「JTプロ公式戦」2025年は岡山で開幕!

更新:2025年06月20日 13:05

2025年は岡山で開幕!
羽生 善治 九段 対 佐々木 勇気 八段
― 6月21日(土) 岡山県総合グラウンドジップアリーナ岡山(岡山県岡山市) ―

本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)開幕戦一回戦第一局(中国大会)は、初出場の佐々木勇気八段が本大会36年連続出場となる羽生善治九段に挑む。会場は岡山県岡山市の岡山県総合グラウンドジップアリーナ岡山。事前申込みにて当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局として熱戦が繰り広げられる。また、その模様は15時25分からABEMAでも生中継される。

一回戦第一局生中継「ABEMA」URL
https://abema.tv/channels/shogi/slots/CfEPqdgdN4AXRZ 渡辺 明 九段 VS 広瀬章人 九段

■対局の見どころ
両者の対戦成績は3勝3敗の五分。戦型を見ると矢倉、角換わり腰掛け銀、相掛かり、横歩取り、四間飛車、角交換振り飛車とバラエティーに富んでいる。羽生九段はオールラウンドプレイヤーとして知られていたが、近年はほとんど振り飛車を指していない。その数少ない振り飛車を佐々木八段を相手に2局指していることが注目される。戦型予想は羽生九段が先手なら矢倉、佐々木八段が先手なら角換わりと、基本的に相居飛車戦になると思われるが、近年の佐々木八段は研究家の面が強く、羽生九段が後手番になった際に佐々木八段の研究を警戒すれば、本局でも振り飛車となる可能性は十分にあるだろう。どの戦型になるかは羽生九段次第といえる。二人はともに埼玉県出身とあって、準公式戦の団体戦であるABEMA地域対抗戦で同じチームで戦ったことがある。チームメイト同士の対戦という点でもファンの注目を集める一戦だ。本局の勝者は二回戦で藤井聡太竜王・名人と対戦する。若き王者との対戦に向けて、岡山の観衆の前で弾みをつけた内容を見せてくれるに違いない。

■注目の対局を盛り上げる解説陣

2025jtkaisetsu

大盤解説は、熱血漢で知られる畠山鎮八段。将棋界で唯一の双子棋士。関西奨励会で長年幹事を務めた。今回の「JT杯」の出場者にもその指導を受けた棋士が多数出場している。棋風は熱血漢らしい攻め将棋の居飛車党。本局は激しいぶつかり合いになると予想され、畠山八段の棋風に合った解説が聞けるだろう。本棋戦の解説も常連であり、超早指し戦でもお手の物だ。

(写真)左から 解説/畠山 鎮 八段 聞き手/室田伊緒 女流三段 読み上げ/安食聡子 女流二段

■「JTプロ公式戦」トーナメント表

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※タイトル・段位は2025年6月20日現在のものです。

■ABEMAでの生中継スケジュール
開催日 大会 対戦カード ABEMA生中継
開始時間
6/21(土) 中国大会 一回戦第一局 羽生九段 vs 佐々木八段 15時25分
6/28(土) 東北大会 一回戦第二局 丸山九段 vs 山崎九段
7/26(土) 北海道大会 一回戦第三局 広瀬九段 vs 豊島九段 15時55分
8/2(土) 福岡大会 一回戦第四局 佐藤九段 vs 菅井八段 15時45分

※放送開始時間は変更になる可能性があります。
※ABEMAについて:ABEMAは無料動画配信サービスです。パソコン、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。視聴に関わるデータ通信料はユーザーのご負担となります。https://abema.tv/

■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。
ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。
JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。

■大会名義
主催 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛 JT、テーブルマーク

■大会情報
大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
「JT杯」公式X https://x.com/jt_shogi

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