将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(以下「JT杯」)一回戦第二局(四国大会)が、7月11日(土)に香川県高松市「サンメッセ香川」で行われます。対局は、ともにJT杯初出場となる近藤誠也八段服部慎一郎七段の顔合わせ。事前申込抽選で当選した観戦者や、同日同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局として熱戦が繰り広げられます。

対局の模様は、15時25分からABEMAで生中継されます。

近藤誠也八段 対 服部慎一郎七段

対局の見どころ

両者の対戦成績は近藤八段の2勝0敗。過去2局はいずれも近藤八段が先手で矢倉を採用しています。棋風は異なるものの、矢倉と相掛かりを得意とする点は共通しており、先手番を握った棋士が得意戦法で主導権を取りにいく展開が予想されます。

近藤八段はファンの手本となるような正統派。「早指しは得意ではない」と語ったこともありますが、昨年は朝日杯将棋オープン戦で優勝を果たし、その実力を示しました。一方の服部七段は、今回出場する12名の中でいちばんの早指し派。持ち時間1時間の棋戦では時間を残して終局することも少なくなく、AI研究よりも実戦を重視するタイプで、近年のトレンドから一定の距離を取っているのが特徴です。

服部七段が得意の早指しでかき乱し、それを近藤八段がどう切り返すか——ここが攻防のポイントになりそうです。JT杯における初出場者同士の対戦は、2003年準決勝の久保利明八段-鈴木大介八段(段位はいずれも当時)戦以来、23年ぶり。どちらが記念すべき初勝利を挙げるか注目されます。

解説陣

大盤解説は村山慈明八段。早指し棋戦ではNHK杯優勝の実績を持ち、2023年からは棋士会副会長も務めています。序盤戦術の著書も多く、若手時代に「序盤は村山に聞け」と呼ばれた理論派で、観る将ファンにもわかりやすく急所に切り込む解説が期待されます。聞き手は村田智穂女流三段、読み上げは佐々木海法女流初段が務めます。

解説陣(村山慈明八段・村田智穂女流三段・佐々木海法女流初段)
(写真)左から 解説/村山慈明八段 聞き手/村田智穂女流三段 読み上げ/佐々木海法女流初段

一回戦第二局の情報

日程7月11日(土)
会場サンメッセ香川(香川県高松市)
対局カード近藤誠也八段 vs 服部慎一郎七段
生中継ABEMA(15時25分〜予定)
解説村山慈明八段
聞き手村田智穂女流三段
読み上げ佐々木海法女流初段

ABEMA生中継スケジュール

開催日大会対局カード生中継開始(予定)
7/11(土)四国大会 一回戦第二局近藤八段 vs 服部七段15時25分
7/25(土)静岡大会 一回戦第三局羽生九段 vs 石田六段15時25分
8/1(土)福岡大会 一回戦第四局八代八段 vs 増田八段15時45分
8/8(土)北海道大会 二回戦第一局伊藤叡王・王座 vs 斎藤八段15時55分

※放送開始時間は変更になる可能性があります。

将棋日本シリーズ JTプロ公式戦 トーナメント表
「JTプロ公式戦」トーナメント表 ※タイトル・段位は2026年7月10日現在のものです。

大会の詳細は将棋日本シリーズ公式サイト、及び「JT杯」公式Xをご覧ください。