藤井聡太、史上最年少で五冠獲得

更新:2022年02月12日 19:00

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 2月12日(土)に東京都立川市「SORANO HOTEL」で行われた、第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局で藤井聡太竜王(19)が渡辺明王将(37)に勝ち、4勝0敗で王将を奪取しました。 同時に19歳6ヵ月で五冠を達成し、羽生善治九段の保持していた五冠の最年少記録(22歳10ヵ月)を3年4ヵ月更新しました。

五冠達成者一覧(年少順)

棋士名獲得タイトル名五冠達成日五冠達成時の年齢五冠目のタイトルと最終局
1 藤井聡太
(現役)
棋聖 王位 叡王 竜王 王将 2022年2月12日 19歳6カ月 第71期王将
第4局
2 羽生善治
(現役)
棋王 王座 竜王 棋聖 王位 1993年8月18日 22歳10カ月 第34期王位
第4局
3 中原誠
(引退)
名人 王将 王位 十段 棋聖 1978年2月6日 30歳5カ月 第31期棋聖
第5局
4 大山康晴
(故人)
王将 名人 王位 十段 棋聖 1963年2月2日 39歳10カ月 第1期棋聖
第4局

2022年2月12日現在

関係者のコメント

佐藤康光

日本将棋連盟会長・佐藤康光九段
この度は初の王将位獲得、史上最年少の五冠達成、誠におめでとうございます。
紙一重の戦いが続く中での偉業は見事という他ありません。
ますますのご活躍を祈念いたします。

羽生善治

羽生善治九段
19歳での五冠達成は驚嘆すべき大記録です。一方で昨今の内容の充実ぶりを考えると不思議ではないとも思います。今回の王将戦のシリーズは激戦の対局が続きましたが、その中で藤井さんの紙一重の強さが光りました。

中原誠十六世名人

中原誠十六世名人
藤井さんの五冠獲得で将棋界の大きなうねりを強く感じます。

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