「JTプロ公式戦」北海道で竜王経験者同士の激突
更新:2025年07月25日 13:05
北海道で竜王経験者同士の激突
広瀬 章人 九段 対 豊島 将之 九段
― 7月26日(土)札幌コンベンションセンター(北海道札幌市) ―
本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)一回戦第三局(北海道大会)は、3年連続10回目の出場、昨年準優勝の広瀬章人九段と11年連続11回目の出場、優勝が3回の豊島将之九段の対局。会場は北海道札幌市の札幌コンベンションセンター。事前申込にて当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局として熱戦が繰り広げられる。また、その模様は15時55分からABEMAでも生中継される。
一回戦第三局生中継「ABEMA」URL
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9QHbna7o4cx52F
■対局の見どころ
両者の対戦成績は広瀬九段の15勝14敗。「JT杯」では過去2回対戦しており、豊島九段が2勝している。戦型を見ると、角換わりが14局、矢倉4局、雁木3局、相掛かり3局、横歩取り2局、四間飛車穴熊2局、力戦相居飛車1局となっている。近年の傾向からすると、広瀬九段が先手のときは相掛かりが有力で、豊島九段が先手の場合は、角換わり、矢倉、相掛かり、雁木のどれもありそうだ。直近5戦は広瀬九段が5連勝しており、豊島九段としては借りを返したいところだ。これら5戦を振り返ると、序盤で豊島九段が趣向を凝らしていた。今回の対戦でも、豊島九段が工夫した戦型を選ぶのかどうかが注目される。広瀬九段は、昨年の「JT杯」では準決勝で藤井聡太竜王・名人を破ったものの、決勝戦で渡辺明九段(当時)に敗れて2度目の準優勝。悲願の「JT杯」初優勝に向けて、地元北海道での対局から再始動となる。豊島九段は昨年度に意外な不振に陥り、年度成績で初めて負け越してしまった。それでも、昨年12月から今年7月上旬までで8勝6敗と持ち直しており、優勝経験のある「JT杯」で反撃ののろしをあげたい。
■注目の対局を盛り上げる解説陣
(写真)左から 解説/野月浩貴 八段 聞き手/本田小百合 女流四段 読み上げ/久津知子 女流三段
■「JTプロ公式戦」トーナメント表

※タイトル・段位は2025年7月25日現在のものです。
■ABEMAでの生中継スケジュール開催日 | 大会 | 対戦カード | ABEMA生中継 開始時間 |
|
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7/26(土) | 北海道大会 | 一回戦第三局 | 広瀬九段 vs 豊島九段 | 15時55分 |
8/2(土) | 福岡大会 | 一回戦第四局 | 佐藤九段 vs 菅井八段 | 15時45分 |
8/9(土) | 静岡大会 | 二回戦第一局 | 藤井竜王・名人 vs 佐々木八段 | 15時25分 |
8/16(土) | 信越・北陸大会 | 二回戦第二局 | 渡辺JT杯覇者 vs 山崎九段 |
※放送開始時間は変更になる可能性があります。
※ABEMAについて:ABEMAは無料動画配信サービスです。パソコン、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。視聴に関わるデータ通信料はユーザーのご負担となります。https://abema.tv/
■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。
ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。
JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。
■大会名義
主催 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛 JT、テーブルマーク
■大会情報
大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
「JT杯」公式X https://x.com/jt_shogi