将棋連盟について

会長挨拶

日本将棋連盟会長
佐藤康光

皆様こんにちは。日頃より日本将棋連盟公式webサイトをご覧いただきありがとうございます。
本日、5月29日に第68回定時総会と理事会が開催され、引き続き会長に選任されました。宜しくお願い申し上げます。

本年6月より、叡王戦がタイトル戦として34年ぶりに昇格し、これからは棋戦として「8大タイトル戦」となります。初めて新聞社様以外での棋戦のタイトル戦を主催してくださる株式会社ドワンゴ様には感謝申し上げます。今までタイトル戦や、棋戦を積み重ねていただいている歴史は、重く、我々にとってかけがえのないものであり、新聞社様はじめお世話になっている関係各位の皆様にも言葉が足りませんが、ただただ感謝申し上げるよりありません。棋士、女流棋士もそれにふさわしい内容で勝負を刻んで参りました。今後も邁進していくことをお誓いいたします。叡王戦は現代に生まれたタイトル戦として、今までとは違う新たなスタイルでファンの皆様に魅力をお伝えできると確信しております。全棋戦の一局一局にご注目いただければと思います。

昨年秋からの一連の問題で、5月23日に三浦弘行九段と日本将棋連盟との間で和解の合意に至りました。将棋に関わる多くの皆様、三浦九段とご家族の皆様には長きにわたり、ご迷惑をお掛けいたしました。深くお詫び申し上げます。三浦九段の疑惑は晴れております。その周知により努めたいと思います。
今後二度とこのようなことが起こらないよう、3月に対局規定委員会を発足し、対局規定、環境作りを現在整備しております。また、タイトル戦における金属探知機の使用など、再発防止に努めます。
また、組織としての在り方を会員等とより議論して、外部常勤理事導入案など含め、形にできればと思います。

昨年10月公開の映画「聖の青春」、今年3月には映画「3月のライオン」、また藤井聡太四段の活躍で将棋界を取り上げていただく機会が増え、新たに将棋を始められる方、将棋界に関心を持っていただく方も増えていると感じております。一過性にすることなく、全国の普及事業に関する受け皿もより大きくし、対応できるよう努めたいと思います。

本年10月には第7回国際将棋フォーラムが北九州市で開催されますが、3年後には東京五輪・パラリンピックが開催されます。東京・将棋会館がメイン会場の新国立競技場から近い立地を生かし、海外の皆様に世界有数の知能ゲーム「SHOGI」をアピールする絶好の機会です。将棋が世界の人々にとって身近に感じていただけるイベントを計画したいと思います。

他にも課題は山積しておりますが、十八世名人資格保持者の森内俊之九段や女流棋士として初めて常勤理事となった清水市代女流六段などが新任として役員となり、皆張り切っております。一歩一歩前に進めればと思います。
これからも将棋界に変わらぬご声援をよろしくお願い致します。

平成29年5月

佐藤康光