里見香奈、史上初の女流六冠に!
更新:2019年09月10日 15:15
女流五冠里見香奈と女流五段甲斐智美の間で行われた第1期ヒューリック杯清麗戦五番勝負の第3局が9月7日(土)石川県金沢市「ホテル日航金沢」で行われ、里見が甲斐を120手で破り、3勝0敗で初代清麗の座につきました。これにより里見は史上初の女流六冠(清麗・女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花)に輝きました。残るタイトルは西山朋佳女王の保持する女王(マイナビ主催)となります。
- 初代清麗・里見香奈
- 「結果を出すことができてうれしく感じます。 清麗という言葉は、響きが美しくて、女性にふさわしいタイトルをつけていただいたなというのが 最初に感じた印象です。 一人暮らしをするようになって、より地元の温かさを感じ、それが励みになって日々頑張れています。 帰る場所があるというのはすごく心強いですし、これからもそのことを忘れずに一生懸命頑張っていけたらと思います。 今後も目の前の対局を一局一局を大切に指していきたいと思います。」
- 日本将棋連盟常務理事・清水市代
- 「里見香奈初代清麗が誕生し、史上初の女流六冠となられました。 清麗戦立ち上げ当初のことを思い出すと大変感慨深いものがございます。 西浦会長の将棋界に対する深いご理解と、そして女流棋界に対する深い愛情の現れが この大きなタイトル戦の誕生につながりました。 里見清麗はデビュー当時から変わらない将棋に対する貪欲さ、謙虚さ、努力をし続けています。 里見香奈清麗の功績をたたえるとともに、将棋界の宝として活躍を大事に見守っていきたいと思っております。
- ヒューリック会長・西浦三郎
- 「第1期の清麗戦が無事に終了したことをうれしく思っております。 今回里見清麗が誕生したわけですが、女流棋士として初めての六冠ということで、 それが清麗戦で達成されたということは大変うれしく思っております。 里見さんにはもうひとつ、7つ目を狙って頑張っていただけたらと思います。」