ファンの眼前に両雄が並び立つ

更新:2022年09月20日 16:10

ファンの眼前に両雄が並び立つ
藤井聡太竜王 対 羽生善治九段
― 9月23日(金・祝)札幌コンベンションセンター大ホール(北海道札幌市)―

「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下JT杯)は、2回戦第四局。藤井聡太竜王と一回戦で菅井竜也八段を破った羽生善治九段の戦い。「JT杯」では初対局となり、両者の公式戦公開対局は5年ぶり2回目。会場は札幌コンベンションセンター。事前抽選で当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」の参加者等の目の前で対局が繰り広げられる。対局の模様は15時10分からABEMAで生中継される。また前日には北海道現地開催を記念して、対戦両棋士も参加する北海道地産PRイベントも行われる。

2回戦第四局生中継「ABEMA」URL
https://abema.tv/channels/shogi/slots/ANCo7L4St7Gf6o

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■対局の見どころ
両者の対戦は、藤井竜王の5勝1敗。戦型は、古い順から後手雁木、相掛かり、角換わり腰掛け銀、三間飛車、横歩取り、矢倉と全て異なっている。羽生九段が採用した三間飛車以外は相居飛車の戦いだが、羽生九段が藤井竜王に対し、戦型をいろいろと試しているように感じられる。先手後手は当日の振り駒に委ねられるが、藤井竜王が先手なら角換わり腰掛け銀か相掛かりになる公算が高い。羽生九段が先手ならどういう戦型を選択するのか興味深い。また最近の藤井竜王は自分から積極的に動いていく将棋が多く、羽生九段はそれに対しどういう対策を見せるのか、序盤からまったく目が離せない戦いになる。この「JT杯」の舞台では初めての対戦。抜群の実績を誇る羽生九段が先輩の意地を見せ6回目の優勝へ近づくのか、はたまた藤井竜王が昨年の準優勝をバネにして初優勝へ突き進むのか。将棋ファンなら絶対に見逃せない一戦である。

■注目の対局を盛り上げるのはこの3人

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大盤解説は、地元札幌市出身の屋敷伸之九段。屋敷九段は、羽生九段の一学年下で羽生世代と長年対戦してきた経験がありその時のエピソードを、また藤井竜王とも対局しており、その手応えなどを語る。声量豊かな聞き取りやすい解説で会場を盛り上げてくれるだろう。

左から解説/屋敷伸之 九段 聞き手/山田久美 女流四段 読み上げ/久津知子 女流二段

■「JTプロ公式戦」トーナメント表

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※タイトル・段位は2022年9月20日現在のものです。シリーズ途中に他棋戦の結果により変更となる場合がございます。
※藤井竜王は竜王・王位・叡王・王将・棋聖、渡辺名人は名人・棋王のタイトル保持者です。

■ABEMAでの生中継スケジュール

2回戦第四局 準決勝第一局 準決勝第二局
対局棋士 藤井竜王VS羽生九段 永瀬王座VS斎藤八段 稲葉八段VS2回戦第四局勝者
放送日 9月23日(金・祝) 10月15日(土) 11月6日(日)
放送時間 15時10分~終局まで 15時35分~終局まで

※放送開始時間はイベント運営の都合により変更となる場合があります。
※ABEMAについて:ABEMAは無料動画配信サービスです。パソコン、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。視聴に関わるデータ通信料はユーザーのご負担となります。https://abema.tv/

■大会協賛趣旨(JTグループ)

「将棋日本シリーズ」は、今年で43回目の「JTプロ公式戦」と、21回目の「テーブルマークこども大会」が、同日同会場で開催される大会です。「ひとのときを、想う。JT」は、日本の伝統文化である将棋を通じて、一人ひとりに新しい体験をお届けし、将棋を愛するすべての人の心が豊かになるようにとの思いから、大会を応援しています。

■大会名義
主催 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛 JT、テーブルマーク

■大会公式ホームページ
https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html

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