第38回全国高等学校将棋竜王戦 開催報告
更新:2025年08月28日 16:00
第38回全国高等学校将棋竜王戦全国大会が8月20日(水)・21日(木)に電気ビル共創館(福岡市)で開催されました。
各都道府県予選を勝ち抜いた47名の代表選手および前年度優勝選手1名、女子招待選手4名を加えた計52名の選手が参加しました。
日本将棋連盟会長 清水市代による挨拶
九州電力株式会社 特別顧問 貫 正義 様によるご挨拶
大会1日目の8月20日(水)は代表選手を4名1組のリーグに分け2勝通過2敗敗退の予選を行いました。
対局の模様
大会2日目・対局を観戦する藤井聡太 竜王
2日目の8月21日(木)は予選通過者26名によるトーナメント戦で優勝を争いました。
予選で敗れてしまった選手は藤井聡太竜王杯争奪戦に出場し、上位2名にはそれぞれ努力賞と敢闘賞が授与されました。
決勝トーナメントまたは竜王杯争奪戦で敗退した選手には、中田功八段、都成竜馬七段による指導対局が行われました。
中田八段による指導対局
都成七段による指導対局
写真左:藤井聡太竜王杯争奪戦決勝戦その①
谷修輔さん(神奈川)VS藤原和也さん(島根)の対局は藤原さんが勝利し努力賞を受賞しました。
写真右:藤井聡太竜王杯争奪戦決勝戦その②
藤田碧之助さん(福島)VS鶴田海さん(東京)の対局は藤田さんが勝利し敢闘賞を受賞しました。
<決勝戦>
藤井竜王(中央左)と清水会長(中央右)の立会のもと、別室にて行われた決勝戦
沖縄県代表・邊土名朝陽さん(左)VS福岡県代表・永德大吉さん(右)の対局は永德さんが勝利し、初優勝を飾りました。
決勝の大盤解説で登壇した藤井竜王と都成七段
森下卓九段と中田八段も登壇した
終局後、対局者を交え感想戦が行われました。
<閉会式>
審判長・藤井聡太竜王による講評
清水市代会長による閉会の挨拶
入賞者集合写真(下段左から第三位・今村暁さん、優勝・永德大吉さん、準優勝・邊土名朝陽さん、第三位・平松謙一さん、上段左から、株式会社 QTnet相談役岩﨑和人様、藤井聡太竜王、清水市代会長、読売新聞西部本社代表取締役社長増田雅己様)
竜王杯争奪戦受賞者(左から敢闘賞・藤田碧之助さん、藤井聡太竜王、努力賞・藤原和也さん)
高校竜王戦では、女子高生への将棋普及と棋力向上を目的とし、免状を所持していない女子選手に対し初段免状を授与している。今回該当したのは女子招待選手・岡本珠里さん(金沢大学人間社会学域学校教育学類附属高等学校3年)、岡本杏珠さん(同校1年)、中谷萌音さん(同校3年)。
清水会長、藤井竜王との記念撮影
<大会結果>
本戦入賞者
優 勝 永德 大吉 さん(福岡県代表 飛鳥未来きずな高等学校3年)
準優勝 邊土名朝陽 さん(沖縄県代表 沖縄県立那覇国際高等学校3年)
第三位 今村 暁 さん(山梨県代表 駿台甲府高等学校3年)
第三位 平松 謙一 さん(三重県代表 三重県立四日市南高等学校1年)
藤井聡太竜王杯争奪戦受賞者
努力賞 藤原 和也 さん(島根県代表 島根県立松江南高等学校1年)
敢闘賞 藤田碧之助 さん(福島県代表 屋久島おおぞら高等学校3年)
- 主 催
- 公益社団法人日本将棋連盟 読売新聞社
- 後 援
- 文部科学省 福岡県 福岡県教育委員会 福岡市 福岡市教育委員会
公益社団法人全国高等学校文化連盟 FBS福岡放送 - 協 賛
- 九州電力株式会社 株式会社 QTnet
- 協 力
- 株式会社 電気ビル