藤井聡太七段、史上最年少でタイトル挑戦へ!
更新:2020年06月04日 20:20
本日、6月4日(木)に東京都渋谷区「将棋会館」で行われた、第91期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦で藤井聡太七段(17)が永瀬拓矢二冠に勝ち、挑戦権を獲得しました。これにより藤井聡太七段は17歳10ヶ月20日で最年少でのタイトル挑戦の記録を31年ぶりに更新します。
2020年6月8日(月)に開幕する五番勝負で藤井は渡辺明棋聖に挑戦します。
棋士名 | 生年月日 | 該当棋戦 | 挑戦日 | 初タイトル挑戦時 年齢 |
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1 | 藤井聡太 | 2002年7月19日 | 第91期 ヒューリック杯 棋聖戦 |
2020年6月8日 | 17歳10ヶ月20日 |
2 | 屋敷伸之 | 1972年1月18日 | 第55期棋聖戦 | 1989年12月12日 | 17歳10ヶ月24日 |
3 | 羽生善治 | 1970年9月27日 | 第2期竜王戦 | 1989年10月19日 | 19歳0ヶ月22日 |
4 | 渡辺明 | 1984年4月23日 | 第51期王座戦 | 2003年9月2日 | 19歳4ヶ月10日 |
5 | 加藤一二三 | 1940年1月1日 | 第19期名人戦 | 1960年4月14日 | 20歳3ヶ月13日 |
6 | 中原誠 | 1947年9月2日 | 第11期棋聖戦 | 1967年12月19日 | 20歳3ヶ月17日 |
7 | 豊島将之 | 1990年4月30日 | 第60期王将戦 | 2011年1月8日 | 20歳8ヶ月9日 |
8 | 佐藤康光 | 1969年10月1日 | 第31期王位戦 | 1990年7月12日 | 20歳9ヶ月11日 |
9 | 谷川浩司 | 1962年4月6日 | 第41期名人戦 | 1983年4月13日 | 21歳0ヶ月7日 |
10 | 郷田真隆 | 1971年3月17日 | 第60期棋聖戦 | 1992年6月16日 | 21歳2ヶ月30日 |
11 | 三浦弘行 | 1974年2月13日 | 第66期棋聖戦 | 1995年6月19日 | 21歳4ヶ月6日 |
※藤井聡太七段がタイトル挑戦決定した時の記録です
※挑戦日は該当棋戦の第1局1日目を計算
関係者のコメント
- 日本将棋連盟会長 佐藤康光九段
- 史上最年少の挑戦ということで大変な快挙だと思います。渡辺明棋聖との五番勝負、大変な話題を集めることとなりますが、藤井聡太七段の番勝負の中での日々成長、進化の過程に注目していきたいと思います。
- 渡辺明棋聖
- 藤井聡太七段の初めてのタイトル戦という、間違いなく将棋史に残る戦いに出場することに大きなやりがいを感じています。注目される五番勝負になるので、期待に応えるような将棋が指せればと思っています。
- 屋敷伸之九段
- 藤井聡太七段、タイトル挑戦おめでとうございます。
タイトル戦でどのような将棋を指すか、楽しみにしています。
- 杉本昌隆八段
- 社会や日々の生活が大きく変化していく中、集中力を持続させて見事に新記録を達成してくれました。 将棋が指せる幸せや感謝の気持ちを忘れず、五番勝負も全力で戦って下さい。
師匠として楽しみにしています。