吉田正和・新四段誕生のお知らせ
更新:2008年10月01日 13:36
吉田正和三段が新四段に!
この度、第43回奨励会三段リーグ戦(2008年4月~9月)において、13勝5敗の成績で次点の吉田正和三段が、次点2回獲得(第42回三段リーグ戦で1回目獲得)の規定により、フリークラス(四段)への編入を決めました。
尚、四段昇段日は2008年10月1日付となります。
次点2回獲得での四段昇段の棋士は、伊奈祐介六段(1998年4月1日付四段)、伊藤真吾四段(2007年4月1日付)に続く3人目となります。
吉田 正和(よしだ まさかず)
- 生年月日
- 1986年1月23日生まれ(22歳)
- 出身
- 埼玉県ふじみ野市
- 棋士番号
- 273
- 師匠
- 神吉宏充六段
- 奨励会入会
- 2005年9月
(平成9年度より適用された初段入会試験初の受験者で初の合格者) - 三段リーグ入り
- 2007年10月(第42回奨励会三段リーグより)
- 得意戦法
- 角換わり
- 将棋を始めたきっかけ
- 父に教わる。
- 本人のコメント
- 前期(42回)が最後のリーグと言っていたので昇段できて良かったです。次点という順位なので満足も半分です。前期、今期ともにあと1勝上乗せしたかったですが、リーグ中盤以降に疲れが溜まってしまい、勝ち星を伸ばせませんでした。
佐藤慎一三段、西川和宏三段が新四段に!
9月7日に行われました第43回奨励会三段リーグ戦(2008年4月~9月)において、佐藤慎一三段と西川和宏三段が四段昇段を決めました。最終成績は、佐藤三段が15勝3敗、西川三段が14勝4敗。四段昇段日は2008年10月1日付となります。
西川三段は西川慶二七段(46歳)の長男。親子棋士は、寺田浅次郎六段と寺田梅吉七段、加藤竹次郎五段と加藤博二九段、神田辰之助九段と神田鎮雄七段、木村義雄十四世名人と木村義徳九段、板谷四郎九段と板谷進九段に続く6組目となります。
尚、次点は13勝5敗で吉田正和三段です。吉田三段は、第42回三段リーグに引き続く2度目の次点獲得でフリークラス棋士として四段に昇段する権利を得ました。吉田三段については、本人の意思により権利を放棄することも可能ですが、現時点では未定です。
佐藤 慎一(さとう しんいち)
- 生年月日
- 1982年8月16日生まれ(26歳)
- 出身
- 東京都練馬区
- 棋士番号
- 271
- 師匠
- 剱持松二八段
- 奨励会入会
- 1994年9月
- 三段リーグ入り
- 2001年4月(第29回奨励会三段リーグより)
- 得意戦法
- 矢倉戦法
- 将棋を始めたきっかけ
- 6歳の頃、父に教わる。
- 本人のコメント
- ホッとしました。今期は年齢制限26歳の最後のリーグでしたが、勝ち越しても退会するつもりでしたので良かったです。四段昇段が年齢的に遅い上に、これからは更に厳しい世界が待っていますので、今以上に努力していきたいと思います。
西川 和宏(にしかわ かずひろ)
- 生年月日
- 1986年4月2日生まれ(22歳)
- 出身
- 兵庫県神戸市
- 棋士番号
- 272
- 師匠
- 西川慶二七段
- 奨励会入会
- 2001年9月
- 三段リーグ入り
- 2006年10月(第40回奨励会三段リーグより)
- 得意戦法
- 三間飛車
- 将棋を始めたきっかけ
- 小学1年生の頃、原田九段の「将棋入門」 を読んで。
- 本人のコメント
- 今日の最終日は、2局中1局を勝てば昇段が決まるところですが、1局目に負けて苦しかったので、ホッとしました。(西川慶二七段と親子棋士ということですが)自分では意識しませんでした。これからタイトル戦への挑戦を目指して頑張って行きたいと思います。
- 西川慶二七段のコメント
- 奨励会への入会は本人の意思で、私としては機会を与えたにすぎません。本人が努力して一人前になってくれたことを認めてあげたいと思います。これから対局することがあるかもしれません。負けたくは無いですが、少なくとも自分を超えてほしいと思います。