「新人王戦」の仕組みや特徴について

更新:2019年10月28日 19:00

新人王戦は、若手棋士と女流棋士、アマチュア、奨励会員の計40名が参加する一般棋戦です。トーナメントを勝ち上がった2名が決勝三番勝負を行います。主催はしんぶん赤旗です。

優勝者とタイトル保持者が記念対局(非公式戦)を行うことも、新人王戦の特徴のひとつです。

新人王戦の仕組み

*第50期新人王戦トーナメント表はこちら

新人王戦参加資格

以下の棋士が新人王戦に参加できます。女流・アマチュア・奨励会員にも参加資格があります。

  1. 26歳以下(10月1日時点)
  2. タイトル戦未経験で六段以下
  3. 26歳以下の成績選抜の女流棋士4名
  4. アマチュア:赤旗名人戦優勝者(赤旗名人)
  5. 奨励会員:前期三段リーグ成績上位者※

※定員40名から1~4の合計人数を引いた人数

シードについて

参加資格があり前期ベスト4以上の場合、2回戦からの参加となります。また、棋士は基本的に2回戦からの登場ですが、参加者数によっては女流棋士や奨励会員も2回戦からの参加となります。

トーナメント戦・決勝三番勝負

参加者全員でトーナメント戦を行います。トーナメントの勝ち上がり者同士が優勝を懸け、決勝三番勝負を戦います。

トーナメント戦決勝三番勝負
開催時期 11月~翌年9月 9~10月
持ち時間 3時間 3時間
対局開始時間 10:00 10:00
昼食休憩 12:00~12:40 12:00~12:40
夕食休憩 なし なし

歴代優勝者

これまでに丸山忠久九段、藤井猛九段、増田康宏六段の3人が連覇を果たしています。また、第44期には都成竜馬五段が奨励会員として初めて優勝しています。

直近10年の優勝者
棋士名
第50期 2019年 高野智史
第49期 2018年 藤井聡太
第48期 2017年 増田康宏
第47期 2016年 増田康宏
第46期 2015年 菅井竜也
第45期 2014年 阿部光瑠
第44期 2013年 都成竜馬 ※奨励会(当時)
第43期 2012年 永瀬拓矢
第42期 2011年 佐藤天彦
第41期 2010年 阿部健治郎
第40期 2009年 広瀬章人
第39期 2008年 佐藤天彦
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