チャンギ(韓国・北朝鮮)

チャンギ(韓国・北朝鮮)

縦9本、横10本の線が引かれた盤を使用する。駒は各々7種16個(漢方・先手と楚方・後手で名称・字体が異なる)。

駒を交点に置くことや、斜め線の入っている九路を宮といい、楚・漢・士は宮から出られないところなどは中国の象棋に似ているが、 中央に河界が無く、また駒の動き方も馬以外は違っている。さらにパスも認められ、 双方がパスした場合は引き分けとなる。また漢と楚が同じ縦線上に並び、間に駒がない状態を相手が解消しなければ引き分けとなる。

駒の名称(漢方・楚方) 個数 駒の動き方、特徴
漢・楚
(手前から2段目中央)
1個 縦横斜めに1マス動かせる。ただし九宮から出ることはできない。

(手前両端から4つ目)
2個 縦横斜めに1マス動かせる。ただし九宮からでることはできない。

(手前両端から3つ目)
2個 縦横に一路進んでから斜めに二路進む動きをする。ただし駒を飛び越すことはできない。
また初期配置で馬象と置くか、象馬と置くかを左右それぞれに選択できる。

(手前両端から2つ目)
2個 縦横に1マス進んで進行方向の斜めに1マス進んだところにいける。
前後左右に駒があるとその方向には飛び越せない。
動きは将棋の八方桂・チェスのナイトである。

(手前両端)
2個 縦横に何マスでも動かせる。ただし駒を飛び越すことはできない。
宮の中では斜めの線に沿って進むことができる。 将棋の飛車と同じ動きである。

(手前から3段目両端から2つ目)
2個 動きは車と同じ。ただし動くときは常に間に1つだけ駒(敵味方を問わず)が必要。
包で包を飛び越したり、包で包を取ることはできない。
兵・卒
(手前から4段目奇数列)
5個 前と横に1マス動ける。
宮では斜め前方にも進める。