第4期リコー杯女流王座就位式の模様

2015年2月13日(金)、東京都千代田区｢パレスホテル東京｣にて、３連勝で獲得を果した加藤桃子女流王座を囲んでの『第4期リコー杯女流王座就位式』が執り行われました。将棋ファンの方が多数参加され、約450名が出席した式は、主催者である株式会社リコー近藤史朗代表取締役会長執行役員、日本将棋連盟谷川浩司会長からの挨拶があり、就位状、優勝杯、賞金目録の授与、記念品の贈呈へとすすみました。

写真：近藤代表取締役社長執行役員
「加藤さん、おめでとうございます。今期は19才の奨励会員同士の対局となりました。棋士のように将棋の先を読むことは私たちにはできませんが、先を読む力はイノベーションを進める企業に必要なことであります。将棋界が多くの企業から評価されているのはその部分だと思います。」

写真：谷川会長
「奨励会で棋士を目指しながら、女流棋戦でも活躍することを期待しています。今期のリコー杯では第1局の郡山、2局の静岡、3局の大阪とそれぞれの地元方々にも大変お世話いただきました。本棋戦の開催にご尽力くださった皆様に感謝申し上げます。」

写真：就位状授与

写真：優勝杯授与

写真：記念品贈呈
リコー製の360度撮影可能な全天球カメラ「RICOH ＴＨＥＴＡ」と、一眼（いちがん）レフカメラ「 ＰＥＮＴＡＸ Ｋ－Ｓ１」
加藤桃子女流王座をイメージし２台とも桃色の製品が贈られました。

その後、加藤女流王座を囲んでの祝賀パーティーが特別協力を賜っております日本経済新聞社平田保雄取締役会長の乾杯の発声で始まりました。祝賀パーティーの中ではプロモーションビデオ上映、出身地である牧之原市の西原茂樹市長より祝辞、囲碁棋士の謝依旻（しぇい・いみん）女流名人・女流棋聖より花束贈呈があり、加藤女流王座より謝辞、佐藤康光九段との五番勝負の解説、日本将棋連盟矢内理絵子女流棋士会会長より閉会の挨拶へとすすみました。

写真：日本経済新聞社平田取締役会長

写真：女流王座戦プロモーションビデオ上映

写真：西原牧之原市長
「桃子さんには今年１月に「まきのはら大使」になっていただきました。桃子さんから牧之原の若い人たちや牧之原のビジネスに元気やパワーを与えてもらっています。私たちはこれからも桃子さんを力いっぱい応援していきます」

写真：牧之原市の特産「ガーベラ」の贈呈

写真：囲碁棋士の謝依旻（しぇい・いみん）女流二冠
「将棋連盟の囲碁部にうかがった時、女流王座戦の対局直前だったのに大変落ち着いていたので驚きました。今年まだ20歳、これからもたくさんのタイトルを目指して頑張ってください」

写真：加藤桃子女流王座の謝辞
「第3期にはこの場に立つことができず悔しい思いをしました。今、この場で皆さまに感謝の気持ちを伝えられることがとてもうれしいです。今期の女流王座戦は同じ奨励会員の西山さんとの番勝負がとても楽しみでした。西山さんの将棋はとても魅力的で大きな衝撃をうけました。奨励会とタイトル戦でたくさんのことを学ばせてもらい、お互いを知るよいきっかけになりました。これからも切磋琢磨していきたいと思います。来年はもっと強くなって戻ってこられるよう、今日を機に今までの何倍も将棋と真剣に向き合っていきたいです」

　
写真：五番勝負解説の模様

写真：矢内女流棋士会会長