いただくことができます。あわせてお楽しみください。

第50期新人王戦

三枚堂達也六段が山本博志四段を破り勝ち進む

○三枚堂達也六段-●山本博志四段

第50期新人王戦で、三枚堂達也六段VS山本博志四段の対局が1月15日に行われ、三枚堂六段が154手で山本四段を破り、勝ち進みました。

三枚堂六段は第45期より本棋戦に参加、本棋戦の通算成績は4勝5敗(0.444)です。

次戦は、梶浦宏孝四段VS早咲誠和アマ 戦の勝者と対局します。

第1期ヒューリック杯清麗戦

【予選】石本さくら女流初段がカロリーナ・ステチェンスカ女流1級に勝ち1勝0敗に

○石本さくら女流初段-●K・ステチェンスカ女流1級

第1期ヒューリック杯清麗戦 予選で、石本さくら女流初段VSカロリーナ・ステチェンスカ女流1級の対局が1月12日に行われ、石本女流初段が99手でカロリーナ女流1級に勝ちました。

石本女流初段は、本棋戦の通算成績を1勝0敗(1.000)とし、初戦を白星で飾りました。

ヒューリック杯清麗戦は今年1月に開幕したばかりの女流新棋戦です。現役女流棋士のみで争われ、今期は62人が参加。予選は6勝通過・2敗失格制となります。第1期は予選を勝ち抜いた4人で本戦が行われ、本戦の初戦を勝った2人の決勝五番勝負となります。

【予選】竹部さゆり女流三段が北尾まどか女流二段に勝ち1勝0敗に

○竹部さゆり女流三段-●北尾まどか女流二段

第1期ヒューリック杯清麗戦予選で、竹部さゆり女流三段VS北尾まどか女流二段の対局が1月16日に行われ、竹部女流三段が110手で北尾女流二段に勝ち、1勝0敗としました。

また、竹部女流三段は、女流三段昇段後120勝の規定により、女流四段の昇段を果たしました。

ヒューリック杯清麗戦は今年1月に開幕したばかりの女流新棋戦です。現役女流棋士のみで争われ、今期は62人が参加。予選は6勝通過・2敗失格制となります。第1期は予選を勝ち抜いた4人で本戦が行われ、本戦の初戦を勝った2人の決勝五番勝負となります。

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