どんな子が将棋、強くなりますか?・・・この問いを米長邦雄先生にした事が有ります。
1)考えるより手が先に出るくらい指しての早い子。
2)桂馬の使い方が上手い子。
3)負けて悔しがる子
2)を詳しく書くと二枚落ちで右桂は相手が強いとなかなか飛べない。
3七に飛べる子、4五まで飛べる子、5三まで行ける子。
だいたいそんなような内容だったと思います。
谷川さんが5歳上の兄・俊昭さんと子供の頃指していた駒を撮った事が有ります。全部の駒に悔しさの歯型がついていました。
プロ棋士としてデビューした頃すでに東京の棋士達は次の名人になる人と酒席で名前が上がっていました。
撮影を依頼され、僕が神戸まで撮りに行った頃には谷川さんはすでに六段になっていました。父君は住職、兄は東大生、将棋は名人になる才能。新幹線の中で僕はイートン、ハロー校の生徒を撮りに行く気分だつたです。