第3期叡王戦決勝七番勝負 第3局までのまとめ
更新:2018年05月26日 09:50
金井恒太六段VS高見泰地六段、第3期叡王戦決勝七番勝負が行われています。
本戦トーナメントで、金井六段は佐藤天彦名人、佐藤康光九段、行方尚史八段を、高見六段は豊島将之八段、渡辺明棋王、丸山忠久九段を破り、勝ち進んできました。
並みいるトップ棋士を破り勝ち進んできた両者は、ともにタイトル戦初登場。どちらが勝っても初タイトル獲得となるのは、1950年の第1期九段戦 大山康晴十五世名人VS板谷四郎九段 戦以来、68年ぶりです。
どちらが勝っても68年ぶりの偉業。金井恒太六段VS高見泰地六段、叡王戦七番勝負の展望は?
【本戦トーナメント】
また、決勝七番勝負では2局ごとに持ち時間が変わるのが特徴です。第1局で先手となった対局者が、第1局・第2局の持ち時間を1時間、3時間、5時間から選び、後手の対局者が残りの2択から第3局・第4局の持ち時間を選びます。
なお、第1局・第2局は先手を得た金井六段が5時間を、第3局・第4局は後手の高見六段が3時間を選んだため、第5局・第6局は1時間となりました(第7局は6時間で固定)。
悲願のタイトルを獲得するのはどちらでしょうか。
第3期叡王戦決勝七番勝負 第1局
第1局は4月14日、日本三大名城のひとつである愛知県「名古屋城」で行われ、高見六段が金井六段を76手で破り1勝目をあげました。
第3期叡王戦決勝七番勝負 第2局
第2局は4月28日、2017年に「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界遺産に登録された福岡県「宗像大社」で行われ、高見六段が金井六段を135手で破り2勝目をあげました。
第3期叡王戦決勝七番勝負 第3局
第3局は5月12日、日本三景の宮城県松島にある国宝「瑞巌寺」で行われ、112手で千日手が成立。同日指し直し局が行われ、高見六段が金井六段を81手で破り3連勝、初タイトル獲得まであと1勝となりました。
高見泰地六段が3連勝で初タイトルに王手 叡王戦決勝七番勝負第3局
第3期叡王戦決勝七番勝負 第4局
第4局は5月26日、2014年に世界遺産に登録された「富岡製糸場」で行われます。高見六段が無敗で初のタイトル獲得となるのか、ここから金井六段が巻き返すのか、大注目の一戦です。
叡王戦決勝七番勝負の模様は、ニコニコ生放送と叡王戦中継ブログと日本将棋連盟モバイルで中継をいたします。ぜひご覧下さい。