藤井聡太七段、最後の新人王戦で決勝進出。豊島将之棋聖が二冠に、菅井竜也王位にフルセットで勝利。【9月22日~9月28日の注目対局結果】
更新:2018年09月29日 10:30
9月22日(土)~9月28日(金)に行われた注目対局の結果をご紹介します。
第59期王位戦七番勝負の最終局で、豊島将之棋聖が菅井竜也王位に勝ちタイトルを獲得、7月に獲得した棋聖に続き二冠となりました。
藤井聡太七段にとって最後の出場となる新人王戦は準決勝が行われ、藤井七段が青嶋未来五段に勝ち、決勝三番勝負進出を決めています。
※段位・成績は対局当時のもの
第31期竜王戦
【4組昇級者決定戦】八代弥六段が菅井竜也王位を破り勝ち進む
●菅井竜也王位-○八代弥六段
第31期竜王戦4組昇級者決定戦で、菅井竜也王位VS八代弥六段の対局が9月22日に行われ、八代六段が103手で菅井王位を破り、勝ち進みました。
3組昇級まであと2勝となりました。次戦は、山本真也六段と対局します。
八代六段は第26期より参加しており、竜王戦成績は19勝9敗(0.679)です。
第77期順位戦
【B級2組】中村太地王座が畠山成幸八段に勝ち4勝0敗に
○中村太地王座-●畠山成幸八段
第77期B級2組順位戦で、中村太地王座VS畠山成幸八段の対局が9月26日に行われ、中村王座が104手で畠山八段に勝ち、4勝0敗としました。
次戦は、中村王座は田村康介七段と、畠山八段は中川大輔八段と対局します。
中村王座は第65期より順位戦に参加しており、本棋戦の対戦成績は87勝37敗(0.702)です。
写真左:中村太地王座/写真右:畠山成幸八段[名人戦棋譜速報より]
【B級2組】永瀬拓矢七段が千田翔太六段に勝ち4勝0敗に
●千田翔太六段-○永瀬拓矢七段
第77期B級2組順位戦で、千田翔太六段VS永瀬拓矢七段の対局が9月26日に行われ、永瀬七段が102手で千田六段に勝ち、4勝0敗としました。
次戦は、永瀬七段は飯塚祐紀七段と、千田六段は大石直嗣七段と対局します。永瀬七段は第69期より本棋戦に参加しており、本棋戦の対戦成績は63勝21敗(0.750)、順位戦での連勝を13に伸ばしました。
写真左:千田翔太六段/写真右:永瀬拓矢七段[名人戦棋譜速報より]
【C級1組】船江恒平六段が西尾明六段に勝ち、順位戦で負けなしの5連勝
○船江恒平六段-●西尾明六段
第77期C級1組順位戦で、船江恒平六段VS西尾明六段の対局が9月25日に行われ、船江六段が89手で西尾六段に勝ち、5勝0敗としました。
次戦は、船江六段は高崎一生六段と、西尾六段は森下卓九段と対局します。
船江六段は第70期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は52勝23敗(0.693)です。
写真左:船江恒平六段/写真右:西尾明六段[名人戦棋譜速報より]
第4期叡王戦
【予選八段戦】橋本崇載八段が本戦トーナメント進出を決める
●脇謙二八段-○橋本崇載八段
○橋本崇載八段-●山崎隆之八段
第4期叡王戦予選八段戦で、脇謙二八段VS橋本崇載八段の対局が9月27日に行われ、橋本八段が108手で脇八段に勝ちました。
橋本八段は同日に山崎隆之八段と対局し、180手で山崎八段に勝ち、初の本戦トーナメント進出を決めました。
橋本八段は第1期より参加しており、本棋戦の対戦成績は4勝2敗(0.667)です。
第59期王位戦
【七番勝負第7局】豊島将之棋聖が菅井竜也王位を破り王位獲得
●菅井竜也王位-○豊島将之棋聖/p>
菅井竜也王位に豊島将之棋聖が挑戦する第59期王位戦七番勝負の第7局が9月26・27日に東京都千代田区「都市センターホテル」で行われ、豊島棋聖が菅井王位を127手で破り、タイトルを獲得しました。
豊島棋聖の王位戦成績は、挑戦者決定リーグ進出6回、対戦成績は55勝19敗(0.743)。今年7月に獲得した棋聖に続いて二冠となりました。
写真左:菅井竜也王位/写真右:豊島将之八段
第60期王位戦
【予選】渡部愛女流王位が川上猛七段を破り勝ち進む
