第50期新人王表彰式の模様
更新:2019年12月23日 14:12
第50期新人王を獲得した高野智史五段を囲む「第50期新人王表彰式」が12月17日(火)、東京都港区「明治記念館」で関係者ら約120名が出席して執り行われました。
左から(囲碁)孫喆(ソン マコト)新人王、(将棋)高野智史新人王
主催者挨拶:しんぶん赤旗・小木曽陽司編集局長
主催者挨拶:日本棋院・小林覚理事長
主催者挨拶:関西棋院・滝口政季総務担当常務理事
主催者挨拶:日本将棋連盟・佐藤康光会長
祝辞:萩原睦七段
祝辞:木村一基王位
謝辞:高野智史新人王
「新人王戦はプロになる前から参加できる棋戦で、私も三段の時に参加しましたが公式戦でさせる喜びを感じることができ、プロになるための奮起の材料になりました。
師匠に入門したのは中学2年生の時でした。月1回のペースで師匠に教えていただきました。しばらくは順調に昇級しましたが、自分には何としてでもプロになるという気持ちはありませんでした。師匠が本気でプロにしてくれようとしているのは感じました。しかし自分の意思が長い間あいまいなままで教わることがつらい時期もありました。プロになるという意思が固まったのは、大学1年の時でした。何より後悔していることはこの一連の気持ちの変化を師匠に伝えられずにいたことです。察しのいい師匠のことです。私が何かを悩んでいるような隠しているようなことは当時から気づいていたと思います。でも何も聞かずに将棋を指していただきました。その優しさが、自分にはまぶしすぎました。師匠が王位を取って、自分も一つ結果を残して、ようやく向き合うことができました。本当にここまで育ててくださって、ありがとうございます。
新人王を獲得した人と同じように自分も活躍できるように精進していきたいと思います。」
師匠の木村一基王位と記念撮影