今年のヨーロッパ将棋選手権(ESC)およびワールドオープン将棋選手権(WOSC)は、8月7日から9日にかけてドイツ中西部にある中世の街パーダーボルンで開催され、20カ国から11名の日本人を含む計100名以上の参加者がありました。

トーナメントの様子

ESC優勝に輝いたのはエドアルド・パンコ(スロバキア)、昨年度優勝者であるアントン・スタリケヴィッチ(ベラルーシ)は今年準優勝、3位には過去に何度も優勝経験があるトーマス・ライター(ドイツ)が入りました。

ESC勝者

ヨーロッパ以外の国の選手も参加できるWOSCは、例年日本人の入賞者も多く、今回も多くの高段者が参加しました。しかし今年は、アントン・ボリソウ、フレデリック・マコルスキ=トーホ、ドミトリー・ベロウスの若手ヨーロッパ選手3人が上位3位を占めました。これは、ヨーロッパ勢の棋力全般が向上していることを示しています。

WOSC勝者

日本将棋連盟公式派遣プロ棋士として高田尚平七段を迎え、石川泰指導棋士四段と真田哲章指導棋士三段とともに、指導対局や対局分析をしていただきました。 また、大阪商業大学の遊戯研究者兼将棋ジャーナリストの古作登氏も来賓として参加されました。

指導対局の様子

大会は素晴らしい運営のもと、非常に和やかな雰囲気の中で行われ、国境を越えて人々を結びつける将棋の力を改めて実感することができました。ヨーロッパ将棋協会連盟(FESA)は、日本将棋連盟の継続的な支援に感謝し、今後もヨーロッパにおける将棋の普及に全力を尽くしていきます。

来年のESC/WOSCはベルギーの首都ブリュッセルで開催されます。詳細については近日中に発表の予定です。日本の多くの皆様に参加いただけることを願っています。

フランク・レーヴェカンプ
FESAヨーロッパ将棋協会連盟会長