叡王戦七番勝負は永瀬拓矢七段が1勝目。棋聖戦決勝トーナメントベスト4進出を決めたのは?【4月1日~4月7日の注目対局結果】
更新:2019年04月08日 10:00
4月1日(月)~4月7日(日)に行われた注目対局の結果をご紹介します。
叡王戦七番勝負の第1局では永瀬拓矢七段が高見泰地叡王を破り1勝目をあげました。
ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメントでは、羽生善治九段VS菅井竜也七段、久保利明九段VS八代弥六段の対局が行われ、それぞれ菅井七段、久保九段が勝利し、ベスト4進出を決めました。
※段位・成績は対局当時のもの
第32期竜王戦
【2組ランキング戦 準決勝】佐藤天彦名人が西川和宏六段に勝利、決勝トーナメント進出を決める
○佐藤天彦名人-●西川和宏六段
第32期竜王戦2組ランキング戦の準決勝、佐藤天彦名人VS西川和宏六段の対局が4月2日に行われ、佐藤名人が153手で西川六段を破り、決勝トーナメント進出を決めました。
佐藤名人は第20期より参加、決勝トーナメント進出2回、本棋戦の通算成績は38勝20敗(0.655)です。
次戦は2組の決勝戦で、森内俊之九段VS橋本崇載八段 戦の勝者と対局します。
第4期叡王戦
【七番勝負第1局】永瀬拓矢七段が高見泰地叡王を破り1勝目
●高見泰地叡王-○永瀬拓矢七段
高見泰地叡王に永瀬拓矢七段が挑戦する第4期叡王戦七番勝負の第1局が、4月6日(土)に台湾省台北市「圓山大飯店」で行われ、永瀬七段が高見叡王を135手で破り1勝目をあげました。
永瀬七段はこの叡王戦を制すると、初タイトルの叡王獲得となります。
第2局は4月13日(土)に北海道斜里郡「北こぶし知床ホテル&リゾート」で行われます。
叡王戦七番勝負の模様は、ニコニコ生放送と叡王戦中継サイト、日本将棋連盟ライブ中継で中継をいたします。
写真左:高見泰地叡王/写真右:永瀬拓矢七段 叡王戦中継ブログより
第60期王位戦
【挑戦者決定リーグ】中村太地七段が谷川浩司九段を破り2勝0敗に
●谷川浩司九段-○中村太地七段
第60期王位戦挑戦者決定リーグの2回戦、谷川浩司九段VS中村太地七段の対局が4月5日に行われ、中村七段が88手で谷川九段を破り、2勝0敗としました。
中村七段は第48期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は16勝12敗(0.571)、今期が初の挑戦者決定リーグ入りです。
次戦は、中村七段は羽生善治九段と、谷川九段は永瀬拓矢七段と対局します。
【挑戦者決定リーグ】稲葉陽八段が阿久津主税八段を破り1勝1敗に
●阿久津主税八段-○稲葉陽八段
第60期王位戦挑戦者決定リーグの2回戦、阿久津主税八段VS稲葉陽八段の対局が4月5日に行われ、稲葉八段が85手で阿久津八段を破り、1勝1敗としました。
稲葉八段は第50期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は17勝11敗(0.607)、今期が初の挑戦者決定リーグ入りです。
次戦は、稲葉八段は木村一基九段と、阿久津八段は長谷部浩平四段と対局します。
リーグの詳細はこちらからご覧ください。
第60期王位戦挑戦者決定リーグ 対戦表
第45期棋王戦
【予選】永瀬拓矢七段が渡辺大夢五段を破り勝ち進む
○永瀬拓矢七段-●渡辺大夢五段
第45期棋王戦予選、永瀬拓矢七段VS渡辺大夢五段の対局が4月2日に行われ、65手目で千日手が成立。同日指し直し局が行われ、永瀬七段が103手で渡辺五段を破り、勝ち進みました。
永瀬七段は第36期より本棋戦に参加しており、五番勝負登場1回、挑戦者決定トーナメント出場5回、本棋戦の通算成績は35勝13敗(0.729)です。
次戦は、本田奎四段と対局します。
【予選】澤田真吾六段が里見香奈女流四冠を破り勝ち進む
○澤田真吾六段-●里見香奈女流四冠
第45期棋王戦予選、澤田真吾六段VS里見香奈女流四冠の対局が4月2日に行われ、澤田六段が128手で里見女流四冠を破り、勝ち進みました。
澤田六段は第36期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は17勝9敗(0.654)です。
次戦は、中田功八段と対局します。
第90期ヒューリック杯棋聖戦
【決勝トーナメント】菅井竜也七段が羽生善治九段に勝利、ベスト4進出
●羽生善治九段-○菅井竜也七段
第90期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメントで、羽生善治九段VS菅井竜也七段の対局が4月4日に行われ、菅井七段が99手で羽生九段に勝ちベスト4進出を決めました。
菅井七段は第82期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は22勝8敗(0.733)、決勝トーナメント進出は3回目です。
次戦は、渡辺明二冠VS稲葉陽八段 戦の勝者と対局します。
【決勝トーナメント】久保利明九段が八代弥六段に勝利、ベスト4進出
○久保利明九段-●八代弥六段
第90期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメントで、久保利明九段VS八代弥六段の対局が4月5日に行われ、久保九段が170手で八代六段に勝ちベスト4に進出しました。
久保九段は第63期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は66勝33敗(0.667)、決勝トーナメント進出12回目です。
次戦は、郷田真隆九段VS中村太地七段 戦の勝者と対局します。