5度目の決勝進出か、初の決勝進出か
更新:2023年11月02日 13:30
5度目の決勝進出か、初の決勝進出か
渡辺 明 九段 対 糸谷 哲郎 八段
― 明日11月3日(金・祝)ポートメッセなごや 第3展示館(愛知県名古屋市) ―
本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)準決勝第二局東海大会は、一回戦をシード、二回戦で佐藤天彦九段に勝利した渡辺明九段と、一回戦で広瀬章人八段、二回戦で豊島将之九段に勝利した糸谷哲郎八段の対決。渡辺九段が勝つと5度目の決勝進出、糸谷八段は初の決勝進出となる。会場は愛知県名古屋市のポートメッセなごや。公開対局として、事前抽選で当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」の参加者等の目の前で対局が繰り広げられる。またその模様は15時35分からABEMAでも生中継される。
準決勝第二局生中継「ABEMA」URL
https://abema.tv/channels/shogi/slots/CVTQc4wzkM1LzB
■対局の見どころ
両者の対戦成績は、26戦して渡辺九段の19勝7敗。戦型は、角換わりが10局、その他の戦型(角交換拒否、雁木等)が5局 相掛かりが4局、横歩取りが3局、糸谷八段の振飛車が3局(向飛車2局、中飛車1局)、矢倉が1局となっている。基本的には相居飛車の戦いが多く、過去の事例を見ても角換わり系が本命だが、腰掛け銀、早繰り銀、棒銀のどの組み合わせになるのかは全く予想がつかない。ただ、ノーマルな相腰掛け銀になることはないと思われる。また後手側を持った棋士が△44歩から雁木に変化することや、糸谷八段が後手の場合、陽動振飛車の可能性もある。「JT杯」では初めての対戦だが、持ち時間の短い早指し棋戦では過去4回対局して渡辺九段の3勝1敗。バランス重視の渡辺九段が先攻を目指そうとし、力戦型の糸谷八段は定石からいつ外れようかと虎視眈々とその時を狙う。今年2月の朝日杯将棋オープン戦の準決勝でも対戦があったこのカード、再び決勝進出を懸けた一戦は、序盤から厳しい攻防が続く目の離せない熱戦が期待される。
■注目の対局を盛り上げるのはこの3人
大盤解説は、地元愛知県日進市出身の松尾歩八段。竜王戦は1組所属で、松尾流と呼ばれる新手をいくつも考案し、「JT杯」にも出場経験のある実力者だ。所司和晴七段門下で同門の渡辺九段とは4歳違いだが、奨励会入会の時期はほぼ同じ。修業時代からよく知るであろうエピソードを交えて準決勝の一番を盛り上げる。
(写真)左から 解説/松尾歩 八段 聞き手/中村桃子 女流二段 読み上げ/脇田菜々子 女流初段
■「JTプロ公式戦」トーナメント表
■ABEMAでの生中継スケジュール
東海大会 準決勝第二局 |
関東大会 決勝 |
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開催日 | 11/3(金・祝) | 11/19(日) |
対戦 カード |
渡辺九段 VS 糸谷八段 |
藤井JT杯覇者 VS 準決勝第二局勝者 |
ABEMA 生中継 |
15時35分~終局まで | 16時00分~終局まで |
※放送開始時間は変更になる可能性があります。
※ABEMAについて:ABEMAは無料動画配信サービスです。パソコン、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。視聴に関わるデータ通信料はユーザーのご負担となります。https://abema.tv/
■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。
ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。
JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。
■大会名義
主催 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛 JT、テーブルマーク
■大会公式ホームページ
https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
■「JT杯」公式Twitter
https://twitter.com/jt_shogi