●川上猛七段-○渡部愛女流二段
第60期王位戦で、川上猛七段VS渡部愛女流王位(LPSA所属)の対局が9月25日に行われ、渡部女流王位が150手で川上七段を破り、勝ち進みました。
次戦は、近藤正和六段と対局します。
渡部女流王位は今回が王位戦初参加、初戦を白星で飾りました。
【予選】金沢孝史五段が高見泰地叡王を破り勝ち進む
●高見泰地叡王-○金沢孝史五段
第60期王位戦で、高見泰地叡王VS金沢孝史五段の対局が9月27日に行われ、金沢五段が116手で高見叡王を破り、勝ち進みました。
この対局に勝ち、金沢五段は3連勝です。
次戦は、片上大輔七段と対局します。
金沢五段は第41期より本棋戦に参加しており、本棋戦の対戦成績は24勝25敗(0.490)です。
【予選】谷川浩司九段が小林健二九段を破り勝ち進む
○谷川浩司九段-●小林健二九段
第60期王位戦で、谷川浩司九段VS小林健二九段の対局が9月27日に行われ、谷川九段が83手で小林九段を破り、勝ち進みました。
次戦は、北浜健介八段VS西田拓也四段 戦の勝者と対局します。
谷川九段は第19期より本棋戦に参加しており、本棋戦の対戦成績は169勝85敗(0.665)です。
第67期王座戦
【一次予選】三枚堂達也六段が伊藤沙恵女流二段を破り勝ち進む
○三枚堂達也六段-●伊藤沙恵女流二段
第67期王座戦で、三枚堂達也六段VS伊藤沙恵女流二段の対局が9月26日に行われ、三枚堂六段が90手で伊藤女流二段を破り、勝ち進みました。
次戦は、島朗九段VS八代弥六段 戦の勝者と対局します。
三枚堂六段は第63期より本棋戦に参加しており、対戦成績は12勝4敗(0.750)です。
第68期王将戦
【挑戦者決定リーグ戦】広瀬章人八段が郷田真隆九段に勝ち1勝0敗に
●郷田真隆九段-○広瀬章人八段
第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦の開幕局、郷田真隆九段VS広瀬章人八段の対局が9月28日に行われ、広瀬八段が138手で郷田九段に勝ち、1勝0敗としました。
この対局に勝ち、広瀬八段は9連勝です。
次戦は、広瀬八段は糸谷哲郎八段と、郷田九段は佐藤天彦名人と対局します。
広瀬八段は第56期より本棋戦に参加しており、今期が2回目の挑戦者決定リーグ進出、本棋戦の対戦成績は26勝14敗(0.650)です。
第12回朝日杯将棋オープン戦一次予選
【一次予選】豊川孝弘七段が一次予選突破
○中田功七段-●里見香奈女流四冠
●中田功七段-○豊川孝弘七段
第12回朝日杯将棋オープン戦一次予選で、中田功七段VS里見香奈女流四冠の対局が9月28日に行われ、中田七段が103手で里見女流四冠に勝ちました。
また、同日に行われた、中田功七段VS豊川孝弘七段の対局では、豊川七段が93手で中田七段に勝ち、一次予選突破を決めました。
豊川七段は、第1回より参加しており、本棋戦の対戦成績は10勝11敗(0.500)です。
第49回新人王戦
【準決勝】藤井聡太七段が青嶋未来五段に勝ち、決勝三番勝負進出を決める
○藤井聡太七段-●青嶋未来五段
第49期新人王戦で、藤井聡太七段VS青嶋未来五段の対局が9月25日に行われ、藤井七段が114手で青嶋五段に勝ち、決勝三番勝負進出を決めました。
なお、この対局に勝ち、藤井七段は3連勝となりました。
決勝三番勝負では、出口若武奨励会三段と対局します。
藤井七段の本棋戦の対戦成績は6勝1敗(0.857)となりました。
第26期大山名人杯倉敷藤花戦
【挑戦者決定戦】谷口由紀女流二段が里見香奈倉敷藤花への挑戦を決める
●中村真梨花女流三段-○谷口由紀女流二段
第26期大山名人杯倉敷藤花戦の挑戦者決定戦、中村真梨花女流三段VS谷口由紀女流二段の対局が9月28日に行われ、谷口女流二段が152手で中村女流三段に勝ち、タイトル挑戦を決めました。
通算8期、連続3期タイトル防衛中の里見香奈倉敷藤花と三番勝負を行います。
谷口女流二段は第18期より参加しており、本棋戦の棋戦成績は25勝9敗(0.735)です。