「JT杯」関西の両雄、2年連続で相まみえる

更新:2024年07月12日 13:00

「JT杯」関西の両雄、2年連続で相まみえる
豊島 将之 九段 対 糸谷 哲郎 八段
― 明日7月13日(土)サンメッセ香川(香川県高松市) ―

「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)一回戦第二局(四国大会)は、10年連続10回目出場の豊島将之九段と4年連続7回目出場で昨年準優勝の糸谷哲郎八段が対局。 香川県高松市のサンメッセ香川で開催される。事前申し込みにて当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局として熱戦が繰り広げられる。
また、その模様は15時25分からABEMAでも生中継される。

一回戦第二局生中継「ABEMA」URL
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9vYTMwUfanyg2T

豊島 将之 九段 対 糸谷 哲郎 八段

■対局の見どころ
両者の対戦成績は、豊島九段の22勝8敗。直近の10局では、豊島九段の7勝3敗となっている。「JT杯」では過去2回対戦があり、両者1勝1敗のイーブン。過去の戦型は居飛車の戦いがほとんど。角換わり系が16局と最も多く、その中でも早繰り銀が10局とダントツの出現率となっているが、今回そうはならないと見ている。それは、両者の最後の対戦である昨年の「JT杯」の将棋に注目したい(すなわち2局連続で「JT杯」での対戦となるわけだ)。昨年の「JT杯」において、糸谷八段は雁木や右玉を採用し、決勝まで勝ち進んだ。今回も、豊島九段が得意とする角換わりをまともに受けることは避けて、独特な「糸谷ワールド」に引っ張り込もうとするだろう。容易に破られないような糸谷流の構えに対し、豊島九段はどこに突破口を見つけて切り込むのか。中国の故事にある「矛」と「盾」の戦いにある駆け引きのようだ。何気ない序盤戦の駒組みから注意が払われる細心の一手一手に注目だ。

■注目の対局を盛り上げるのはこの3人

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大盤解説は、「序盤は村山に聞け」と呼ばれる村山慈明八段。居飛車党で序盤に明るく、序盤の定跡に関する著書を多数執筆している。 これまでの戦歴で特筆すべきは2016年(2015年度)のNHK杯優勝がある。元々は関東出身だが2019年に心機一転を図るべく、関西に移籍し奮闘している。ずばり核心を突く鋭い解説で会場を沸かせる。

(写真)左から 解説/村山慈明 八段 聞き手/伊藤沙恵 女流四段 読み上げ/北尾まどか 女流二段

■「JTプロ公式戦」トーナメント表 20240710_JT_sheet.png
※タイトル・段位は2024年7月12日現在のものです。

■ABEMAでの生中継スケジュール
開催日 大会 対戦カード ABEMA生中継
開始時間
7/13(土) 四国大会 一回戦第二局 豊島九段 vs 糸谷八段 15時25分~終局
7/20(土) 北陸・信越大会 一回戦第三局 丸山九段 vs 菅井八段
7/27(土) 静岡大会 一回戦第四局 羽生九段 vs 佐々木七段 15時35分~終局
8/3(土) 福岡大会 二回戦第一局 永瀬九段 vs 稲葉八段

※放送開始時間は変更になる可能性があります。
※ABEMAについて:ABEMAは無料動画配信サービスです。パソコン、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。視聴に関わるデータ通信料はユーザーのご負担となります。https://abema.tv/

■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。
ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。
JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。

■大会名義
主催 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛 JT、テーブルマーク

■大会情報
大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
「JT杯」公式X https://x.com/jt_shogi

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