日本将棋連盟 創立100周年の2024年9月8日に新将棋会館が完成「棋の音」は10月1日にグランドオープンいたします

更新:2024年09月08日 10:30

公益社団法人日本将棋連盟(以下「将棋連盟」)は、来る9月8日に創立100年を迎えます。
その周年事業として、東西に新しい将棋会館を建設しておりましたが、この度東京の将棋会館が完成いたしました。
新将棋会館は、ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビルの1階に移転、対局室の増設に加え、椅子対局室や将棋連盟のオリジナルコンテンツの配信も可能な和室のスタジオを設け、今後の将棋界の発展を目指します。
また、2024年10月1日からは、将棋道場とショップに加えカフェを併設した店舗「棋の音(きのね)」もグランドオープンいたします。
将棋文化発展の拠点としての新将棋会館そして将棋界を、今後とも何卒、宜しくお願いいたします。

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<施設情報>
住  所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目18番5号 ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル1階
アクセス:JR総武線千駄ケ谷駅 / 都営大江戸線国立競技場駅A4出口より徒歩2分
敷地面積:4,528.91㎡
延床面積:14,976.96㎡ うち将棋会館部分2,459.50㎡
規  模:地上4階地下1階

<新将棋会館 施設概要>
将棋を次の100年へ。
東京の地から次の時代へ将棋文化をつなげる「粋いき・新将棋会館」として建設を計画しました。 「粋いき」という言葉には「粋がいきる」という意味を込めており、華美で無いながらも、素材がもつ独⾃の⾵合いや味わいと、微妙な違いによる⾊味の変化によって、豊かで洗練された印象を「粋」とし、これからの時代においても⾊あせることなく⽣き続ける「粋」な空間を⽬指しました。
インテリアデザインは、これを具体化するために「東京 IKI」「将棋 SHOGI」「時間 TOKI」という3つのコンセプトを軸に計画しています。

東京 IKI -江戸の粋のデザイン-
江戸の繊細な美意識である「粋」のデザインを象徴する江戸縞由来の縦縞模様や江戸の四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)の色彩文化を取り入れており、アクセントとなる縦縞模様を凝らした意匠壁や建具、多種多様な茶・鼠色による色彩を空間に反映しています。
 

将棋 SHOGI -素材・形へのこだわり-
一手一手の指先で感じられる駒の質感や重みのように、手で触れて材質や深みを感じられる材料を用い、棋士・女流棋士が愛着を持てる研ぎ澄まされた空間を目指しました。
木、和紙、左官等の手触りのある素材、将棋の駒の形のモチーフを内装デザインに生かしています。
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時間 TOKI -時のうつろいに寄り添う空間-
空間の奥⾏き・連続性を感じさせる構成によって、将棋文化の歴史的な時間軸を空間に反映しました。
棋士・女流棋士がエントランスから対局室エリアに向かう動線を「趣あるハレのみち(エントランス)」→「精神を研ぎ澄ますみち」→「のびやかと落ち着きのみち(対局エリア)」というシーンの連続として演出しました。また、それらの空間を彩る光壁やリズミカルに連続するパターンが、空間に奥行や連続性を与える仕掛けとしています。
和室となる対局室は光幕天井を採用し、棋士・女流棋士が集中できる空間としながら、撮影機材を固定する機構を天井スリットに設ける等、伝統の上に進化する対局室にしました。
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「東京 IKI」「将棋 SHOGI」「時間 TOKI」の3つのコンセプトによって、対局室だけではなく、新将棋会館全体で、将棋文化を発展させる空間を表現し、東京千駄ヶ谷の地において、将棋の本拠地として長く愛される空間にしていければと思っています。
部屋:対局室9室、椅子対局室2室、防音対局室1室、中継室、配信室、記者室、事務局 他

<棋の音 施設概要>
将棋会館で長きにわたりご愛顧いただいてまいりました道場・ショップの他、カフェの新設により、将棋をあまり知らない方にも、将棋ファンの方には今まで以上に、将棋の魅力に触れていただける店舗を目指します。
正面に入ってすぐに見える六畳の和室は、「こもれびの間」です。対局室を体感できる空間で、イベントや物販・撮影スペースとして使用していく予定です。
棋の音特設サイトはこちら
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