藤井聡太王位・叡王・棋聖が竜王を獲得し最年少四冠に

更新:2021年11月13日 22:30

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 第34期竜王戦七番勝負第4局が、11月12日(金)、13日(土)に山口県宇部市「ANAクラウンプラザホテル宇部」で行われ、藤井聡太王位・叡王・棋聖が豊島将之竜王を破り、4勝0敗でタイトルを奪取しました。同時に19歳3ヵ月で四冠を達成し、羽生善治九段の保持していた四冠の最年少記録(22歳9カ月)を更新し最年少記録となりました。

四冠達成者一覧(年少順)

棋士名獲得タイトル名生年月日四冠達成日四冠達成時の年齢四冠目のタイトルと最終局
1 藤井聡太
(現役)
棋聖 王位 叡王 竜王 2002年7月19日 2021年11月13日 19歳3カ月 第34期竜王 第4局
2 羽生善治
(現役)
棋王 王座 竜王 棋聖 1970年9月27日 1993年7月19日 22歳9カ月 第62期棋聖 第3局
3 中原誠
(引退)
十段 名人 王将 王位 1947年9月2日 1973年9月5日 26歳0カ月 第14期王位 第4局
4 谷川浩司
(現役)
王位 竜王 棋聖 王将 1962年4月6日 1992年2月28日 29歳10カ月 第41期王将 第5局
5 大山康晴
(故人)
王将 九段 名人 王位 1923年3月13日 1960年9月20日 37歳6カ月 第1期王位 第5局
6 米長邦雄
(故人)
棋王 王将 棋聖 十段 1943年6月10日 1985年1月8日 41歳6カ月 第23期十段 第7局

2021年11月13日現在

関係者のコメント

佐藤康光

日本将棋連盟会長・佐藤康光九段
この度は初の竜王位獲得、史上最年少の四冠達成、誠におめでとうございます。度重なる激戦が続く中、勝ち続けられるパワーに敬意を表します。 益々のご活躍を祈念いたします。

羽生善治

羽生善治九段
今回の竜王戦のシリーズは序盤の深い分析、中盤の細かい駆け引き、終盤の鋭い切れ味と実に高度な内容の対局が続きタイトル獲得にふさわしい内容のシリーズでした。これからもどんな将棋を指すか楽しみにしています。

杉本昌隆

師匠・杉本昌隆八段
竜王獲得、そして最年少四冠達成おめでとうございます。この日が来ることは10年前から確信していましたが、それでも師匠として感無量です。 藤井新竜王の活躍には人間の無限の可能性を感じさせてくれます。更なる飛躍を期待しております。
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